「こんな事が実現するなんて、信じられない！」
「マジで！？すごすぎる！」
みたいな成果を出す人って、たまにいるよね？
本当に短い期間で、
それ以前には夢にも思わなかったようなことが
どんどんと現実のものになってゆく。
そんな体験だったら、できれば自分がしたいし、
大きな成果を出してみたい！
という気持ちを持つのは自然な事だと思う。
そして、私が今まで見てきている中で、
短期間ですごい成果を出す人には、ほぼ
「うねり力」
があると思うんだよね。
うねり力。
それは、自分のやりたいことから
台風のように、渦潮のように、なだれのように
エネルギーを拡大させていってしまう力。
自分で勢いを創りだせる力と言ってもいいし、
エネルギーをひとつの事に集中させることのできる
パワーと表現してもいいだろう。
この「うねり力」があると、本人ですら
「ちょっと、この夢は大きすぎるかな？」
なんてことが、予想以上に拡大してゆくこともある。
じゃあ、
この「うねり力」は、どうやったら
手に入れる事ができるんだろう？
もちろん、さまざまな要因、
さまざまなアプローチがあると思うんだけれど、
「手と手をつながせる力」
が、大きなカギになってくると思う。
もう少し詳しく説明すると。
たとえば、自分が実現したい事があった時に、
以前からの友達とか仲間とかビジネスパートナーに
「お願い～、これを手伝って～」
という事は、けっこう出来ると思う。
友情とか、取引上の付き合いとか、
いろんな事で手を貸してくれることはあるだろう。
しかし、ここまででは、まだ「うねり力」には
なりにくい。
これは
「手をつなぐ能力」
であって、
「手と手をつながせる力」
までには、至っていない。
甘え上手だったり、かけひき上手だったりすれば
自分が直接知っている人に協力してもらえることは
けっこう可能なものだ。
もちろん、「甘え力」「かけひき力」だけでも
相当なパワーだとは思うんだけれど、
そこまでだと
「なんじゃ！？このビッグウェーブわぁぁぁ！？」
みたいなことには、ならない事が
多いかもしれないね。
そうではなくて。
自分が元から知っている友達や
ビジネスパートナーだけでなくて、
その友達やビジネスパートナーが、
「おお！
それならば、私の知っている
あの人にも協力してもらおう！」
「私の友達にも
力になってくれる人がいるかも！？」
と、別の人を紹介してくれたり、
応援要請をしてくれるような状態。
そしてそして、さらに。
応援要請された人が、
「へぇ～、今回の中心にいる人は
直接知らないけれど、応援するわ。
あ！もしかしたら、
私の知っている、あの人も興味を持ってくれるかも！？」
と、さらに「手をつなぐ」相手を探し始める。
発起人から仲間へ。
仲間から別の仲間へ。
そして別の仲間から、さらに別の仲間へ。
「手をつなぐ」だけじゃなくて、
まったく予想していないところで
「手と手がつながれて」ゆく。
そんな風になると、完全にその現実は
大きな「うねり」となり、
不可能なことが可能になってゆく。
ほら、
自然現象の台風も、渦潮も、なだれも、
はじめは小さなきっかけだったものが
同じ風、同じ潮、おなじ雪が
「手と手をつないで」
ゆくうちに、信じられないほどの、
巨大な「うねり」になっていくじゃない？
それと、まったく同じだな。
と思うんだけれど、いかがでしょ？
「なるほど。イグさんの言うことは
よくわかりました。
で、どうやったら、その“うねり力”は
身につけられるんですかね？」
と思ったかもしれない。
そんな巨大なパワーを体得できたら、
ものすごいものね。
私だって、めっちゃ欲しいわ（笑）
ただ、この「うねり力」、
１００％狙って発揮できる力かと言うと
どうやら、そうでもないらしい。
大型台風にならずに、
小さなつむじ風で終わることもあるだろう。
でも、
今までいろんな人を見ている中で実感しているのは、
「大きなうねり力を発揮できる人は、
まず間違いなく、他の人の“うねり”に
協力をしている」
ということかな？
自分の損得勘定を超えたところで、
誰かの応援をする。協力をする。
それが、自分の知っている人であっても、
直接は知らない人であったとしても、
「うねり」に賛同をするのであれば、喜んで力を貸す。
そんな人柄の人が、いざ「自分の順番」になった時に
大きな「うねり」を創りだせる。
それは、「うねり」というものが何なのかを、
言葉ではなく、体感しているからこそ
なのかもしれないね。
うねり力。
もちろん、コツコツとした努力をしなければ
うねりどころか、当たり前の成果ですら手に入らない。
でも、ここぞ！という時には、
自分が知らない人たちが手と手をつないで協力してくれるような
そんな人でありたいよね。
私も、コツコツがんばっていきたいと思いますわ。
ではでは。