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変化は、からっぽを好む。

おかげさまで、ここのところ幸せだ。
人生で最良の日々かもしれん。
 
そして、仲間たちも
それぞれ好調の波に乗っている。うれしい。
 
 
で、
 
仲間たちに好調の波がどうやってきたか?
ということなんだけれど、
 
「一度、からっぽになる」
 
という通過儀礼を、多くの人が体験している。
 
 
 
今まで自分の心を占めていた人。
 
今まで多くの時間を費やしてきてたコト。
 
今まで大切にしてきた価値観やモノ。
 
 
それらが一挙にポカっと、がらんどうになる。
 
 
あるいは、ずっと躊躇していたけれど、
魂の奥底では「もういらない」と思っていたものを
手放す覚悟を決める。
 
 
すると、
 
カラダは途方に暮れ、
アタマは進むべきでない理由をまくしたて、
ココロは過去にしがみつく。
 
 
でも、魂にはもう、分かっている。
 
 
だから一度、からっぽにする。なる。
 
すると、とんでもなく大きなギフトが
予想外のスケールで舞い込んでくる。
 
歯車がカチリと音を立ててハマり、
今までとは比べ物にならない大きな車輪が回りだす。
 
 
 
そう。ものごとは、すべて「出てから、入る」。
 
満員電車も、降りる人が降りてから、
次の駅に向かう人が入ってくる。
 
一度降りたと思った人が、
また、あなたの「人生車輛」に乗ってくることもある。
 
 
箱に新しい何かを入れるのであれば、
まずは一度、からっぽにした方が入れやすい。
 
出てから、入る。
それは、森羅万象に共通するのだろう。
 
 
ただ、注意して。
 
その「からっぽ」になった時、
やらない方がいいことがある。
 
 
それは、その「からっぽ状態」を悲しみ、絶望すること。
 
 
そうしてしまうと、
せっかく、からっぽになったあなたの器が、
悲しみと絶望で、いっぱいになってしまう。
 
 
だから、好ましくないと思っても、
 
「あー、からっぽだなぁ」
 
と、フラットに受け止める。
 
 
無理やりポジティブにならないでいい。
 
でも、ネガティブにもならないでいい。
 
ニュートラルに「からっぽ」を受け入れる。
 
 
すると、その真空を目指して
大きなギフトが入ってくるから。
 
 
 
さてさて。
  
 
アリストテレスは、
 
「自然は真空を嫌う」
 
と説いた。
 
 
何もない空間ができると、別の何かが埋めようとする。
 
それが自然の摂理だ。
 
 
であるのならば、
 
別の何かが入ってくるためには
一度真空にする必要があるということでもある。
 
 
「自然は真空を嫌う」のだから
「変化は、からっぽを好む」というワケだ。
 
 
あなたから、人が離れていくこともあるだろう。
でもそれは、相手にとっても同じことだ。
 
あなたから、大事な仕事が失われることもあるだろう。
でもそれは、次の仕事の余裕を創ることでもある。
 
今までの時間はなんだったのか?と悔やむこともあるだろう。
でもそれすら、あなたを創るかけらだし、
新しい装いを迎えるための儀式かもしれない。
 
 
今、からっぽの人へ。
 
過去や現在を嘆かなくていい。
ただただ、そのがらんどうを味わおう。
 
未来がまた満たされれば、
現在は過去になり、その過去に感謝できるようになる。
 
負の感情で満たすのではなく、
ギフトで満たすために、あなたの器を使おう。
 
 
応援してるぜぃ。
 
 
ではでは。
 
 

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