インターネットも今は昔。
最近はAIが持てはやされていて、
「情報の多様化」
「個の時代」
と言われて久しい。
たしかに買い物にしても
何千何万の選択肢から選べるようになってるし、
趣味嗜好は多岐に渡るようになっている。
ただ、そんな時代になっても、
「超強烈メガヒット!!!!」
みたいなものが出てくるのが面白いよね?
ヒット映画の記録を塗り替えるような作品。
チャートの新記録を打ち立てる曲。
ちょっと前には、誰もが知り、口に入れるような
流行の食べ物とかも出てきていた。
考えてみると、おかしくね?
多様化の時代、みんなが違う個性の時代、
と言われているのならば、
みんなが手に取るなんてものは、出て来にくいはずなのに。
でも、もう少し考えると、違う見地もある。
むかーし、むかし。
人類は人数の限られたコミュニティをそれぞれに形成して、
そこでのルールで生きていた。
そこから文明の発達やら、戦争とか、
いろんななんやかんやがあって、発展してきた。
そうなると(少なくとも平時では)、
めっちゃ辺境であっても生きていくことは可能になったはず。
なのに実際は、どんどん人は集まり、
どんどん都市化が進み、そうでないところは過疎化してゆく。
たとえば、今だったら、
電気やガスが通っていて、ネットショッピングで買い物ができれば
人里離れた場所で生きようと思えば、不可能じゃない(はず)。
人がいないと寂しい、と言ったって、
今ならオンラインで人と触れあうことも選べる。
でも、99.9%の人はそれはしない。
コストが高くても、面倒があろうとも、
自分以外のたくさんの人がいる場所を棲息地とする人が多い。
私だってそうだ。
それはシンプルに、
「その方が便利だから」
ということに過ぎないのだろうけれど、
これって、人のコミュニティや都市に限らず、
情報においてもそうなのかな?と思う。
色んなものを選択できる。
でも、実際に選ぶものは、多くの人が選んでいるもの。
その理由は、選ぶのが面倒とか、結局良質だとか、
色々とあるだろうけれど、つまるところ「快」だから。
そして、この「情報の都市化」は、
これからAIがさらに隆盛になっても、、、
いや、隆盛になればなるほど、拡大するようにも思う。
人は自分の本当に考えたいこと以外には、
頭のリソースを使わなくなる。
(考えたいことがない人は、何にも頭を使わなくなる)
そんな中で、「都市」を形成した情報
(映画、音楽、食べ物、その他ありとあらゆるもの)は、
その独自の引力で、人を引き寄せ続ける。
なので、これからどんなに個性や多様性が謳われても、
メガヒットは生まれ続けるんだろうなぁ、と。
さてさて。
誤解されているかもしれないけれど、
これは厭世的に言っているのではない。
人間の持つ、普遍的な行動傾向なのだろうし、
それは歓迎することだ。
その上で、
やっぱり、自分がリソースを割きたいこと、
自分にとって大切なことに関しては、
エネルギーを注ぎ込むことを放棄せず、向き合うことも大事だな、と。
ほとんどのことは、「都市化の引力」に委ねていい。
ただ、自分の核となることは、
自分が引力を持っていられるようにしたいものでありんすね。
ではでは。
