ほら、私らって、飲みに行ったり
旅行に行ったりしますやん？
その時って、普段はそこまで意識していないけれど
「決める順番」
ってのがあったりする。
もちろん、その時々で
多少変わったりもするのだけれど、
だいたいの流れが、
Why
Who
When
Where
What
How
というプロセス。
たとえば、
飲みでも、デートでも、旅行でもいいんだけど、
まずは
Why＝なんで？
ってのがある。
それは
「楽しい時間を過ごしたいなぁ」
「ドキドキしたいなぁ」
「のんびりしたいなぁ」
とか、ざっくりしたものなんだけれど、
いずれにしても、「こうなりたい」という状態があって、
そこからスタートする。
そして次はだいたい
Who＝誰と
だよね？
「じゃあ、○○さんに声かけようかな」
「デートするなら、あの子しか考えられない」
「このメンバーで行きたいわ」
と、親しい人たちの顔が思い浮かんで、
その人たちに声をかける。
で、たいていその次は
When＝いつ？
という話になる。
「どっか空いてる日程ある？」
という感じで、会いたい人とのスケジュールを調整する。
そこから、
Where＝どこ
の話になることが多い。
まぁ、この辺は前後することもあるけれど。
「なら、集まりやすいから新宿で」
「水族館？遊園地？」
「じゃあ、グァムにしない？」
みたいな感じ。
そして具体的に
What＝何を
という話になり、
「最近知ったんだけれど、あのタイ料理屋行こう」
「水族館なら、サンシャインにしますか？」
「グァムのあのホテルのビーチでダラダラするか！」
という風に決まってゆく。
「どこ」と「何を」は、かなり並行して決まることもあるけど、
大まかな流れは分かってもらえると思う。
で、最終的に
How＝どうやって
になり、たどり着くまでの交通機関や
待ち合わせ場所や、具体的な動きが決まってゆく。
「・・・当たり前やん」
と、長々と読ませてしまったけれど、
飲みも、デートも、旅行もそうやって決めているのに、
人生については、その順番で考えられてないことも多いなぁ、
なんて、ふと思ったんだよね。
本来であれば、人生も旅行と同じように
それがどんなに現状から離れていても、
「どんな状態で生きたいか？」
「それはなんで？」
から入ればいい。
でも、私なんかはついつい
「どうやって」
に忙殺されてしまうことも多い。
「こう仕事して（How）、お金を稼ごう（What）。
そのためにはここで（where）働き続けなきゃで、
毎日9時前（When）には出社してなきゃ。
好きでない上司と気を遣う同僚（Who）もいるけどさ。
え？なんで（Why）やってるのかって？
お金のため？だよ？」
みたいな？
いや、ここまで極端じゃないかもしれないけれど、
僕らはちゃんと、
飲みを計画するように、
デートにワクワクするように、
旅行を楽しむように、
人生を「あるべき順番」で決められているんかな？
特に、WhatとWhyを、はき違えてはいないだろうか？
今の自分とは違っていても、
いや、違うからこそ、本当はWhyファーストで。
Whyから計画するから、そのプロセスも楽しくなる。
HowやWhatから計画すると、それは義務になってゆく。
そんな人生を送りたいなんて誰も思わないし、
そんな人生を送ってほしいなんて、あなたの味方はだれも思わない。
Why。どんな自分の状態を望むのか？
そして次にWho。それを誰と共に歩むのか？
そこが決まれば、あとはどうにでもなる。
飲みだって、デートだって、旅行だって、
WhyとWhoさえ確保できれば、あとは決まってくる。
人生だって同じことよ。
さてさて。
「じゃあ、イグさんは常にパーフェクトオルウェイズ
１００％完璧超人にやれてるんですか？」
んなワケねーじゃん(笑)
でも、やっぱ大事だなーと思う。
他の「いつ」「どこに」「何を」「どうやって」が
とどこおりなかったとしても、
Whyがグダグダになって、
一緒に行った人とケンカしちゃったら
せっかくのプランも台無しだ。
逆に、
「いつ」が延期になろうが、
「どこに」が変わろうが、
「何を」が高級フレンチからコンビニ食になろうが、
「どうやって」がタクシーから徒歩になろうが、
それを楽しめる「誰と」がいて、
自分がどんな状態を目指したのか？
それさえあれば、オッケーやんす！
ってなりんすでござりませんこと？
人生においての、Whyへの回答。
それを決められるのは自分だけですわね。
あら大変よ、おもしろい。
ではでは。