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世の中で最も儲かってしまうビジネス。

先日友人と話をしていた時に
 
「世の中で最も儲かってしまうビジネスって
 これだよね」
 
という共通認識ができてしまい、
それがおそらく事実であると同時に
ある種の戦慄が走ってしまったことがあった。
 
 
というのは、
 
 
この「最強のビジネス」は、
すでにかなり世の中に出回っていて、多くの実績も出している。
 
 
また私自身も、その「最強のビジネス」に
お金を支払ったことがあり、
おそらくハマったら、ずっと支払い続けちゃうだろうなー、
と、今でも思えるからだ。
 
 
 
 
この世で一番儲かってしまうであろうビジネス。
 
 
それは、
 
モノを売るのではなく、
サービス自体を売るのでもない。
 
 
 
売るものは、
 
 
「夢」
 
 
なのだ。
 
 
 
 
ここでいう「夢」の範囲は広いんだけれど、大きくは、
 
「過去の夢を売る」ことと、
 
「未来の夢を売る」こと。
 
 
 
 
「過去の夢を売る」というのは、
これまた別の方から聞いた話なんだけれど、
具体例を出そう。
 
 
この具体例を教えてくれたのは、
元プロフェッショナルのバレエダンサー。
 
 
その方が小さい頃バレエを習っていた当時は、
ものすごくハードな基礎練習の日々だったそうで、
「お稽古ごと」といえど、地道な日々の積み重ねだったそうだ。
 
 
そして、年に数えるほどしかない公演で、先生から
 
「じゃあ、あなたは今回は、〇〇の役ね」
 
と、配役をもらえると、晴れてその役に合った
振付を練習することができる。
 
 
まだダンサーとして発展途上の子供たちは
先生の目を盗んで、自分よりもお姉さんが躍る
振付を真似てみたり、
 
先生が気まぐれで
 
「じゃあ、たまには〇〇の振付をやってみましょうか?」
 
と言った時にだけできる特別なものだったそうだ。
 
 
 
それが、今は40代50代の女性向けのレッスンで、
いきなり、
 
 
「〇〇の主役の振付を数日でマスター」
 
とか、
 
「数日踊って、いきなり発表会」
 
みたいなものがウケているらしい。
 
 
バレエシューズや衣装も、
大人の経済力にモノを言わせて、
バンバン高級なものを準備する。
 
 
当時、一足のバレエシューズを履きつぶして
練習していた方から見ると
 
 
「時代なんだろうけれど、ちょっと寂しいね」
 
 
という感想を持つのも、分かる気がする。
 
 
 
 
 
話がちょっと逸れたかもしれないけれど、
つまり、「過去の夢を売る」というのは、
今、例を出したようなもの。
 
 
  
人は、
 
 
「いきなり、栄光の姿になることができる」
 
「みんなからの注目を、すぐに浴びることができる」
 
 
ということに、魅力を感じる。
 
 
また、
 
 
「過去、やりたかったことを今やるのに、お金の力を使う」
 
 
というのは、決して悪いことではないだろう。
 
 
なので、
 
そんな「過去の夢」を買うためにならば
ハマると、どんどんジャブジャブお金を使ってしまう、
ということらしいのだ。
 
 
 
 
 
 
また、
 
「未来の夢を売る」というものも多数ある。
 
 
「〇〇を実現したい!」
 
という人の夢見る気持ちにつけ込んで、
多額のお金を支払わせる、というビジネスだ。
 
 
 
私が知っている具体例としては、
 
「本が出版できます!」
 
みたいなものの中には、ごく一部とはいえ
その夢を食い物にしている人も存在する。
 
 
(もちろん、著者と真剣に向き合って
 出版という夢を叶えてくれるプロデューサーもいる)
 
 
 
 
 
あるいは、難関といわれている資格試験に
 
 
「あなたなら、合格する!」
 
 
と言って、長い年月お金を支払わせるように
プログラムを組むようなところも存在するらしい。
 
(こちらも、極悪なのは、ごく一部だ、、、と思う)
 
 
 
 
 
 
 
さて。
 
 
人は、自己実現欲求や自己承認欲求を持っている。
 
 
「こんな事がしたい!」
 
「みんなに認めてもらいたい!」
 
 
そんな風に思うのは、ごく自然な気持ちだ。
 
 
 
そして、衣食住がある程度整ったあとは、
この「夢」が、より一層貴重で価値のあるものに見える。
 
 
貴重で価値のあることだと思うから、
ある人は、ハマると
 
 
「夢の方がお金より大事」
 
 
という状態になり、どんどんお金を使う。
 
 
 
 
そんな「夢」をサポートする仕事というのは
個人的には素晴らしいことだと思う。
 
 
 
ただ、
 
やるのであれば、本当にお客さまが欲しい
夢をサポートして欲しいな、というのが個人的感想。
 
 
 
夢を見させるだけ見させて、あとで裏切ったりするのは、
それは詐欺じゃね?とも思う。
 
 
お客さまが納得の上で夢を買うのならばいいんだけれど
それ以外は、賛成しないなぁ、なんて思う今日この頃。
 
 
 
さて。
 
 
今、あなたがやっているビジネスの中で、
真っ当に
 
 
「もしかしたら、こんな夢を持っている人に対して
 こんなサポートができるかも」
 
 
というものがあれば、
それはとてもつもなく大きな、素晴らしいビジネスに発展するな、
なんて風にも思う。
 
 
 
もし、あなたがビジネスを仕掛ける側ならば、
お客様の「夢」を、しっかりサポートできるようなものをやるのは
素晴らしいと思う。
 
私自身も、どんなサポートが出来るのかを
考えてみたいとも思う。
 
 
 
そして、
 
 
もし、あなたが何かの夢を持っていて、
 
「これを実現させるために、誰かのサポートを受けよう」
 
と思うのであれば、それは慎重に慎重を重ねて
サポートしてくれる人を選んだほうがいい。
 
 
 
その人は、
 
あなたの実現したい夢を
本当にサポートしてくれる人かもしれないし 
 
 
夜、眠るときに見る方の夢みたいなものをあなたに見させて、
お金をもらったら逃げる人の可能性も、残念ながらある。
 
夢から目が覚めた時、それは一気に悪夢の思い出になる。
 
 
 
夢を食い物にする悪いバクに食べられないように
お互いに気をつけたいよね。
 
 
ではでは。

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