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罪深きもの

「あなたは生前のカルマが大きい」
「ど…どんな仕打ちを受けるのでしょうか?」
 
「まず、氷漬けにされ、その身体を切り裂かれます」
「ひぃ!」
 
「そして籠に入れられ、さらされ、
 そのあとグラグラと煮立つ釜に入れられます」
「そ…そんな…」
 
「その後、一本一本骨を抜かれ、
 何度も火あぶりにされます」
「もう、それ以上は…」
 
「いえ、そうは行きません。
 そこから身体の表面を剥かれ、
 カビを埋め込まれ…」
「ひっ…!!」
 
「そこから焼き付ける日差しの中で
 何日も何日もさらされるのです」
「私が…そこまで深い業を重ねていたとは…」
 
「そして最後に、薄皮一枚になるまでその身を削られ、
 食われるのです…」
「わ…私は…」
 
「そう…鰹節になるのです」
 
って妄想するくらい、
鰹節になるカツオって罪深いの?って思っちゃう。

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