先日、とある忘年会で
さまざまな業種の方とお話する機会があった。
その中で、一人の方と
「いやぁ、いろんな人と話したり、触れたりする中で
日本の未来は明るくなるとしか思えないですよねー！」
ってぇ話を、キャッキャウフフと話していた。楽しい！
、、、と、その会話に別の人が
「いや、日本の未来には絶望しかないね」
と、割り入ってきたのね。
もちろん個人の考え方は様々だし、
いろんな意見があっていいと思ったので、
「どんなところで日本の未来はダメだと思います？」
と聞いたところ、
「全部。何もかも全部」
という答えが返ってきた。
そこから、その方は「日本のダメなところ」を
羅列して行ったのだけれど、
「半導体もダメ」
「自動車もダメ」
「ITでもダメ」
「エネルギーでもダメ」
と、日本の凋落を悲しむというよりは、
どちらかというと評論家のようにドヤ顔で話していかれた。
それに対して私は、
「ええ、まったくその通りだと思います」
といって、その話題を終えた。
せっかく呼んでいただいた忘年会で
誰かの気分を害することもないと思ったからだ。
ただ。
そのような話をされても、私の中の
「日本の未来は明るいワハハハハ！！！！」
という視野に変更はない。
「ダメ」という意見を持つ方を否定するつもりもないけれど、
自分の意見を変えるほどでもない。
だって、「ダメ」と指摘しているの、結局カネじゃん。
エコノミーが不要、とは言わない。
ワタシもお金、大好きだからな。
、、、けれど、それは日本を形成する
一部であって、すべてではない。
世界に発信できるのは、カネ儲けよりも
生き方や文化の方が
長期的にはパワフルだと（私は）思っている。
また、今まで通りの資本主義が
これからも延々と続くのか？と言ったら
それだって、すさまじく疑問だ。
ちょっと話が変わるが、
宇宙学者ホーキング氏は、とある講演の質疑応答の時、
「宇宙全体に地球のような文明を持った星は
幾つほどありますか？」
という問いに「200万ほど」と答えている。
それを受け、次に
「ならばなぜ私たちは、実際にそうした星からの
来訪者としての宇宙人や宇宙船を
見ることがないのですか？」
という問いには、
「地球のような高度の文明を造り出した星は、
そのせいで循環が狂ってしまい、
極めて不安定な状況をきたし、
宇宙全体の時間からすれば
ほとんど瞬間の速度で自滅するからだ」
とホーキング氏は答えたという。
最後の質問として、
「博士の言う瞬間の速度とは、
地球時間にしたらどれくらい？」
というものに、ホーキング氏は
「まぁ、100年ほどか」
との見解を示したらしい。
今までの「成長」軌道上には、
たしかに今の日本は乗っていないかもしれない。
ただ、だから何だ？
私は、いち日本人として、日本だけが発信できる、
素晴らしいものがあると信じている。
そして、それを実現しようと
脚光を浴びない場所で頑張っている方も知っているし、
一人一人が、人として弱い部分も持ちながらも
仁を持っていることも肌で感じている。
なにより、
いい年をしたオッサンが、未来を悲観するのは、
無責任だと思う。
「その日本を創ってきたの、俺らやん」
と思うから。
未来については、悲観的なことを言っていた方が
楽だし、ツッコまれないし、弱くてもできる。
占いも、
「あなたは来週、車にひかれるよ！」
と言っておいて、ひかれなかったら
「占いのおかげで助かった」
となるし、もし当たってしまったら
「ほらー！」
って言えるからな。
でも、未来に希望を持って、できることをやるのは
ある程度の大人になったら持つべき姿勢だと思うし、
そこで何もできなかったとしても
「視線は明るい方に向ける」
が、個人にとっても、周囲にとっても、
ひいてはもっと大きな範囲にとっても良い事に感じる。
さてさて。
まぁ、偉そうに感じたかもしれないけれど、
そんな風に思う次第。
ワタシは、政治のことはわからん。
経済も、知らん。
数字で語れないし、どこかに煽動するつもりもない。
偉くもねぇし、立派な生き方もしてねぇ。
弱い、ズルい、エロい、セコい。そんな我。
ただ、、というか、だからこそ
「日本の未来は、明るいぜぃ！」
「日本は素晴らしい！明るくするぜぃ！」
という気概だけは、持っていたいなぁと思うのでありんす。
「冷静な上級国民」じゃなく
「アホでホットな庶民」やからな！
ではでは！