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成長の循環

最近、体を動かすことが楽しくなってきて
 
「昨日よりも今日!
 そして今日よりも明日!」
 
と、日々トレーニングをしているんだけど、
それは自己ベスト、という範囲。
 
 
もちろん、それで全然問題ないんだけれど、
それとは別に
 
「年齢」
 
というのも、意識をしたりする。
  
 
それは私に限った話ではないらしく、
 
先日、尊敬する30代の友人とやり取りをしている時に
 
「バスケをやって最高に楽しかったけれど、
 20代の方たちについていけず、ショックだった」
 
といったことを言われ、むしろ私がショックを受けた。
 
(その人は、普段から
 心身を鍛えている人なので、なおさらね)
 
 
 
 
しかし、それこそ今日ジョギングをしている最中に
ふと思ったのが、
 
 
「いや、年齢を重ねて、
 肉体が衰えるからこそ、いいのではないか?」
 
 
なんてことも考えた。
 
 
 
どういうことか?というと。
 
 
 
肉体にしても、なんにしても、
かならず「ピーク」というものがある。
 
 
「自分で限界を決めないで!」
 
 
という体育会系の声も聞こえてきそうだが、
それは自然の摂理として受け入れた方が
いいような気もするんだよね。
 
 
もちろん個人差もあるし、
いくつになっても肉体を鍛えたり、
若さを保っておくために努力することは素晴らしい。
 
 
その上で、
 
「ひとつのピークを超えると、
 次のステージが上昇する」
 
ということも、自然に起こっているように思う。
 
 
 
というのは、
 
 
たとえば、生まれた時から10代、
そして20代前半くらいまでは、それこそ
 
「肉体時代」
 
という感じで、肉体的な力や、
若々しい美しさは全盛期だろう。
 
 
そこから20代中盤を超えたあたりから
少しずつ「肉体時代」に陰りが見えて来る。
 
 
それは一面では悲しい事でもあるかもしれないけれど、
おそらくその陰りと反比例するかのように
 
 
「頭脳時代」
 
 
が訪れるような気がする。
 
 
今までに蓄積してきた知識が知恵へと昇華し始め、
頭脳で考えたことが、現実として具現化するように
なってゆく。
 
 
おそらく30代は
 
「肉体時代」
 

 
「頭脳時代」
 
が均衡をとっていて、そこからだんだんと
頭脳が肉体にとって変わってゆくのだろう。
 
 
 
だから、30代くらいになると、
女性でも男性でも、
 
 
「ただカワイイ」
 
「ただイケメン」
 
 
というだけでは、にじみ出る美しさがなくなり、
知性をともなった美しさこそが表出するようになる。
 
 
 
そして、
 
 
40代も中盤にさしかかると、
 
「あー、最近、もの覚えが悪くなってきたな」
 
「アタマが働かないなぁ」
 
みたいな現象に悩まされるようになってくる。
 
 
「頭脳時代」が、ピークアウトしてくるんだろうね。
 
 
 
しかし、
 
 
それと同時に起こるのが
 
 
「最近、涙もろくなって。。。」
 
とか、
 
「自然って、美しいなぁ」
 
 
なんていう風に、ものごとの捉え方が変わってくる。
 
 
 
おそらく、頭脳時代の次に、
この年齢になって台頭してくるのが
 
 
「心の時代」
 
 
なんだと思う。
 
 
 
「頭脳時代」にインプット、アウトプットしてきたことが
本質的に統合され、
 
「アタマ」で考えるのではなく
「心」で感じとれるようになってくる。
 
 
だから涙もろくなったり、
感傷的になったりもしやすくなる。
 
そんな風に思う。
 
 
 
 
おそらく、50代は
 
「肉体時代」は、ほとんどなりを潜め、
 
「頭脳」と「心」によって物事を推し進め、
後進を育てたりもし始めるのかもしれない。
 
 
 
女性でも男性でも、
 
「単なる容姿がいい」なんていうのは
もうほとんど意味がなくなり、
 
ユーモアとハートを感じられる人が
魅力的に映ってくる状態になるのだろう。
 
 
 
 
そして。
 
 
おそらく、60代中盤を過ぎ、
社会から引退をするような年齢になると、
 
「心」
 
よりも、より崇高な自分と出会い始めるのだろう。
 
 
それはきっと、「魂」とか「自分の在り方」という話。
 
 
それまでに養ってきた「心」によって、
自分が本来生まれてきた意味や、魂に触れるようになる。
 
 
 
70代になると、
 
「心」と「魂」が、最も活発になり、
内観を通した、美しい世界を見られるようになるのかもしれない。
 
(もちろん、それまで頑張ってきた人に限るだろうけれど)
 
 
 
そして、
 
寿命がつきるころに、
 
 
 
「魂の時代」が終焉し、「空」となる。
 
 
 
 
 
で、
 
 
そこから先はスピリチュアルな
空想話になるけれど、
 
 
しばらく「空の時代」をすごしたあと、
また
 
 
「肉体の時代」
 
 
を謳歌するために、この地上に戻ってくるんじゃないかな?
 
なんて思う。
 
 
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
今回の話は、おそらく今の平均寿命で考えた目安なので、
昔はもっと早かったのかもしれない。
 
肉体時代の終焉が、15歳くらいとか?
 
 
いずれにしても、この地上で1周をして、
そしてまた戻ってくるのかなー、なんてことを
考えたりしてみました。
 
 
まぁ、
 
 
「ああ、イグゼロは、ランニングハイなんだな」
 
 
と受け止めてください(笑)
 
 
 
衰えることによって、手に入るものがある。
 
 
そんな素敵な循環を生きて行きたいものです。
 
 
ではでは。

 

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