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ペナルティという名のライセンス。

先日、目標設定セミナーを主催してきた時、
その最後にみんなにお伝えしたことのひとつ。
 
それは、
 
「もし目標に進むのをサボっても、
 自分を罰さないでください」
 
ということだった。
 
 
人の心理って面白いもので、
表層で意識しているようには
ままならないことが多い。
 
 
 
たとえば、
 
「今日は、コレをやろう!」
 
と、目標を達成するためのコツコツを
サボったとする。
 
 
その時、
 
「ああ、なんて私はダメなんだ。。。」
 
と反省し、
 
 
「がんばれなかったんだから、
 今日は大好きなお菓子を
 食べるのをやめよう。。。」
 
 
なんて風に、「自分へのペナルティ」をつけたとする。
 
 
 
そうすれば、
次回からはがんばるようになるだろう、という
効果を期待するわけだ。
 
 
 
しかし!残念!
 
 
大抵の場合は、そのペナルティは
効果を発揮しない。
 
 
表層では
 
「これで次はがんばれる!」
 
と思うのかもしれないが、
潜在意識は、全然違う「学習」をする。
 
 
 
どんな学習か?それは、
 
 
「え?
 お菓子を食べなければ、
 やらなくていいんだ。わーい」
 
 
である。
 
もう、ホント困ったちゃんである。
 
 
 
まるで、
 
 
「やらなかったお前は、始末書だ!」
 
「はい」
 
「これからは、ちゃんとやるように」
 
「(始末書を書けば、やらなくていいんだ。。)」
 
 
みたいな、パワー上司とダメ社員みたいな
コントが繰り広げられちゃうわけだ。
 
 
 
 
なので。
 
 
もし、決めたことをやらなかったとしても、
自分に対してペナルティを課すのは
やめておいた方がいい。
 
 
そうじゃないと、変な学習を繰り返して
 
「大丈夫です!
 どんな厳しいペナルティにも耐えます!」
 
みたいな、とことん何もやらないキャラに
進化(退化?)しちゃいかねない。
 
 
 
 
「じゃあ、どうすればいいんですか?」
 
ってのは、カンタン。
 
 
 
「あー、やらなかったんだなぁ。。。」
 
と思う。以上。それだけでいい。
 
  
 
そのモヤモヤが、ずっとモヤモヤしていたら
人は行動するようになる。
 
 
もし、そのモヤモヤが大したことないのであれば、
その目標なり、やりたいと思っていることは、
実は、大してやりたくもないことだった、というだけだ。
 
 
 
そう。
 
 
人は、動機のアクセルと、
現状維持のブレーキを持っている。
 
 
基本的には、現状維持のブレーキが強い。
 
 
だから、自分のハートに問いかけて
「本当に得たい未来」を描かないと
ブレーキの摩擦を超えることはできない。
 
 
超えるか超えないかは、
本人の生きたい人生によって変わってくる。
 
 
 
ただ、
 
 
その途上でのペナルティは、
基本的には動機のアクセルを強めるのではなく、
現状維持のブレーキを踏みしめる
「罪をおかす許可証、ライセンス」となってしまう。
 
そんなライセンスは、必要ないだろ?
 
 
 
さてさて。
 
 
人は、自分が生きたい未来を決め、
自分が責任を負えばいい。
 
 
行動しないことを罰する必要はない。
 
やらなければ、やらなかった未来を
選んだだけで、そこにはまた別の
あなたの未来が待っているだけなのだから。
 
 
あなたが、心から納得できる未来を
手に入れられますように。
 
 
 
ではでは。
 
 
 
 

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