スポンサーリンク

反対者が多いなら、やめた方がいい。

ありがたいことに、おかげさまで
色んな人の相談に乗らせてもらう事も多いんだけれど、
その時に
 
 
「私は、やりたいことがあるんです!
 でも、周りの人は私のやりたいことに
 反対する人が多くて。。。」
 
 
「私がやりたい!というと、
 そんなことは、やめておきなよ、と
 引きとめる人ばかりなんです」
 
 
と、悩みを打ち明けてくれる人も大勢いる。
 
 
そんな悩みの時は、私は基本的に
 
「うーん、そっかぁ。
 じゃあ、今はまだそのタイミングじゃないのかもね。
 やめておいた方がいいかも」
 
というスタンスで、話を始めることが多い。
 
 
 
。。。なーんて書くと、
 
「おいおい!イグゼロよ。
 アンタ、自己啓発的なメッセージ出してるんだから
 もっと燃えて行こうよ!」
 
と思うかもしれない。
 
 
たしかに、よくある自己啓発的メッセージや
コーチの人の中には、
 
「反対者がいても、やりたい事ならやらなきゃ!」
 
「あなたに変わってほしくないという人が
 助言という隠れみのを着てナンチャラで。。。」
 
という事も多いだろう。
 
 
それも別に間違ってないだろうし、否定するつもりもない。
 
 
 
ただ、個人的には、
 
「反対者が多い」
 
という時点で、
 
「あ、この人、本気で変わりたいわけじゃないんだ」
 
と思っちゃうんだよね。
 
 
 
というのは。
 
 
自分がやりたいことがしっかりとあるのに、
なんでわざわざ、反対するような人にばかり
やりたいことを打ち明けているの?
 
という、シンプルな疑問があるからだ。
 
 
 
基本、本当にやりたいのであれば
黙ってやって、成果が出たあとに言ってもいいし、
 
そうでなかったとしても、
 
「私はこれをやります。どうか見守ってくださいね」
 
と言えばいい。
 
 
それを、反対するのが半分以上わかっている相手に
 
「こんなことをしようと思っているんだけれど、どう思う?」
 
みたいな形で聞くのは、
 
「本人も、本当は気おくれしている」
 
という事も多いように思うんだけれど、
突き離し過ぎ?(笑)
 
 
 
さてさて。
 
 
基本、人は自分の都合のいいように
関係する人を「キャスティング」する。
 
 
「いい人」を自分の周りに集め、
「イヤな人」は、自分から遠ざけようとする。
 
 
そして、その「いい人」「イヤな人」をジャッジしているのは
その本人に他ならない。よね?
 
 
誰かから「イヤな人」とジャッジされた人だって、
その人がその年齢になるまで生きているという事実がある時点で
 
「何かの役に立っている」
 
「何らかの形で、必要としている誰かがいる」
 
ということなので、完全に個人個人の思い込みなわけだ。
 
 
もちろん、それがダメなんていうつもりはない。
 
それどころか、私は好きな人には堂々とひいきするし、
そうでない人は、見事な名人芸でスルーする(笑)
 
 
だから、
 
「自分の都合のいいように
 他の人をキャスティングするなんて、もってのほかだ!」
 
なんてキレるつもりは、毛頭ない。
 
 
 
ただ、そうだからこそ
 
「何かやろうとすると、反対者が多い」
 
「今回やろうとしていることは、
 どうもノーを言う人が多いなぁ」
 
という場合は、かなりの高確率で
 
 
「この人、自分自身で
 反対してもらうことを願っている
 キャスティングを配置しているな」
 
 
と推測しちゃうんだよね。
 
いかがざんしょ?
 
 
 
いやね。もちろん、
 
「いやいやいや、やる時に事前に言っとかないと
 まずい人っているじゃないですか!?」
 
とか、
 
「筋は通しておかないと、ってことが
 コドモのイグゼロさんには分かってないんですよ」
 
という反論もあるだろう。
 
その反論も、当然だと思う。
 
 
 
が、その上で、
 
「ホントーーーーーに、
 その人に筋を通しておかないと、絶対にダメなの?」
 
「もしそうだとしたら、
 相手が絶対にOKというであろう言い方やプレゼンを準備したの?」
 
なーんて、問い詰めたいと思っちゃう。
 
だって、イジワルなんですものワタクシ(笑)
 
 
 
ってなわけで。
 
 
慣れない事は、心に迷いがあるうちは、
あまりやらない方がいい、という考えもある。
 
私自身、心の迷いが半分以上占めている状態で
新しい事を始めても、うまくいったためしがない。
 
(まぁ逆に、迷いゼロ、なんてことも少ないけれどね)
 
 
 
だから私は、「反対者が多い」という相談を受けた
スタート時点では、まず
 
「じゃあ、タイミングじゃないんだろうから
 やめた方がいいんじゃない?」
 
というスタンスからはじめる。
 
 
その上で、相手が本当に望んでいる方向や、
0か100か?ではない「第三の道」が
ないのかを模索したいんだよね。
 
 
 
それで、相手の真意を充分に確かめたあと、
 
 
「うーん、アナタの熱意に負けた!
 はじめは、やめた方が良いと思ったけれど、
 きちんと応援するよ!」
 
 
と言った方が、相手だって気持ちいいでしょ?
 
(と、ハラグロな思いをバラしちゃうとマズいか。笑)
 
 
 
さてさて。
 
 
「人は、自分の都合のいいように
 他の人をキャスティングする」
 
 
これは、通常の人間関係においてもそうだし、
自分が迷っている時もそうだ。
 
 
「反対者が多い」
 
のは、あなた自身にとって
 
「実は、都合がいい」
 
なんてことは、ないだろうか?
 
 
誰かのせいにして、動かないことを正当化する。とか。
 
やってみて失敗した時に、反対者が多かったのを
言い訳にできる。とか。
 
 
「反対者が多い」
 
という現象を、いろんな角度から見てみると、
また違った事実が浮かび上がったりするかもしれないよね。
 
 
 
。。。と、私がこんな事を書くのは
 
最近、やたらと反対者が多かった、とあるプロジェクトがあって
 
「ウキー!!調整むずかしーっ!」
 
と思っていたんだけれど、
実は私の本心が、そのプロジェクトを進めるのを拒んでいた、
という事があったから(笑)
 
 
いやぁ、しかし、なんですなぁ。
(関西風つなぎ。笑)
 
 
人は、自分の体験からしか学べませんなぁ。
 
 
ってなわけで、何かの参考になったら幸いです。
 
 
ではでは。
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク