奴隷くんの生涯。
おかげさまで、今までにいろんな人と
お会いさせていただいているし、
いろんなビジネスも見させていただいている。
そんな中、
かなり幸せにうまく行く人と、
がんばっているのに、なかなか思ったような
人生を歩めないような人がいる。
その人たちの違いは、
本人の能力の差でもなく、運だけの話でもない。
よく見ていると、
「あー、ここが違うんだなぁ」
みたいなポイントが、やっぱりある。
そのポイントは、いくつかあるのだけれど、
今回は、その一つを紹介したいと思う。
さて。
今回紹介するポイントは、
「痛みと快楽、
どちらにエネルギーを注いでいるか?」
というポイント。
人間の行動は、大きく分けて
「痛みを避ける」
か、
「快楽をアップさせる」
の2つしかない。
自分のことを振り返ってみれば、
すぐに分かってもらえると思うのだけれど、
ホントにこの2つしか無いように思わない??
まぁ、細かく言っていくと
何がその人の「痛み」なのか「快楽」なのかは
人それぞれなんだけれど、今回は、そこは置いておいて。
基本的に、人間は、この
「痛みを避ける」
「快楽をアップさせる」
のどちらかにエネルギーを注ぐ。
エネルギー、というとワケわかんないけれど、
たとえば、自分の時間であったり。
労力や、心の思いだったり。
もちろん、お金も含まれる。
で、だ。
どちらに、より多くエネルギーを注ぐかで、
かなりの人生が左右されてしまうように思う。
非常にざっくりというと、
「痛みを避ける」
という方向に、自分の持っている
お金、労力、心、時間を注ぐと、
いくらがんばっても報われない、いわゆる
「奴隷くん」
人生になりやすく、
逆に、自分の
「快楽をアップさせる」
方向に、長期的にお金、労力、心、時間を注ぐと、
幸せになりやすい。
たとえば、
お仕事をしているのであっても、
「やりたいからやっている」
という場合は、幸せ方向に行きやすく、
「生活のため、これ以上貧しくなりたくない」
という場合は、かなり奴隷くんだ。
恋愛であっても、
「その人といるのが自然で楽しい」
だと、幸せ方向になりやすく
「相手に嫌われたくない、振り向いてほしい」
だと、奴隷くんまっしぐらだ。
そして。
ヒッジョーに残念なことに、
ビジネス的には、
「痛みを避ける」
というビジネスで、かつ神格化された
「教祖」「先生」がいるモデルは、かなり儲かってしまう。
分かりやすい例で言えば、
いわゆる「稼げる系」の情報を取り扱っていて、
目の前の分かりやすい「先生」「教祖」がいるモデルは、
「今の自分の苦しみから解放してくれる!」
という奴隷くんが集まりやすいので、
仕掛け側は儲かりやすい。
また、そこまで悪どくなくても
医療なども、予防よりも手術などをする方が
稼げるし、そこには「先生」が存在するだろう。
占い師とか、宗教とか、教育とかも、
「今の痛みを避ける」
という方が、儲かる。
(上記の職業の方々をディスっているわけではなく、
そういう風にやっている人もいるよね?
という話です)
「痛みをなくしてくれる」
「今の、この渇きを癒してくれる」
という存在は、どんどん神格化され、
上下関係やピラミッドを形成してゆく。
(たとえそれを、本人たちが意識しなかったとしても)
でも、そこに集まってくる人たちは、
かりそめの幸せしか味わうことのできないで、
ずっと奴隷くんのままになってしまうことも多い。
なので。
まぁ、どの人がどんな風に生きてもいいのだけれど、
できれば自分のお金、労力、心、時間は
「自分の痛みや渇きをやわらげるため」
ではなく、
「自分の、さらなる快楽や幸せのため」
に捧げた方が、より良いと思います。
なにかを教えてもらうにしても、
「教祖」みたいな人とのつきあいは
できるかぎり、ほどほどにして、
「あなたの楽しみが、よりアップするよ!」
と、仲間のように付き合ってくれる人を
先生にした方が、いいように思う。
「快楽をアップさせる」
といっても、一時的なものではなく、
継続的な快楽につながることに、
自分のエネルギーを注ぐ。
それが、幸せな人生の
第一歩なように思います。
先日紹介した健康系の話も、
「あなたの痛みを和らげます」
「あなたの辛い状況を解決します」
というものでは、ないかもしれない。
でも、もっとも根源的な快楽である
「健康」
を、取り扱っていて、かつ教えてくれるのは
あなたをフレンドリーに大切にしてくれる人だ。
けっして、神格化を狙ってはいない。
そもそも「痛みを避ける」系じゃないので、
神格化を狙ってもコケるし、
やっている本人の性格上、それはありえない。
「稼げる系」もいいかもしれないけれど、
こんなことに、自分のエネルギーを注いだ方が、
「奴隷くん」
ではなく、幸せな人生を歩める確率が
高いと思うけど、どうかね?
ではでは。