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商品・サービスの値段を決める、たった1つの要素

 
商品やサービスの値段を決める
たった1つの要素。
 
 
現代社会に生きていると、
本当にたくさんの商品・サービスが
あふれているよね。
 
 
 
どの商品も魅力的だけれど
 
実は、
 
設定された価格が受け入れられるか
それとも受け入れられないかは、
たった1つの要素で決まっているんだなぁ。
 
 
ということを、最近あらためて気がついたんだよね。
 
 
 
 
 
 
どんなに素晴らしい商品でも、
この要素がお粗末だと、絶対に受け入れてもらえない。
 
 
 
その要素は何か?
 
 
けっこうシンプルだけれど、
よかったら考えてみて欲しい。
 
 
 
 
 
考えてみてくれた?
 
 
 
どの商品やサービスにも、
この要素がゼロと言うことはありえない。
 
 
ただ、その要素の善し悪しで、
商品価格は決定的に変わってくる、という要素。
 
 
 
 
商品やサービスの値段を決める
たったひとつの要素。
 
 
 
それは、
 
 
 
「ストーリー」
 
 
 
だと思うんだよね。
 
 
 
 
 
たとえば、フェラーリを買うのは、
 
「こんな車に乗っちゃってる俺」
 
「ステータス」
 
というストーリーを買っているといえる。
 
 
 
海外旅行やテーマパークに大金を使うのは
 
「普段とは違う場所で楽しい経験をする」
 
「非日常空間」
 
というストーリーを買っている。
 
 
 
軽トラックでも、国内旅行でも
 
 
「移動手段を手に入れる」
 
「日常とは違う場所に行く」
 
 
という結果は得られるのに、それでも
もっとお金を支払うのは、
 
「より感情の高ぶるストーリー」
 
に、自分が浸りたいからという以外に
理由はない。
 
 
 
そう思わない?
 
 
 
 
 
 
もちろん、他の日常的な商品・サービスにも
ストーリーがある。
 
 
スーパーで食材を手に入れるのは
 
「お腹がいっぱいになる」
 
「家族が食卓をかこむ」
 
というストーリーを買っているわけだし、
 
 
 
コンビニで電池を買うのだって
 
「日常で使っている商品が正常に動く」
 
とか、あるいは
 
「いざという時に困らない」
 
というストーリーを買っているわけだ。
 
 
 
 
「いやいや、これはストーリーじゃなくて
 本当に必要だからでしょ?」
 
と思うかもしれないけれど、そうじゃない。
 
 
 
なぜなら、
 
 
実際に利用するまでは、
 
「本当に、その目的で利用するのか?」
 
ということは、不確定だからだ。 
 
 
 
買った食材は、使わずに腐ってしまうこともあるだろうし、
電池を買っても使わなかったり、
いざということが起きなかったりすることもある。
 
 
たとえ、食材を買ったその場で食べたとしても、
お金を払って手に入れる時点までは、極端な話
 
「ストーリー」
 
だと言える。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて。
 
 
ここからが本日のお話のメイン。
 
 
 
「すべてのの商品やサービスがストーリーだ」
 
 
 
というお話をしてきたんだけれど、
そのストーリーには2つの方向性がある。
 
 
1つは、「実用ストーリー」。
 
そしてもう1つは、「ロマンストーリー」。
 
 
 
 
2つとも文字通りの意味だけど、
ちょっと説明すると。
 
 
 
 
「実用ストーリー」というのは、
 
 
「これを買わないと、おなかが減る」
 
とか、
 
「これがないと、生活に支障が出る」
 
とか、
 
「これが切れたら大変」
 
 
といったような、
 
 
「普段の生活上で、役に立ちますよー」
 
 
という「実利」「実用」を前面にうたった
ストーリーだ。
 
 
 
最低限の衣食住。
 
日用生活品。
 
車なんかだったら、軽トラックとかファミリーカーは
「実用ストーリー」がメインの商品・サービスだろう。
 
 
一概には言えないけれど、
 
「苦痛が減る」
 
「マイナスの解消」
 
といった商品やサービスが多いとも言える。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
対して、
 
「ロマンストーリー」の方は、逆の方向性だ。
 
 
 
「これを手に入れたあなたは、別の人になれる」
 
「夢のような毎日が始まる」
 
「新しいライフスタイルを、あなたに」
 
 
といったような、
 
 
「なくても困らないけれど、
 あると豊かさを感じることが出来る」
 
 
という「夢」「ロマン」を前面に打ち出した
ストーリーだ。
 
 
 
素敵なファッション、グルメ、高級ホテル。
 
車だったら、高級スポーツカーなどは
「ロマンストーリー」を大切にしていると言える。
 
 
「今のあなたじゃないあなた」を演出するものなので、
 
たとえば、
 
ダイエット商品やお見合いサービスなんかも
うまい「ロマンストーリー」を打ち出せているところが
利益をあげることができるだろう。
 
 
(“ロマン”というと誤解があるかもしれないが、
 たとえば「軍隊式ダイエット」なんていうのは、
 「効きそうだ」と思えるから、うまいストーリーだよね)
 
 
 
 
ある意味、ロマンストーリーだけで
莫大な利益を上げている商品・サービスとして
 
「宝くじ」
 
なんかは、究極といえるかもしれない(笑)

 
  
 
これまた一概には言えないけれど
 
「快楽を得る」
 
「プラスオン」
 
の商品・サービスが多いかもしれないね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「実用ストーリー」は、のびしろに限界がある。
 
しかし、実用ストーリーゼロのものよりは
実用ストーリーがある方が売れる。
 
実用ストーリーだけで売っているものは、
最終的には品質と価格以外では、勝負できなくなる。
 
 
 
 
 
 
「ロマンストーリー」は、のびしろが無限だ。
 
しかし、ロマンストーリーだけの商品は
「詐欺商品」と呼ばれる可能性も秘めており、
また、飽きられやすいという欠点も持っている。
 
最終的には、ストーリーの一貫性と
そのストーリーの歴史が勝負どころとなるだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もし、自分で商品やサービスを提供しているのであれば
 
「どちらのストーリーを強化すべきか?」
 
「どちらかのストーリーがゼロだったりしないか?」
 
と考えてみるのも面白いよね。
 
 
 
ロマンストーリーに実用のストーリーを含めるのは
それほど難しくないだろう。
 
 
また、実用しかないように見える野菜みたいなものでも
 
「○○さんが作ったキャベツ」
 
みたいな形で、
実用以外のストーリーを取り入れているわけだから
不可能じゃないだろうからね。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして。
 
 
これは何も商品やサービスだけに限らない話と言える。 
 
 
 
あなたの仕事もそうだし、
 
ひいては、「あなた自身」も、ストーリーと言える。
 
 
 
「私を雇うと、どんなことが起きるのか?」
 
 
「私と付き合うと、どんな世界が待っているのか?」
 
 
 
それが、実用ストーリーで語られてもいいし、
ロマンストーリーで語られてもいいだろう。
 
 
 
嘘をついたらダメ、というか
誰も幸せにならないけれど、
 
うまく自分のストーリーを語れる人が、
自分の価値を正当に評価されるような気がするけれど、
あなたは、どう思うだろう?
 
 
 
せっかくだから、
実用とロマンの、両方のストーリーを考えてみて、
 
あなた自身の「値上げ」をはかってみても
面白いかもね。
 
 
ではでは。
 

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