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タブーを直視する。

この週末、沖縄でセミナーを開催させてもらった。
 
3日間で、全くジャンルの違う5つのセミナー。
 
 
違うジャンルのセミナーをやりながら、
 
「ああ、私は一体、どこに向かっているんだろう?」
 
と、
自分を小一時間、問い詰めたい気持ちに
かられたけれど、とりあえず無事終了した。
 
のべ80名を超える方に参加していただき、
懇親会では専用パーティルームに
専属DJと専属バーテンダーまで
呼んでいただける対応。
 
なんか、ちょっとだけスゴくなった気分♪
 
 
だが、それはお前がスゴくなったんじゃないぞ!
主催者がスゴいんだぞ!
 
と、自分に釘を刺しておきたい(笑)
 
 
 
さてさて。
 
 
おかげさまで今回のセミナーも
来ていただけた方にお褒めいただき、
だいたい満足していただけたと思うんだけれど、
 
「イグゼロさんのセミナーって、
 他の人のセミナーと何かが違うんですけれど、
 一体、何が違うんですか?」
 
という、講師本人には答えようのない質問をされた。
 
 
「それは、あなたしだいです」
 
みたいに答えて、キレイに逃げ出そうとも思ったんだけれど、
質問されたからには、ちょっと考えてみることにした。
 
そう!そこに、質問があるかぎりっ!(笑)
 
 
 
で、
 
そこで出した答えの一つが、
 
「タブーを直視している」
 
ってことがあるのかもしれないな、ということ。
 
 
 
 
どういうことか?というと。
 
 
 
ほら、やっぱりセミナーって、
終始、楽しい方が良かったりするじゃないですか?
 
そして、セミナー講師としては、できれば
 
「この講師、カッコイイ!」
 
「素敵な人だなー」
 
って思われたいじゃないですか?
 
 
カッコいいと思われたいのは私だってそうだ。
 
 
というよりは、もう、
それだけのためにやっているようなもんだ(笑)
 
 
 
でも、
 
 
私がセミナー内でしゃべる内容には、
ほとんどタブーがない。
 
 
男女の違いの話をすれば、性的な話もバンバンするし、
男性が1日のうちに20回くらいは
エロい妄想をしていることを平気でバラして、さらに
 
「ね!?そうですよね?」
 
と、男性陣に同意をうながしたりもする。
 
 
女性が「昔の恋人を忘れられない」なんてことは
男性側の都合のいい妄想だということも話す。
 
 
 
お金儲けの話なら、
 
「お客様の期待を知ることは大事だけれど、
 お金をもらうために、必ずしも期待に応える必要はない」
 
という側面も話し、その理由も
こと細かに説明する。
 
 
「自分が思っている価値よりも
 少ない金額しか受け取らないのは
 貢献じゃなくて、クレームを恐れているエゴ」
 
っていうケースについても話す。
 
 
 
人の心の軸を折るために、
どうやって脅迫すればいいのか?
というテクニックも伝えるし、
 
 
世の中で「傾聴」を謳っているほとんどは、
 
「あなたの話をじっくり聴いてあげるから
 私の望むあなたに変わってね」
 
という「取引」に堕している、なんて話もする。
 
 
 
当然のことながら、参加しているお客さんは
良い気持ちにはならないし、
 
「イグゼロさん、悪いことばかり考えている」
 
と白い目で見られる。
 
 
 
でも、それでいいんだ、それで。
 
 
たった数時間のセミナーで何かを伝える時に、
 
「あれはダメ、これは言っちゃいけない」
 
なんて言っていたら、全然おもろない。
 
 
「これは、タブーだ」
 
なんて思っているのは、講師本人のエゴでしかない。
 
講師が自分のために守っているタブーだ。
 
 
だから、思いつく限りは、いろいろ話そう!
というスタンスで頑張っています。
 
 
(とはいえ、タブーはあるけれどね。
 特定個人や団体への攻撃と、守秘義務のあるもの。
 だってコレ話したって、参加者の変化に何も関係ないもの)
 
 
 
で、
 
タブーについて参加者は知ったら、
それは単に「知っていること」にとどめておけば
良いだけの話。
 
 
「知らない」
 
というのと、
 
「知ってはいるけれど、
 行動には起こさない」
 
というのでは、雲泥の差がある、
と思うからね。
 
 
タブーは直視して、
そういう世界があるということを認識すれば良いだけの話。
 
 
 
「世の中は、愛と貢献です」
 
なんて言っている講師が
最優先しているのは「自己愛」で、
「自分への貢献」を心から望んでいる、
 
なんていうのも、けっこう言っちゃうしね。
 
 
もちろん、私自身も例外じゃないよ。
 
 
私は、私のことを考えるのに一番時間を使っているし、
私に貢献してくれる人には、遠慮なくエコヒイキする。
 
 
そんなの、当たり前じゃん?
 
 
でも、それを隠してニコニコしている暇があるなら、
ぶっちゃけちゃった方が、お互いに楽じゃん?
 
なんて、思うわけ。
 
 
 
そして。
 
 
この「タブーを直視する」っていうのは、
なにもセミナーに限った話じゃないのかもしれない。
 
 
あなたが今やっているお仕事や
プライベートでのことにも、いろいろ
 
「タブー」
 
ってのは、あるだろう。
 
 
でも、そのタブーは
 
「一体、誰のためのタブーなんだろう?」
 
と考えてみると、けっこう
 
「自分本人を守るためだけに存在するタブー」
 
ってのも、多いかもしれないよね?
 
 
本人のプライドを守るためだけに存在するタブー。
 
それがダメ!とは言わないけれど、それに
がんじがらめに縛られて、身動きが取れなくなるくらいなら、
ちょっと見直しをしても良いかもしれないよね。
 
 
タブーがあろうが無かろうが、
そんな事とは無関係に、長い目で見れば世の中は
本質や原則に従って動いちゃうからね。
 
 
「このタブーは、
 一体、誰のためのタブーだろう?」
 
 
「このタブーと本質は、関係あるのだろうか?」
 
 
そんな「問い」を発してみると、
いつもとは違う景色が広がったりするかもしれないよね。
 
 
 
。。。と、こんな事をぶっちゃけちゃうのは、
 
 
「こんな事までぶっちゃけちゃうイグゼロさん、
 カッコいい!」
 
と思われたいからに決まっているじゃん!
 
 
私なんて、めっちゃ「本人だけのためのタブー」が
あるんだから、そこは突っ込むなよ!
 
 
と思っていることは、ぜひナイショにしておいて
いただきたい(笑)
 
 
ではでは。
 

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