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ナナメからシンデレラを読んでみる

今日は、おとぎ話の名作『シンデレラ』から
成功法則を学んでみよう。
 
 
とは言え、わたくしイグゼロが読み解く成功法則なので
もちろん正攻法なものではなく、
ナナメから見た話になると思うので、
 
「私のシンデレラのイメージを壊さないでっ!」
 
という方は、読まないことをお勧めします(笑)
 
 
 
では、いってみよう。
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、『シンデレラ』の話自体は知っていると思うけれど
一応おさらいをしておこう。
 
 
むかしむかしあるところに
継母や姉にいじめぬかれる毎日を送っていた
シンデレラって呼ばれる娘がいたんだけれど、
ある夜、お城で舞踏会が開かれることにことになって
継母や姉はお城でセレブ気分を味わったり婚活するために
お城に向かったんだけれど、シンデレラは行けなくて、
「あー、私も婚活したいなー」
と思っていたら魔法使いが現れて、一時的にセレブになれたから
お城に行って王子様と踊っていたら良い雰囲気になったんだけど
12時になってセレブ魔法が解けそうになったからあわてて
帰ったら、ガラスの靴が脱げちゃって、
王子はガラスの靴を手がかりにシンデレラをストーキングしたら
みつかって結婚してめでたしめでたし。
 
 
っていう物語だよね?
え?違う?(笑)
 
 
 
まぁ、細かいところは置いておいて(笑)
 
このシンデレラが、どうして「王子様と結婚」という
成功をつかむことが出来たのか?
 
ということを、検証してみることにしよう。
 
 
 
 
まず明らかなのは、
 
「いじめに耐えていたから」
 
とか、
 
「どんな状況でも、苦痛に耐えていたから」
 
というのは、成功理由でもなんでもない。
 
 
 
 
 
だって、王子様は、シンデレラの苦労している姿なんて
一回も見ていないのに
 
「美しいから結婚したい」
 
と思ったんだもの。
 
 
だから、シンデレラのように成功したいと思っても、
しなくてもいい苦労に耐える必要なんて
全然ない、ということは、明らかだ。
 
 
 
 
じゃあ、シンデレラは、なぜ最高の婚活の結果、
成功をつかみ取ることが出来たんだろう?
 
 
 
 
 
シンデレラの成功のキーとなっているポイントは
2つある。
 
その2つとは、
 
・魔法使いのサポートを受けられたこと
 
・ガラスの靴を置いて来て、
 王子にヒントを残しておいたこと
 
だと思う。
 
 
 
魔法使いのサポートがなかったら
舞踏会に行けなかったし、
 
ガラスの靴を置いてこなかったら
一晩限りの素敵な思い出を胸に
また、いじめ抜かれる日々が待っていただろう。
 
 
 
 
では、この2点は、まったくの偶然なのだろうか?
 
シンデレラは、単なる
「運のいい、待っているだけの女」
だったのだろうか?
 
 
それは、正直ありえない。
 
 
 
 
 
 
おとぎ話とは言え、あの中世時代に
シンデレラくらい悲惨な女の子が
彼女だけだったとは、到底思えない。
 
もっとひどい扱いを受けている女の子が
舞台となっている国には、たくさんいたんだろうと思う。
 
 
ならば、なぜシンデレラだけが
魔法使いのサポートを受けることが出来たのか?
 
なぜ、魔法使いのお婆さんは、
 
「あのシンデレラを、サポートしてあげよう」
 
と決めたのだろうか?
 
 
 
 
 
また、舞踏会場には、たくさんの女性がいたことだろう。
 
当然、婚活にはげむ女の子たちは、
王子のまわりに群がっていたに違いない。
 
でも、なぜか王子はシンデレラを選んで、
二人で踊ることにしたのだろうか?
 
 
 
 
 
 
さらに、最大の謎が、
 
「なんでラストで“ぴったりとサイズが合う”ガラスの靴が
 階段の途中で脱げるのか?」
 
という問題。
 
 
 
 
それらを総合して考えると、シンデレラは
実は、とんでもない策士だ、という答えにしか
行きつかないんだよね。
 
 
 
とんでもない策士、というと言葉が悪いけれど、
ものすごい
 
「洗練されたセルフプロデュース力」
 
「洗練された広告テクニック」
 
を持った女性だったとしか考えられない。
 
 
 
 
 
 
 
 
おそらく、シンデレラは
 
「この世界には、魔法使いがいて、
 かわいそうな女性をサポートをしてくれるらしい」
 
ということを、知っていたのだと思う。
 
 
そこで、どこにいるかは分からないけれど、
魔法使いのおばあさんの目にとまるように
 
「かわいそうな女の子」
 
を、セルフプロデュースしていたんだと思う。
 
 
 
少なくとも、魔法使いのお婆さんが
 
「この子をサポートしてあげよう」
 
と思えるように、毎日毎日たゆまぬ広告露出戦略を
とっていたに違いない。
 
 
そうでなければ、あんなに良いタイミングで
魔法使いが現れるわけがない。
 
 
 
 
 
 
 
 
また、舞踏会の会場に着いた後も、
ちゃんと王子の目にとまるポイントに立って、
さりげなく自分をアピールしたいたんだろう。
 
 
普通に考えると、ふだん舞踏会に行き慣れていない
シンデレラなんだから、舞い上がってしまいそうなものだ。
 
 
しかし、シンデレラは
 
「ここは、最高の婚活会場」
 
と見極めて、最高のセルフプロデュースをしたに違いない。
 
 
 
とはいえ、他の女子と同じように
イケメン王子にキャーキャー言っても、
効果がないことも分かっている。
 
 
「洗練された」セルフプロデュース
 
「洗練された」広告戦略
 
 
で、
 
「どことなくミステリアスな美女」
 
という形で、王子から声をかけられるように
仕向けたに違いない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして。
 
 
 
12時のレンタル・セレブタイムが終了しそうになった時、
彼女のセルフプロデュース力は最高潮を迎える。
 
 
 
シンデレラは考えた。
 
 
「このままでは、単なる素敵な思い出になってしまう」
 
「でも、名乗ったら“ミステリアスな女性”じゃなくなる」
 
「ならば、ヒントを残して、去るのが最高の策☆」
 
 
と。
 
 
 
 
で、ヒントになるようなものを残して去ろうとする。
 
 
 
しかし、
 
考えてみると、12時になってしまうと、すべてのモノが
消え去ってしまうので、ヒントにならない。
 
 
ただ、魔法使いから直接渡されたガラスの靴だけは
おそらく消えることはない、と彼女は踏んだ。
 
 
そこで、シンデレラは
「ぴったりとサイズが合っている」ガラスの靴を
わざわざ脱いで、階段に落としていく戦略に出たわけだ。
 
 
 
これが
 
「ミステリアスなイメージを崩さずに」
 
「ヒントを残していく」
 
最高の方法だと言うことを、
あの短時間で思いついて、実行に移した方法なんだろうね。
 
 
 
 
 
 
そして。
 
 
 
 
まんまと彼女の術中にハマった王子と
めでたく結婚できるはこびになった、というわけだ。
 
 
 
ちなみに、Charles Perraultの原作では、
シンデレラは、王子の家来の持ってきたガラスの靴を
するりと履いたあと、
もう片方の靴を取り出して、自ら履いている。
 
もう、動かぬ証拠というわけだ。
 
 
 
片方の靴を持っているなら、そのまま後日
お城に行って
 
「私が舞踏会の日に踊った者です」
 
と名乗り出てもいいのに、そうはしない。
 
 
あくまで、男に探させてから、
最高の舞台が整った後に、最高の演出をする。
 
 
まったく、拍手を送らざるをえない
セルフプロデュース力だ。
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
 
では、私たちは、
こんなシンデレラから何を学べるだろう?
 
 
 
それはもう
 
「洗練されたセルフプロデュース術」
 
であり、
 
「洗練された広告戦略」
 
しかないと思う。
 
 
 
 
婚活でも
 
「私!私!私!」
 
と、やみくもにアピールしてくる女性は
たぶん敬遠される。
 
 
 
 
商品アピールでも
 
「これを買って!買って!」
 
と、クドく押し売りされると
いいものでも、買いたくなくなる。
 
 
 
自己ブランディングも、
セルフプロデュースも、
広告戦略も、
 
 
「なんか、あれは良さそうだ」
 
と思わせ、お客様(もしくはパートナー候補)に
 
 
「これは、私が自ら選んだんだ」
 
と思わせるような、さりげない、洗練されたアピールが
とても大切なんだろうね。
 
 
 
 
今、シンデレラ自身が
 
 
「成功するセルフブランディング術」
 
とか、
 
「さりげなく効果をあげる広告戦略」
 
といったセミナーをやっていたら、
ぜひ行きたいね(笑)
 
 
 
…と、おとぎ話ですら
こんな風に読んでしまう私は
もはや「ハラグロ」とかでは収まらない気がしてきた。
 
 
 
あなたにとっての「シンデレラ」が
壊されないことを願って(笑)。
 
 
ではでは。
 

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