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“応援軍団”に身をおく、ということ。

先日、とあるセミナーに参加してきた。
 
 
その時の講師の先生が、
 
 
「自分を応援してくれる人たちがたくさんいる
 “応援軍団”の環境と、
 
 チャレンジしようとすることを反対する
 “反対軍団”の環境は、
 ほんのちょっとのラインなんです。
 
 だから勇気を持って
 “応援軍団”に飛び込んでみてください」
 
 
といったことを教えてくれていた。
 
 
 
ほんのちょっとした勇気を持って動き始めれば、
“応援軍団”がたくさんいて、
自分のやることを応援してくれる。
 
 
だから、ちょっとでもいいので行動して
“応援軍団”に会いましょう。
 
 
といった主旨だった。
(少なくとも、私にはそう聞こえた)
 
 
 
 
 
たしかに、“応援軍団”が周りにいる環境と
“反対軍団”ばかりの環境だったら、
 
“応援軍団”がいる環境の方がいい。
 
 
モチベーションが持続するし、
他のことでも、何かと手を貸し合えるだろう。
 
 
まったく、先生の言うとおりだなー、
と思う。
 
 
 
 
 
その上で、
 
「じゃあなんで、“応援軍団”は、
 応援をしてくれるんだろう?」
 
と考えてみる。
 
 
 
すると、“応援軍団”も実は
“反対軍団”と同じ心理が作用していることが
判明するんだよね。
 
 
 
 
どういうことかと言うと、
 

“応援軍団”が、なぜみんなを応援するのかと言うと、
シンプルに
 
 
「自分もなにかにチャレンジしているから」
 
「応援してもらいたいから」
 
 
だと思うし、もっと言うと
 
 
「応援するといいよ、と、
 どこかで教育を受けたから」
 
 
だと思う。
 
 
 
 
 
 
 
人間の本能としては、
 
「相手を攻撃する」
 
という本能と
 
「相手と共存する」
 
という本能の両面がある。
 
 
そして、どちらの本能も必要だから
現代までDNAに刻み込まれている。
 
 
 
「攻撃本能」
「共存本能」
 
それの中で、どちらが優位に立つのかは、
自分の所属する群集の中で形成される。
 
 
 
 
ある群集で生き残るためには、
相手を攻撃した方が生き残りやすいだろうし、
 
別の群衆で生き残るためには
相手と共存する方が生き残りやすいだろう。
 
 
 
そのうちの、どちらが自分にとって
気持ちいいのかを選べばいいんだと思う。
 
 
 
 
そして。
 
 
群集心理として、
「外側」の群集に所属しようとすると
攻撃をするのは、どのグループに所属しても同じだ。
 
 
 
たとえば、
 
 
いわゆる“応援軍団”にいる人たちの前で、
 
 
「これから、安定した職業に就こうと思う」
 
「なんで?って、そんな夢ばっかり追っていても
 仕方ないと思うから」
 
 
なんて言ったとしよう。
 
 
 
 
 
そうしたら、おそらく
今まで“応援軍団”だった人たちは
一斉に疑問の声を投げかけるだろう。
 
 
「本当にそれでいいの?」
 
「君の決めたことだからいいけれど、
 後悔しないのかなぁ」
 
 
なんてね。
 
 
 
 
 
それは、安定した職業を目指す相手ではなく
なんとなく、挑戦をしている自分自身の生き方が
否定されているような気がするから。
 
 
まぁ、“反対軍団”よりは、反対は少ないんだろうけれど、
心からの応援は期待できない。
 
 
 
そして、去った後、
 
 
「アイツは、やっぱり
 ここまでの人間だったんだね」
 
 
と、残念がる顔をしながら、
“応援軍団”のメンバー同士で話したりするんだろう。
 
 
 
 
 
誤解されているといけないから
一応言っておくけれど、
私は基本的に“応援軍団”が好きだ。
 
 
その方が気持ちいいし、そもそもお調子者の私が
モチベーションを継続するためには、
応援なしには生きていけない(笑)
 
 
 
ただ、
 
 
ちょっと考えてみると、
 
“応援軍団”も、“反対軍団”も、
同じような心理作用(群集本能)が働いていて、
そのどちらも、否定できないなぁ、
 
と思った次第。
 
 
 
“応援軍団”に所属しているからスゴイ!とか
“反対軍団”にいるなんて、もったいない!
というのは、ちょっと違うよね、というだけの話だ。
 
 
 
 
 
人間は、一人では生きられない。
 
どこかに所属している事で、幸せを感じることが出来る。
 
 
 
そして、
 
 
ありがたいことに現代は、
 
 
自分が所属するグループを
相当自由に選択することが出来る。
 
 
もちろん、複数のグループに同時に所属することも
自由自在だ。
 
 
 
あなたにとって気持ちのいいグループを
意識的に選択して、過ごすといいよね。
 
 
 
個人的にはそれが、
 
 
“応援軍団”のグループでもいいし、
 
“反対軍団”のグループでもいいし、
 
“変態軍団”のグループでもいいし、
 
“ネット軍団”のグループでもいいし、
 
“セレブ軍団”のグループでもいいと思っている。
 
 
 
たぶん、あなたが意識的に選んだのであるならば、
そこで得られる幸せは、あなたにとって
かけがえのないものであるはずだから。
 
 
ではでは。
 

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