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意識の労働組合

自己啓発本なんかを読んでいると、
 
「あなたはあなたの人生の経営者です」
 
みたいな表現が出てくることってあるよね?
 
 
 
自分の人生は、自分で決めるという
とても分かりやすい表現だと思う。
 
 
そもそも「経営者」という響きは耳触りがいいし、
なんかカッコいい感じもあるしね。
 
 
 
私自身、この
 
「人生の経営者」
 
という考え方自体に、まったく異論はない。
 
 
自分の判断で、様々な事を決めるわけだし、
その判断の結果は、プラスだろうがマイナスだろうが
受け入れなければいけないからね。
 
 
 
ただ、
 
本に書いてあるような、カッコいいだけの
 
「経営者」
 
という響き以外にも、現実は色々と
「人生の経営者」として、やることがあるよなぁ、
というのが、本音のところだ。
 
 
 
 
 
その中でも、特に手を焼くのが、
私の中の
 
  
「意識の労働組合」とのやり取りだ。
 
 
 
 
 
 
私は「人生の経営者」なんだから、
様々な「経営」判断を日々迫られている。
 
 
そんな中、
 
これまた私の中にいる「意識の労働組合」が
いろいろと要求してくれるわけだ。
 
 
「我々は、毎日とっても頑張っている!
 我々に、もっと休息を!」
 
とか、
 
「我々は、おいしい食事を要求する!」
 
とか、
 
「我々の働きに比べて、
 ごほうびに使うお金が少なすぎる!
 経営陣に対して、賃上げを要求する!」
 
とか、まぁ色々言ってくるわけだ。
 
 
 
もちろん、「人生の経営者」も
「意識の労働組合」も、私の中の一部なので、
私自身が悪いって言えば悪いんだけれど(笑)
 
 
 
私の中の「人生の経営者」は、
 
「もっと豊かな未来に向けて、ここは頑張り時だ!」
 
「ここは遊ぶ時間とか、ごほうびのお金をセーブして
 精いっぱい、将来のプラスになることをしよう!」
 
と声高らかに頑張ろうとする。
 
 
 
それに対して、「意識の労働組合」は、
 
「将来のビジョン実現より、今の楽しみを要求する!」
 
「もっともっと、遊ぶ時間とお金を!」
 
と言って、頑張っている自分に対する
当然の報酬を要求する。
 
 
 
ここで、私の中の「人生の経営者」が
「意識の労働組合」に対して
 
 
 
「うるさいっ!!
 こっちがせっかく将来のために頑張っているんだから
 黙ってキリキリ働け!!」
 
 
と、ストイックに頑張ってしまうと、
ある時、
 
 
「もう耐えられない!」
 
 
と言って、「意識の労働組合」がストライキをしてしまい、
やろうと思っても体が動かなくなってしまう。
 
 
 
かといって、
 
「意識の労働組合」の意見ばかりを採用していると、
時間とお金をどんどん遊びに使ってしまい、
最終的には、「わたし株式会社」は、破綻してしまう。
 
 
 
真の「人生の経営者」になるためには、
自分の心の中に潜んでいる「意識の労働組合」とも
うまいこと折り合いをつけて、バランスの良い関係を
構築することが大切なんだろう。
 
 
 
まぁ、
 
「意識の労働組合」が色々と要求してくるのは、
それだけまだ余裕があるということでもある。
 
 
本当に切羽詰まった時には、
「意識の労働組合」も活動をやめて
なんとか困難に立ち向かおうとするだろうからね。
 
 
 
 
だから、
 
 
個人的には、「意識の労働組合」が
やいのやいの言っている時は、
片目だけつぶって要求をちょっとのんでもいいかな、と思う。
 
 
そして、自分が本当に目指したい未来に向けて
手を取り合って頑張って行ければいいかな?
 
なんて思うんだよね。
 
 
 
ストイックな人から見ると、甘いかもしれないけれど、
それくらいが「人生」ってやつを経営するには
いいのかなぁ、なんて思ったりもするんだよね。
 
 
 
あなたの「人生の経営者」は、
今、何と言っていて、
 
 
あなたの「意識の労働組合」は、
今、何を要求していますか?
 
 
そして、あなたはそれをどう判断して
 
あなたの「人生株式会社」を
経営していくのが、一番ハッピーでしょう?
 
 
ではでは。
 

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