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木を見ず

ふと思ったことだけれど、
 
「木を見て森を見ず」って、あるやん?
 
これ、視野の狭さを諭している言葉だと思うんだけれど、
他にも気をつけたい姿勢って、あるなぁ、と。
 
 
たぶん、今はネットという情報収集ツールがあるから
以前よりも、
 
「森」
 
を見ることは容易になっていると思うんだよね。
  
昔に比べれば、
セカンド、サードオピニオンを得やすいだろうから。
 
 
 
でもその反面、
それで分かったような気になってしまい、
 
 
「木を見て森も見ている。
 されど、森に入らず」
 
 
ということを、してしまいがちなように思う。
 
 
リアルの現場に触れることなく、
客観的に批判するだけに終始するという愚を犯しがち。
 
気をつけたいものです。
 
 
 
 
さらに、
 
 
危ういなぁ、、、と自戒するのが
 
 
「木を見て、根を見ず」
 
 
ということのように思う。
 
 
 
見えている部分、
目立っている部分だけに注目して、
その下に張り巡らされていることに思いを馳せない。
 
 
人には、いろんな背景があり、
その人の立場になったら、
その人と同じような行動をとり得る。
 
 
その人、その「木」が立っている場所(立場)や、
その「木」が張った根(経緯)に目を向けずに
 
 
「すごい!」
 
 
と、ことさらに憧れたり、嫉妬したり、
あるいは
 
 
「ひどい!」
 
 
と、悪の烙印を押し断罪する。
 
 
 
それは、見る側の想像力の欠如ということにも
なっちゃうんじゃないかな?なんてね。
 
 
 
 
 
なので。
 
 
バランスがいいのは、
 
 
 
「木」それ自体も見る。
 
そして、俯瞰して「森」も見る。
 
さらに、すぐには見えない「根」にも意識を至らせる。
 
 
 
その過程の中で、
たんなる評論家にならないために、
知るべき「森」には分け入り、寄り添う。
 
 
 
そんな、縦横無尽な想像力を持てるように
気をつけたいものですわ。
 
 
できている、とは言ってないからね!(笑)
 
 
 
ではでは。
 

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