前回、
「お金のブロックとは?」
ということで記事を書いたところ、
とても好評だった。
まぁ、最後に
「クリック協力してね」
って書いたのもあるんだろうけれど、
それを差し引いても、興味深いテーマなんだろうね。
前回は、
「お金のブロック」というものは
「お金に対するポジティブな体験よりも
ネガティブな体験が多いと発生する」
という話をして、さらに
・「お金を“使う”ブロック」と
「お金を“受け取る”ブロック」は
別個に存在する。
・ここで言う「体験」は、
本人の直接体験だけでなく、
親やメディアなどから影響を受ける
間接体験も含まれる。
という補足をしたね。
で。
今回は約束通り、前回の続きを書こうと思う。
今回は、
「定義は分かったけれど、
じゃあ、どうやったら“お金のブロック”を
取り外すことが出来るの?」
という疑問に答えてみようと思う。
さて。
まず、たいていの人が
・お金を“使う”ブロック
・お金を“受け取る”ブロック
の2つのブロックのうち、
“受け取る”ブロックで困っている事だろうから、
そちらを主題にして書いていこう。
お金を“受け取る”ブロックを取り外す、
もしくは緩和させるためには、
大きくは2つのアプローチがある。
2つ、と言っても簡単な話で、
・「お金を“使う”ブロック」の方を強化する。
という方法か、
・ダイレクトに「お金を“受け取る”ブロック」を
取り外していく。
のどちらかだ。
まずひとつ目。
・「お金を“使う”ブロック」を強化する。
という方法。
“使う”ブロックと“受け取る”ブロックは
一対の関係にあるので、
“使う”ブロックの方を、より強化すれば
“受け取る”ブロックはそのままでも、
相対的に緩和されることになるし、
少なくとも、お金が手元に残っているという状態になる。
節約名人とかは、おそらくこの方法で
いわゆる「お金持ち」になっているわけだ。
この方法はシンプルで、
「お金を使うことのネガティブ経験を増やし、
ポジティブ経験を減らす」
ということになる。
具体的には、
お金を使うたびに、
・恵まれない子供たちが餓死していく映像を見たり、
イメージをする。
・消費することが引き金になった犯罪ニュースを
毎日のように見る。
・自分では全然ワクワクしないようなものしか買わない。
・お金を使うたびに、
誰かの笑顔が消えていくようにする。
・そもそも、お金を使う場所に行かないようにし、
自分を隔離する。
などのことを実行していくと、どんどん
「お金を“使う”ブロック」は強化されていき、
相対的にお金が手元に残るようになるだろう。
。。。
あー、書いていて、なんかイヤな気分になるわ(笑)
この方法は、たしかに効果があるかもしれないけれど、
せっかく恵まれた現代日本に住んでいるのに、
こんなやり方を選ばなくても良いように思う。
あなたも、こんな形で
お金を手元に残しても、楽しくないでしょう?
なので、もう一つのアプローチを進めていくことにしよう。
もう一つは、
・ダイレクトに「お金を“受け取る”ブロック」を
取り外していく。
という方法。
こちらも、方法自体はシンプルで
さっきと逆のアプローチだ。
つまり、
「お金を受け取ることのポジティブ経験を増やし、
ネガティブ経験を減らす」
ということになる。
ただ、
ここで注意してほしいのが、
「じゃあ、お金を稼ぐことで
自分が欲しいものが手に入るイメージをしよう」
とか、
「お金を受け取っているから
今の自分の生活環境があることに感謝しよう」
などというアプローチは
基本、バカバカしいくらい意味がない、ということだ。
なぜならば、
前回も詳しく書いたとおり、
「お金を“使う”ブロック」と
「お金を“受け取る”ブロック」は、全く個別に存在する。
という前提がある。
「自分が欲しいものが手に入るポジティブさ」
とか、
「自分が豊かに生活できるポジティブさ」
は、厳密に言うと
「お金を“使って”得ているポジティブさ」
だ。
なので、
「お金を“受け取る”ブロック」解消には
役に立たない。
もちろん、
「お金を“使う”ブロック」がある人には
意味のあるアプローチだとは思うけれどね。
じゃあ、どうするか?
それはもう、ダイレクトに
お金を“受け取る”こと自体を
ポジティブな体験にするしかない。
「そうは言っても、
“受け取る”こと自体をポジティブにするってことが、
今の私には難しいんです」
「そんなポジティブ体験ができないから
困っているんじゃないですか」
という声が聞こえてきそうだね。
じゃあ、続きはセミナーで。。。
なんていうことは言わないで、
私自身がしてきて、
あなたにも効果があるであろう
「ポジティブ体験の練習」を紹介しよう。
やり方は、これまたシンプル。
はじめは友達同士とかでいいので、
相手がやってほしいこととか、
相手の相談に全力で応える。
「全力で」、というのが、けっこう大事だ。
そして、
相手があなたに感謝するレベルまで貢献できたら、
コーヒー1杯とか、ごはんを1回とか
おごってもらってほしい。
あなたが全力で相手のニーズに応えていたら、
コーヒーの一杯くらいは、喜んでおごってくれるだろう。
ここで、相手がどれくらいのお金を支払ってくれたかは、
初期は、あまり重要ではないので。
で!
ここがポイントなんだけれど、
相手がそのコーヒー1杯をおごってくれる際の
「お会計」
をする姿を、ちゃんと見ていて欲しい。
もし、自動販売機で缶コーヒーを
おごってくれるのであっても、
相手が
「お金を入れる」
シーンを、ちゃんと見ているということが
とても大切なポイントだ。
そして。
その後、あらためて
「今日はありがとうね」
と、相手に伝えてもらえたら、ベストだ。
(まぁ、ここは強要するところではないけれど)。
この
「お会計するところを、意識して見ている」
ということで、
「この人は、喜んで僕にお金を払ってくれている」
ということを、あなたの脳にインプットすることが出来る。
普段から、
「今日は、俺が支払うよ」
と、何気なくおごってもらうこととかは、あるかもしれない。
でも、
「何気なく」
ではなくて、
「ちゃんと相手に喜んでもらうことを意識して」
「お会計をするところまで見て」
おごってもらうというのが、キモだ。
「そんな風に、喜んでおごってくれる人が
まわりにいるかなぁ?」
と不安な人は、はじめは交代で
「おごり合い」をしてもいい。
誰かに今回の話をして、
今日は、あなたが全力で相手のニーズに合わせたことをやり、
相手におごってもらう。
そして、次に会った時は、
相手にあなたのニーズを満たしてもらい、
あなたがおごってあげればいい。
もちろん、お金を支払った方は、相手に
「今日は本当にありがとうね」
という言葉をかけることを忘れずに。
冷めた見方をすれば、
「これって、結局は、ワリカンと一緒では?」
と思うかもしれないが、脳にインプットされる情報は
まるで変わってくる。
「自分がやったことに対して
相手が喜んでお金を支払ってくれている」
「お金を受け取って、さらに
ありがとう、と喜んでもらえる」
という経験は、あなたの
「お金を“受け取る”ブロック」
を、どんどんと解消していくだろう。
あと、最後に、もうひとつ。
あなたにもし、
「お金を“受け取る”ブロック」があるのであれば、
それは、長い年月の間に積み上げられたものだ。
たった1回の体験で、
すぐに解消されるようなものでは、ないと思う。
だからと言って、絶対に改善できないもの、
というわけでもない。
たくさんのブロックが積み上げられているんなら、
コツコツと、昔のゲームの
「ブロックくずし」
みたいに、ひとつずつ、ちょっとずつ
ブロックを消していけばいいだけだ。
コツコツとブロックをひとつずつ消していく中で、
ある時、ふとしたきっかけで
ポンポンポンッ!
と、連続でブロックが消えるタイミングが
訪れるかもしれない。
そして、全てのブロックが消えた時には。。。。
あなたの新しい
「お金のブロック崩し ネクストステージ」
が始まるんだろうね。
あー。
今回の話、
セミナーにして、稼げばよかったなー。
まぁ、
まだネタはちゃんと残っているけれど(笑)
ではでは。