よく「ポジティブ思考が大事」なんて言われるよね。
たしかに、どんな状況下でも可能性を前向きに考えて、
現実を変えて行こうとする姿勢は大事だし、
そのためにはポジティブさは大切だと思う。
でも、
だからといってネガティブになることを極端に否定したり、
ネガティブな人を避けるっていうのは、ちょっと違う気がする。
自分の思考を振り返ってみると、
ポジティブ思考でいるときは、
今まで見えなかったプラスの可能性に気付いたり、
行動の選択肢が増えて行く傾向があると思う。
思考がどんどん開いて「広く」なっていくイメージ。
対して、
ネガティブ思考でいるときは、
想定できる状況が増えて行ったり、
落とし穴に気付いて、選択肢を絞れる傾向があると思う。
思考がどんどん絞られ「深く」なっていくイメージ。
実際に物事を行動に移したり、
何かの成果をあげる時には、思考や行動の
「広さ」も大切だし、「深さ」も大切。
たぶんポジティブ思考だけでは、
「深さ」は手に入りにくいと思うんだけれど、
あなたはどう思う?
問題なのは、
今おかれている状況に動物的に反応して
偏った思考しかできないパターンだと思う。
たとえ仕事で大失敗しても、
友達から心ないひと言を言われたとしても、
大切にしていたものをなくしちゃったとしても、
そこからの未来には無限の可能性がある。
無限の可能性があるのに、
「もう○○になるしかない」
と、ネガティブに考えて、可能性を絞り込むのは
ちょっともったいない。
逆に、
現実的な行動に落とし込んでいく時には
可能性を広げてばっかりじゃ動けなくなっちゃうし、
お気楽に構えていてイージーミスをしてもつまらない。
だから、
「もし○○になったら、こんな事に注意しなきゃ」
とか、
「最悪、○○になる事もあるかもしれない」
「だから、ココに注意して行動しなきゃいけない」
と、選択肢を絞って行くことは大切だろう。
まぁ、そんな思考の理想論じゃなかったとしても、
ついつい感情がネガティブになっている時にも、必ず
「対象について深く考えている」
「可能性を絞り込んでいる」
というプラス面がある。
だから、あまり
「自分がネガティブになっている」
「ついネガティブになってしまう」
ということを恐れずに日々を過ごして行くのも
大切な心の持ちようかもしれないね。
よい一日を!
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