スポンサーリンク 僕らは皆、盲目。 2018/12/23 2019/12/11 短いつぶやき 昔、象の一部に触れ、 「彼は細長い」「いや、壁のようだ」 と主張し合った盲人たちと等しく。 各々、めいめいに正当し合う。この世界のかたちを。 生涯という欠片ほどの時で舐めた脆弱なリアルの中で。 世界のすべてが「それ」であるとでも名状し切るように。 その一部を抱き締め「全部」と自己催眠し、内実、抱かれていることにすら気付かずやがて、こと切れる。