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人はサルより反省できない。

昔、
「反省だけならサルでもできる」
といった言葉があったんだけど。
 
実際のところ「反省」って、
なかなか難しいし、心からしている人って
なかなかいなくない?
 
おサルさん側から、
「いや、こっちを巻き込まないでもらえます?」
と、バナナ片手に抗議されても仕方ないのではないか。
そんな気すらしている。
 
 
つらつら考えてみると、
「反省」は、なかなか高度な
コミュニケーション領域だ。
 
反省をするためには、
 
・相手との信頼関係があり、関係の継続を望んでいる。
・相手は少なくともその分野において「目上」である。
・自分の非を理解できる状況や説明があった。
・自分の非を認める勇気が本人に備わっている。
・改善をしようという意欲が持てる。
 
と、ざっと挙げただけで
少なくともこの5項目をクリアしなければならない。
 
 
相手が本人にとって、どーでもいい人だったり、
「あ、それならもういいや」と思うような人だったら
反省はしない。
 
 
相手が自分の親、上司、師匠、メンター、
あるいは家族、お客様であったりすることで
「この人の言うことは聴くべきだ」と思わないと
反省はしない。
 
「目下」からの進言で反省できる人は、
相当の人物だと思うけれど、
少なくとも相手に敬意と愛情がなければ
心からの反省はむずかしいだろう。
 
なぜなら人間は、
内容が正しいかどうかより先に、
「誰に言われたか」
で感情が立ち上がってしまう。
これがなかなか厄介だ。

サルはバナナを食べている。
人間はプライドを食べている。
プライドは胃に負担があるくらい消化に悪い。
 
 
また、自分の非を理解できることも必要だ。
 
たとえば明らかな発注ミスとか、
人為的なミスという状況があれば
「次から気をつけよう」と反省できる。
 
ただ、自分でも気づかないようなことで
誰かから注意をされた際には、
それが理解、納得できない限り
なかなか反省はできない。
 
感情の波が高ぶっている時は難しく、
それがおさまると反省にたどり着いたりもする。
 
 
さらに、勇気がないと反省はできない。
「勇気」というと大げさかもしれないが、
以前
 
「男の人って、謝らないですよね」
 
と、女性から伝えられたことがある。
 
わかるぅ!めっちゃわかるぅ!!
 
と思ったが、それは自分のミスを認めると
男としての価値が下がるという
勘違いから生じる勇気のなさだ。
 
なので全男性を代表し、
声を大にして、女性の皆様には
こう申し上げておきたい。
 
ごめんなちゃいっ!!!!!
 
 
最後。
 
改善しようとする気持ちがなければ
反省は、反省じゃなくなる。
 
「あー、やっちゃったー。
 ごめんごめんー、でも仕方なくない?」
 
みたいになったら、もう違う。
 
 
さてさて。
 
「サルでもできる」
 
などと軽々しく言われる反省だが、
実のところ、すさまじく高度だ。
 
愛情。敬意。認識。勇気。改善意欲。
 
そのすべてが兼ね備えられていて
始めて機能するのだ。
 
処理
ふり
しょんぼり
逆ギレ
言い訳
被害者ムーブ
その場しのぎ
 
そのどれでもない反省は難しい。
 
 
何でこんなことを書いているのか
自分でもよく分からないが、
 
「え?それっておサルさんに失礼じゃね?」
 
「私も含めた、ほとんどの人って
 おサルさんよりひどくね?」
 
と、おサルさんの人権、、、いや猿権擁護のため
お伝えさせていただきました。
 
ではでは。
 

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