なんか「あなたの風邪は、喉から鼻から熱から?」
みたいになっているが。
なんらかの行動をする時って、
ほとんどの場合、動機があると思う。
その動機には様々なものがあるだろう。
惰性、義務、使命感、ホント色々だ。
その中で中心的な動機となっているのは
「愛から」「欲から」「恐怖から」
だと思うが、どうだろう?
行動を起こせば、なんらかの結果が出るのだが、
行動そのものよりも、どんな動機から動いたのかで
結果は大きく変わる。
なぜならば、
恐怖から動いた時には、恐怖を持っている人が反応し、
欲から動いた時には、欲を持っている人が反応し、
愛から動いた時には、愛を持っている人が反応するからだ。
たまに別の動機を持っている人も反応するが、
最終的に残るのは、同じ動機を持っている人になる。
「結果」というのを、どこで区切るかによるけれど、
だから行動そのものよりも、動機の方が大切だったりする。
少し、細かく見てみよう。
【恐怖から動く】
「何かを失いたくない」
「おびやかされたくない」
「不充分だと思われなくない」
などを動機として行動するケース。
痛みを避ける。離れるエネルギー。
ほとんどの「惰性」や「義務」なども
恐怖が根っこにある場合が多い。
この場合、同じような恐怖を持っている人か、
あるいはその恐怖を煽って、
自分の「欲」を満たそうとする人が寄ってきやすい。
また、恐怖に駆られていると、
自分の近くに寄ってきた人が
「欲」から近づいて来たのか
「愛」から近づいて来たのかが判別できない。
そして大抵の場合、
「愛」から近づいてきた人を拒絶し、
「欲」から近づいてきた人を迎え入れる。
恐怖から逃れるための最低限のことをしてサボるか、
逆に自傷行為としか思えないほど燃え尽きるまでやる。
欲を満たすために近づいてきた人に傷つけられ、
さらに恐怖を増して、同じような恐怖を持っている人と群れる。
というマイナスのスパイラルを起こしやすい。
抜け出すには、
一度「安全である」という認識を持つ必要がある。
ほとんどの恐怖は実体がないか、
あるいは自分から原因を作り出していることが多い。
最前策は「逃げること」「脱出すること」なので、
そのための勇気が必要。
【欲から動く】
「何かを得たい」
「自分を満たしたい」
「より多く欲しい」
などを動機として行動する場合。
快楽を得る。向かうエネルギー。
恐怖よりは主体的になる。
同じ種類の欲を持っている人を強烈に引き寄せる。
その中での奪い合いが発生することも多い。
愛寄りの欲は相互補完を生むが、
恐怖寄りの欲は相手のコントロールを生む。
誰かをコントロールして満たした欲は、
浪費につながりやすい(お金、時間、関係性などの浪費)
完全に抜け出す必要はないが、
自分の欲と向き合うことが大切。
一番始末に負えないのが、
「愛」を動機だと思っている「欲」からの行動。
金銭欲、承認欲などが
目をくらませやすい。
「あなたの為」「みんな知るべき」とか言い出したらアウト。
うまいこと、自分の欲と付き合って行こー!
コントロールするのは、他の人じゃなくて自分。
【愛から動く】
人が人として動く。
あふれる。そこにあるエネルギー。
純度100%の愛で動ける人は、まれ。
ワタシはたぶん、今のところの生涯で
一度もできていないと思う。
満たされていることを分かつ状態。
ただし、相手が受け取るかどうかは
完全に相手に一任している。
拒否された時に、どれだけ感情が揺らぐかで
「愛からの動機」の含有率が分かる。
含有率が高ければ高いほど、マイナスに揺らがない。
基本的に、
「自然体で没頭している」
という状態。
それが勝手に伝播して人を幸福にしているので、
本人としては、ほとんど無自覚。
ただ、それが届いたと分かった時には
とてつもない幸福感に満たされる。
「理解させよう」
「相手にも動いてもらおう」
という成分は、愛には含まれてない。
そのため、愛の含有率が高い場合、
他の人の恐怖が伝染することはなく、
欲を刺激されても、まったく影響を受けない。
また、本人自体をアピールする意味がゼロなので
「私は愛にあふれています!」
とか言っていたらダウト。
さてさて。
ワタシは別に「愛こそ至上!」派でもないし、
恐怖や欲の自分も常に存在する。
恐怖28%、欲70%、愛2%くらいちゃうかな?
それも、すべてのジャンルにおいて固定でもないし、
それこそ相手との関係性による。
常に、刻一刻とその割合は変わっているだろう。
ただ。
結局、恐怖から行動したことで
長期的にうまくいったことはないし、
(途中で他に変化した場合は除く)
欲の含有率が高い行動よりも、
愛の含有率が高い行動の方が、気持ちいい。
それが分かっているのに、なかなかできないワケだから
まだまだ人間がなってないなぁ、と思う次第。
そんなワタクシに付き合って下さり、感謝っす!
ではでは。