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リーダーになる人

 
「リーダーシップを身につけたいんです」
 
「みんなから、リーダーとして認められたいんです」
 
 
と、けっこう色んな人から相談を受ける。
 
 
 
 
中には、
 
「私のミッションは、リーダーになることだ」
 
というように、自分に「リーダーになること」を
課しているいるような人もいる。
 
 
 
そして、
 
「どうやったら、みんなを引っ張って行けるのか?」
 
「どうやってコミュニケーションをとっていくのか?」
 
ということを、熱心に勉強して、
いかに自分が優れたリーダーたらんとしているのかを
アピールしたりする人もいる。
 
 
 
もちろん、そういう努力が出来る人は素晴らしいと思う。
 

また、すでに「熱いリーダー」になることを
放棄している私が、彼ら彼女らに
偉そうに言えることは、ないだろう。
 
 
 
 
その上で、
  
今まで私が見てきた
 
「リーダーシップを周囲から認められている人」
 
と、
 
「リーダーとして認められたい人」
 
には、明らかな違いがあるので、その辺を
ちょっと話させてもらえるといいな、と。
 
 

そこで今回は、リーダーを目指している人に向けて
その違いを伝えてみたいと思う。
 
 
 
 
さて。
 
 
「リーダーとして認められたい人」。
 
つまり、皆からはリーダーとして認められていないのに
リーダーとして頑張ろうと空回りをしちゃっている人に、
共通して見受けられるポイントを、まず話そう。
 
 
 
「認められたいちゃん」の共通点。
 
 
 
それは、
 
「他の人を巻き込んで、引っ張ろうとする」
 
と言う点。
 
 
 
「え!?リーダーなんだから、
 周りを巻き込んで、引っ張ろうとしなくちゃ
 ダメじゃないですか?」
 
という疑問を持つかもしれない。
 
 
 
 
もちろん、みんなから認められているリーダーも
周りを巻き込む力を持っているし、
時と場合によっては、みんなを引っ張ることもある。
 
 
 
でも、
 
 
いつもみんなを引っ張ろうとしている人で、
周りから一目置かれるリーダーを
私は見たことがない。
 
 
 
 
周りから認められている「真のリーダー」は、
どちらかというと、周りを引っ張るのではなく、
 
「周りから、引っ張り出されてしまう」
 
という人が多い。
 
 
 
真のリーダーは、
別に、他の人がリーダーシップを取れている時には、
自分の存在をアピールしない。
 
 
もちろん、みんながどうやればハッピーになるかは
いつもいつも、ずっと考えているんだけれど、
自分が出なくていい時は、特に出しゃばらない。
 
 
でも、
 
 
周りの人から
 
「どうか私たちを引っ張ってください」
 
「考えを聞かせてください」
 
と、奥に引っ込んでいても、いつのまにか
 
「引っ張り出されて」しまう。
 
 
 
 
 
真のリーダーが考える、
 
「ひとつの意志」
 
に共鳴したくて、まわりが放っておかない、
っていうイメージなんだよね。
 
 
 
 
 
 
 
リーダーシップと言うと、
 
一番前線に立って、旗を振り上げて
 
「みんな、こっちだー!!!!」
 
というイメージが先行しているかもしれない。
 
 
 
でも、
 
 
少なくとも私が見てきた真のリーダーは、
 
どちらかと言うと、ずんずん進んで行く感じではなく、
 
「惑星」みたいに、あまり動いているイメージがない。
 
 
 
そのかわり、その「惑星」の持つ「引力」に
皆が引っ張られる感じ。
 
 
その「惑星」があるからこそ、みんなが安心して、
それこそ地に足をつけて活動が出来る、
という印象なんだよね。
 
 
 
 
「リーダーシップ」は、「引っ張る力」。
 
 
それはたしかにその通りなんだけれど、
それは「牽引力」というよりは
惑星の持つ「引力」に近い。
 
 
 
そんな風に思うんだよね。
 
 
 
 
なので、
 
「リーダーシップを発揮したい!!」
 
と思っている人は、
 
「どうやってみんなを引っ張ろうか?」
 
と考えるのも大事だけれど、それ以上に
自分の意志と対話をして、
惑星のような「引力」を身につけるといいのかな?
 
なんて思うわけ。
 
 
 
 
 
まぁ、最終的には、どんな風に生きても
幸せになることはできるので、
 
「コレは絶対こうじゃないとダメ!」
 
なんて言うつもりは、ない。
 
 
 
あなたがリーダーシップを求めているのならば、
あなたらしいリーダー像を追い求めればいいと思う。
 
 
 
あなたが望む姿を手に入れられますように。
 
 
ではでは。
 

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