スポンサーリンク

ビジネスを成功に導く、1つのカギ

一流ビジネスマンが気をつけていること。
 
 
もう数年前の話になるけれど、
ビジネスのプロフェッショナルたちと
一緒に仕事をしていたことがあった。
 
 
そのリーダー格の人が、
ひとつのプロジェクトを完成させるまでに
いつも細心の注意を払っている事があった。
 
 
もちろん、
 
「ひとつひとつの仕事の出来栄え」
 
とか、
 
「スケジュール管理」
 
とか、
 
「チームのモチベーション」
 
とかも重要視するんだけれど、
たぶん、その人が最も大切にしていたのは
ちょっと別の所だったんだよね。
 
 
 
ビジネスのプロフェッショナルが
プロジェクトを完遂するのに
最も重視していること。
 
 
 
 
それは、
 
 
「順番」
 
 
だったように思う。
 
 
 
 
ちょっと聞くと、スケジュール管理の一環のように
思うかもしれないけれど、それだけではない。
 
 
 
「今回のプロジェクトを、
 誰から順番に伝えるか」
 
 
「その人に、どの時点で、どこまで、
 どの順番で伝えるか」
 
 
「誰に伝えたのかを、
 誰に、どの順番で伝えるのか」
 
 
という、「人」に関する順番。
 
 
 
また、
 
 
「より大きなプロジェクトに繋げていくことを
 どのような順番で組み立てていくか」
 
 
「今までのプロジェクトとの一貫性を
 どのような順番で整合性を取っていくのか」
 
 
「たくさん議題に上がるプロジェクトを
 どの順番で実行していくのか」
 
 
という、「プロジェクト自体」の順番。
 
 
 
そんなことを、いわゆるプロジェクトの
スケジュール管理以上にやっていたように見えた。
 
 
 
 
その人は、今までにたくさんのプロジェクトの
成功と失敗を重ねてきて、
 
「順番を間違えると、
 素晴らしいプロジェクトもうまくいかない」
 
ということが、身にしみているのかもしれない。
 
 
 
 
「根回し」というレベルではなく、
もっと高次のプロセスにおいて
 
「順番の大切さ」
 
を、教えてもらったなぁ、と感じる今日この頃。
 
 
 
 
 
考えてみれば、
 
 
経験豊富なシェフと
極上のレシピと
最高の素材が揃っていても、
 
 
レシピに書いてある順番を無視したら、
とんでもないものが出来上がってしまう。
 
 
 
 
シェフが絶妙のタイミングで
最上級の豚肉を調理したとしても、
 
 
「油で揚げてから、パン粉をつける」
 
 
なんてことをやってしまったら、
目も当てられない。
 
 
 
それよりは、
素人がセール品で買ってきた豚肉を使って
 
「パン粉をつけてから、油で揚げる」
 
という順番を守ったトンカツの方が
まだ素敵な料理だろう。
 
 
 
 
 
今の話は極端だとしても、
 
「順番」
 
というのは、最も重要視してもいい要素だなぁ、
というのは、分かってもらえると思う。
 
 
 
 
「その時に出来ることをやる」
 
というのも大切だし、
 
「根回しなんて、くだらない」
 
という考えもあるだろう。
 
 
 
ただ、
 
ひとつのことを完遂させ、
それを予想以上の出来に仕上げたいのであったら、
 
「順番」
 
ということを、ちょっと考えてみてもいいんだろうなぁ、
と思う次第。
 
 
 
 
 
 
 
スケジュールの順番
 
作業の順番
 
人への順番
 
プロジェクト自体の順番
 
 
 
 
ちょっと見なおすだけでも、
 
 
「駄作」が「平凡な作品」へ。
 
「平凡な作品」が「良作」へ。
 
「良作」が「傑作」へ。
 
「傑作」が「歴史に残る作品」へ。
 
 
変貌を遂げるかもしれないものね。
 
 
 
 
 
 
「順番」に意識をめぐらせ、
 
「今は、あえてやらない」ものを選び、
「無理してでも、今やる」ものを選ぶ。
 
 
 
 
 
 
それが、数年、数十年積み重ねられた時に、
 
「あなた自身というプロジェクト」
 
「あなた自身と言う作品」
 
の出来、不出来を決めたりするのかもしれないよね。
 
 
 
私自身が今まで通ってきた「順番」に
いささかの反省をし、
そしてこれからの期待を胸にしながら。
 
 
ではでは。
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク