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地震と自信の、ふかーい関係。

先日、街を歩いていると
新規売り出しの高層マンションの広告が
目に飛び込んできた。
 
そこにはマンションのいろんな
セールスポイントが書かれていたのだけれど、
その中で特にアピールされていたのが
 
「免震構造」
 
というところだった。
 
 
最近は、建築技術もすごく発達していて、
地震対策も、
 
耐震、
制震、
免震など、
 
様々な方法がとられているみたいだね。
 
 
そんな中、よく分からない私の思考回路は、
 
「ああ、そうか。
 私も、自分に免震構造を採用すればいいのか」
 
と、飛躍した発想をし始めた。
 
 
 
 
つまり。
 
 
世の中を生きている時、私たちは
さまざまなことを経験する。
 
その経験の中には、
自分のハートに直下型のクライシスを叩き込むような
ショッキングな出来事もある。
 
 
誰かからの心無いひと言。
 
 
予想だにしていなかった突然の災難。
 
 
大小さまざまなトラブル。。。
 
 
 
そんな時、なんの対策もしていないと、
グラグラと心が揺れ動いて、
自分自身が「倒壊」してしまいそうになる。
 
 
だから、私たちはそんな心への地震、
 
「ハート・クエイク」
 
に対抗するために、自分を強くして
耐えようとするわけだ。
 
 
それはそれで、人として必要な対策ではあるし、
きっと効果もある。
 
外から見ただけならば、
そのハート・クエイクからの被害は
なかったようにも見えるかもしれない。
 
 
ただそれは、きっと
 
「心の耐震構造」
 
であったのだろうと思う。
 
 
強いショックをまともに受けて、
それに耐えた。
 
だから、外見上はなんでもないかもしれない。
 
 
でも、激しい感情のゆれは、
間違いなくあったのだから、
 
あなたの心の棚に整然と並んでいた
大切なものたちは、バラバラと落ちてしまって
ちらかっているかもしれないし、
小さなヒビとかは、入ってしまっているかも知れない。
 
 
そんなハート・クエイクが何回も続いたら、
いつの日か、あなたの心は折れ、「倒壊」
してしまうかもしれない。
 
 
なので。
 
 
 
「心の耐震構造」も、もちろん必要だけれど、
それ以外にも
 
「心の免震構造」
 
も、持ってもいいのかもしれないよね。
 
 
 
「免震構造」は、
 
地面と建物の間にすき間を作り、
そこに、ゆれのエネルギーを
分散吸収させる装置を設置する。
 
そうすることによって、
大きなゆれが来ても、建物自体のゆれは
少なく抑える、という構造らしい。
 
 
 
そんな建物の免震構造と同じように、
私たちの心に直下する
 
「ハート・クエイク」
 
にも対処してもいいのかもしれない。
 
 
あなたという建物をゆり動かす
現実世界で起きた出来事という地震。
 
 
そんな出来事と、自分の間に
ちょっと「すき間」を作ってみる。
 
起きてしまった出来事を自分に寄り添わせて
それに耐えるのではなく、
起こった出来事と距離を置いてみる。
 
 
そして、心のゆれを分散吸収できるような
「装置」を間に置いてみる。
 
その「装置」は、
 
 
いつもあなたの味方をしてくれる仲間かも知れない。
 
大好きな歌や趣味かも知れない。
 
出来事を忘れされてくれる何かかもしれない。
 
 
もちろん、あなたはすでに
「ハート・クエイク」が起きた時には
そんな風に対処しているかも知れない。
 
 
でも、そんな時に、ふと顔をのぞかせる
 
「こんな風に、出来事から逃げてていいのかな?」
 
とか、
 
「もっと、出来事に向かい合わなければ
 いけないんじゃないかな?」
 
といった罪悪感。
 
 
それを
 
「いや、これは私の心の免震だから」
 
と思えば、そんな罪悪感も
消えてなくなるんじゃないかな?
 
 
逃げるは恥かもしれないけれど、
「心の免震」は、その出来事から逃げているんじゃない。
 
その出来事が持っている、
心をゆり動かし、破壊するエネルギーを
逃がしているだけだ。
 
 
逃げるは恥かもしれないけれど、
逃がすは恥でも何でもないし、さらに役に立つ。笑。
 
 
あなたの心が、
大きな「ハート・クエイク」に襲われそうになった時、
ぜひ「免震」してみてくれたら、うれしいな。
 
 
その免震は、あなたの心を弱めることなく、
あなたに自信をもたらしてくれるだろうから。
 
 
ではでは。

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