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内乱統治。

まず、今回はお詫びから。
 
前回の記事に書いた
百田尚樹氏の『夢を売る男』だけど、
新刊じゃありませんでした。
 
文庫版が最近出た、ということで
勘違いをしてしまいました。
 
心から深くお詫び申し上げます。
 
 
 
ゴメ~ン、ね ☆
 
 
 
 
 
さて。では本日の記事。
 
 
世の中って、古今東西いろんなところで
争いがあるよね。
 
 
それが国 VS 国になっているだけでも
 
「悲しいけど、これって戦争なのよね」
(byスレッガー・ロウ)
 
だし、また悲しいことに「内乱」ってのもある。
 
 
 
「他国が国境を超えて侵略してきました!」
 
「なんですと!?すわ一大事!!!」
 
 
みたいな時にも、
 
 
「〇〇派は、これを機に勢力を拡大しようと
 画策しております」
 
「ぐぬぬ。。。おのれ!この火急の時に!!」
 
 
なんていう内乱は、絶えないわけだ。
 
 
 
そして、その内乱のせいで弱体化し、
結局、その国が他国に支配されてしまう、なんて事実もある。
 
 
それは国、という大きなレベルでも
古今東西行なわれてきたわけだし、
 
戦国時代の一領主も、そんなことに悩んできたし、
 
現代の日本でも、会社の「お家騒動」みたいのは
枚挙にいとまがないわけだから、
 
 
「人間ってぇのは、ホント争うことが好きなんだねぇ」
 
 
みたいにも思えてしまう。
 
 
 
で。
 
 
そんな中、内乱を制しながらも
天下に打って出る歴史上の人物もいるわけだよね。
 
 
日本の歴史上の人物にもたくさんいるし、世界にもいる。
 
また、歴史には名前が刻まれていなかったとしても
優れたリーダーシップを発揮して、
内乱を制して、一枚岩の内部組織を作りだした人はたくさんいる。
 
 
 
その人たちに共通するのは、
 
「大きなビジョンとメッセージ」
 
そして、
 
「内乱要素の排除」
 
だったように思う。
 
 
自分の内部の部下たちに
 
「これから私たちは、このような世界を目指す」
 
「我々は、将来こうなる!」
 
というメッセージを打ち出す。
 
 
 
そして、そのような綺麗事だけでなく、
 
自分のビジョンに反対するような別の派閥に対しては
かなり厳しい対応をする。
 
反対派のリーダーを追放したり、無力化したり、
はては斬首したりもする。
 
 
そして、一枚岩になったら、
また別の内乱の種ができないように、目を光らせる。
 
 
そんな「内乱統治」をしながら、
外側に向けて飛躍してゆく、という感じのようだよね。
 
 
 
 
そして。
 
 
毎度毎度の流れですが、
これは個人に対しても、当てはまるような気がする。
 
 
 
 
私たち個人個人の中には、たくさんの人格が存在する。
 
 
「成長したい!」
 
「今よりも大きなステージに立ちたい!」
 
「お金や愛を、もっと受け取りたい!」
 
 
という人格もあるだろうし、
 
 
「今のままでいいよね」
 
「新しいことなんて、危険だし」
 
「あー、サボりてぇ!」
 
 
という人格もあるだろう。
 
 
また、変化を求める人格にしても
 
 
「独立起業しよう!」
 
「いや、転職だ」
 
「ちょっと待てよ、資格を取る方が先じゃね?」
 
 
みたいに、バラバラの意見を持っていて、
その時の気分やタイミングによって、
それぞれの意見の声が大きくなったり小さくなったりする。
 
そうじゃない?
 
 
 
これって、個人の中で
 
「内乱」
 
が起きている、という見方もできる。
 
 
この「セルフ内乱」は、小さいレベルでは
 
 
「今日のランチは、ラーメンで」
 
「いや、カレーにするべきだ」
 
 
みたいのもあるだろうし、大きいレベルでは
 
 
「どう生きるべきか?」
 
 
というものまで、様々だろう。
 
 
 
そして、その「セルフ内乱」の渦が大きくなりすぎると、
自分自身が弱体化して、もうどうしようもなくなる。
 
 
そして、他の強い人の言いなりになっていたり、
いつのまにか支配されていたりもするかもしれない。
 
 
 
それは、ちょいと避けたい事態だよね?
 
 
 
だから。
 
 
「セルフ内乱」が大きくなりそうだったら、
他の内乱と同じような措置を取るのが賢明なんだろう。
 
 
つまり、
 
 
「大きなビジョンとメッセージ」
 
 
を自分の中に打ち出してみる。
 
 
そして、
 
 
「内乱要素の排除」
 
 
として、自分がありたい姿を邪魔するような
「自分の中の自分」が、力を持たないようにする。
 
 
 
ビジョンを持ったりメッセージを作ったりするのは
長い時間がかかるだろうし、難しい面もあるだろう。
 
 
また、「自分の中の反逆者」の力を削ぐには
どうすればいいのか?というのも、一朝一夕では
うまく行かないかもしれない。
 
 
 
でも、
 
 
「自分のこの迷いは、セルフ内乱だわ」
 
「このままセルフ内乱が続けば、
 自分自身が弱体化しちゃうぞ!?」
 
「そうしたら、他の人に支配されちゃうかもしれない!
 それは一大事!」
 
 
みたいに考えて、
 
 
「じゃあ、この内乱の
 どこから手をつけようかな?」
 
 
なんていうアプローチで、自分を見つめ直してみるのも
けっこうユニークかもしれないよ?
 
 
 
どんな風に考えても、
結果、あなたが望む方向に進めればいいんだから、
心の迷いを
 
 
「うぬぬ、私の中のサボり派めぇ~
 おのれ!この一大事に!!」
 
「私の中の急進派は、
 猪突猛進すぎる!いさめなければ!」
 
 
みたいに捉えてみると、
面白く新たな行動に結びつくかもしれないよね。
 
 
あなたの「内乱統治」が、
うまくおさまることを願っています。
 
 
ではでは。

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