ハラグロ・テクニックシリーズ第2弾。
日常の生活の中で役に立つ、
ちょっとハラグロいコツをご紹介!
今回は【相手が心を開くひと言】。
このテクニックは、特に初対面とか
あまり面識がないような人にやると、
とても効果を発揮する。
その人が、社会的にどんなにスゴイ人であっても。
というか、スゴイ人であればあるほど
あなたのことを
「よく理解してくれているな」
「信頼できそうな人物だ」
と、思ってもらえるようなテクニックだ。
では、具体的な方法を見ていこう。
やり方自体は、非常にシンプルだ。
まずは、心を開いてほしい人と、
1対1で話せるような環境を作る。
これは、できればじっくり
膝を突き合わせるような場所がベスト。
ただ、普通はなかなか難しいだろう。
なので、
たとえばパーティ会場とかで
たくさんの人がいる場所であったとしても、
とにかく
「あなたと相手の話に、誰も興味を向けていない」
という状況を作ってほしい。
そこで軽い雑談をしながら、相手の話を聞いていくのだが、
今回のハラグロ・テクニックの中で大切なのは、
「相手自身の、もっとも華やかな話」だ。
「華やかな話」というのは、たとえば、
大きなビジネスをやっている、とか
芸能関係者など、多くの人脈を持っている、とか、
一流企業に勤めている、とか、
いま伸びている業界で活躍している、とか、
自慢の親せきがいる、とか、
すごい高価な腕時計やアクセサリーをつけている、とか、
シンプルに外見が美人・イケメンとか、
そういう感じ。
話している相手が、おそらく何回も
ひそかに自慢のネタとして誰かに話していて、
たいていの人が
「スゴーイ!」「スゴイですね!」
と、反応する話題を聞き出すのだ。
相手も話したくてたまらない話だから、
聞き出すのはそんなに難しくないだろう。
さぁ、ここからハラグロ・テクニックが炸裂する。
普通の人が「スゴイ!」と反応するところで、
あなたは急に辛そうな顔をするのだ。
そしてひと言。
「それは、他の人には分からないご苦労があるでしょう」
と言えばいい。
相手からすれば、当然「スゴイ!」という反応があると
思っている予測を外すのだ。
予定調和が崩れた時、
相手の心にグラリと隙間が出来る。
そこにあなたが入り込んで、
心の扉を開けてしまうのだ。
一見華やかに見えることであっても、
当人にしかわからない気苦労というのは、
絶対にある。
その確率は、100%。
大きなビジネスをやっていても、
組織を束ねて行くのは、本当に大変だろう。
芸能関係者など、多くの人脈を持つに至るまで
人脈ゼロの時代があったに違いないし、
もし親とかから与えられた人脈なら、
複雑な思いがあるはずだ。
一流企業に勤めていたり、
いま伸びている業界で活躍していたとしても、
日々の仕事には、必ず泥臭い側面があるに決まっている。
自慢の親せきがいたりしても、
自分自身のことではないし、そのせいで
本人は下支え役に甘んじなければいけないかもしれない。
すごい高価な腕時計やアクセサリーをつけていても、
それを手に入れるまでにはすごいストーリーが
あるかもしれない。
外見が美人・イケメンとかでも、普通の人間なんだから
中身を見られずに、外見だけで判断されることに
フラストレーションを感じることもあるだろう。
他の人が「スゴイ!」のひと言で済ませてしまう話の
奥底に潜む苦労にスポットを当ててくれる。
そんな人を、誰も無視することはできない。
しかも、先ほどのひと言にはトリックがある。
「それは、他の人には分からないご苦労があるでしょう」
このひと言を言った時点で、言外に
「私は他の人には分からないことが分かっていますよ」
というメッセージを伝えているのだ。
ここで、完全に「あなた」と「その他大勢」を
大きく引き離す会話トリックが仕組まれているわけだ。
はい、ハラグロいですが、なにか?(笑)
まぁ、このひと言の後に、
どうやって会話を続けるかは
慣れやセンスも必要だろう。
ただ、相手の華やかに見える部分の
裏側にフォーカスすることを習慣化すれば、
本当に相手が見えるようになってくる。
本当に相手が見えるようになってくれば、
こんなテクニックなんて使わなくても
どんどん相手の方から、あなたを離さなくなる。
私が、
「なんだこの悪党は!?」
と思われるリスクを背負って、せっかく
あなたにシェアしているテクニックなので、
うまいこと活用してほしい。
そして、あなたにとっても、あなたの周りにいる人も
ハッピーになれる方向に使ってもらうことを
心から願っています。
まずは、あなた自身の「華やかな部分」を考えて見て、
それに対して、どんな苦労を分かってもらいたいかを
考えてみてもいいかもしれないね。
それが、相手に対して、
やさしくこのテクニックを使えるようになる
第一歩だと思うので。
ではでは。