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お風呂の法則。

「イグさん、お金持ちになるには
 どうすればいいんですか?」
 
という、極めてダイレクトな質問がやってきた。
 
そして同じ時期に
 
「豊かになるにはギブしろ!
 と言われるのでギブしているのですが、
 まったく返ってくる気配がありません」
 
みたいな質問もやってきた。
 
 
これ、実のところ根っこは同じなので、
書いてみたいと思う。
ちょい抽象的だけれど、そこんとこよろしく。
 
 
さて。
 
話を始める前に、お風呂の話をしたいと思う。
 
「は?何それ意味わかんないしー!」
 
と、思わずギャル語になってしまうのも分かるが、
まぁ、聞いて欲しい。
 
 
あなたが、お湯で満たされたお風呂に入っているとする。
 
ひとまずは温泉とかでなく、
普通の家庭用のお風呂を思い浮かべて欲しい。
 
 
そこで、あなたが手のひらでお湯を押すように動かすと、
自分の方にお湯は跳ね返ってくる。
 
逆に、お湯をかき集めようとすると、
反対にお湯は自分のもとから離れて行ってしまう。
 
 
自分から離そうとすると自分のもとに入ってきて、
自分に集めようとすると自分から離れてしまう。
 
これが、豊かさの基本ルールであり、
「ギブすれば返ってくる」の正体だ。
 
 
が!
 
ここで大事なことがある。
 
この「お風呂」を構成している要素が
3つあるということだ。
 
 
それは、
 
1.自分
2.お湯
3.浴槽
 
だ。
 
 
このそれぞれが、ほどよい大きさや量だから
「豊かさの循環」も「ギブすれば返ってくる」も
実感として感じることができる。
 
しかし、このバランスが悪いと、
実感を持つことは、極めて難しくなるだろう。
 
 
仮に、
 
自分がシジミのように小さかったり、
浴槽がプールとか海みたいに大きかったら
どうだろう?
 
自分からお湯を手放すように押しても、
自分のところに入ってくるような実感は薄いだろう。
 
 
あるいは、お湯がめっちゃ少なかったら?
 
押せるほどのお湯がないのだから、
手は虚しく空をかくだけになるだろう。
 
 
 
これと同じことが、現実世界でも起こる。
 
 
現実に当てはめると、
 
1.自分は、自分自身の能力や人間力。
 
2.お湯は、そこにある豊かさ。
 お金でも愛情でも、好きに捉えてもらえばいい。
 
3.浴槽は、自分のいる環境だ。
 
 
いくら環境が恵まれていても、
自分の能力や器がともなっていなければ、
その「ギブ」はギブになっていない場合もある。
 
 
また、そもそもそこに充分な豊かさがなければ、
循環は起こりにくい。
 
 
そして、環境があなたに合っていなければ
あなたが気持ちよく過ごすことはできないだろう。
 
あなたのいるべき環境より小さすぎたら
あなたは窮屈さを感じるだろうし、あふれてしまう。
 
かといって、海のように果てしない環境に放り込まれたら
相対的に人間は小さい存在になってしまう。
 
 
 
なので。
 
 
「ギブが機能」するために、
「豊かさの循環」が起こりやすくするためには。
 
 
自分の力量を見極め、
適切なサイズの環境を選び、
そこに豊かさが充分満たされているのかを吟味すればいい。
 
 
そうすれば、あなたのギブは
大いなる福音をもたらしてくれるだろう。
 
 
 
さてさて。
 
 
そして、何もずっと同じ「風呂」に入っているだけが
能じゃない。
 
 
自分の力量が増し、「大きく」なったのであれば
新しい「風呂」を見つければいいし、
少し疲れたのであれば、小さな風呂に移ればいい。
 
 
また、お湯も、浴槽も、ずっと同じということもない。
 
そこにある豊かさは増減し、
環境も変わるだろう。
 
 
 
ほとんどの場合は、
その人の力量に合わせて
適切な「お湯」と「浴槽」は用意される。
 
 
けれど、もし
 
「なんか、ギブしても吸い取られるばかりだな」
 
「循環している感じがしないな」
 
というのであれば、
 
環境と、そこに流れている豊かさと、
そして自分を再チェックしてみてもいいのかもしれないね。
 
 
抽象的な話でスミマセン。
 
必要な人には、必要な話かと。
 
  
 
ではでは。
 

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