スポンサーリンク

すべての努力はムダ

すべての努力はムダである。
 
 
この年まで生きてきて、
けっこう確信しちゃったんだけれど、
どうだろう?
 
 
 
と、こんな風に書くと
 
 
「努力しないと、何も手に入らないじゃないですか!?」
 
 
「イグゼロさんは努力している人を否定して
 馬鹿にしているんですか?」
 
 
という批判をもらうかもしれないけれど、
言いたいことは、そうじゃない。
 
 
 
 
おかげさまで、私は今、
いろんなことを仕事にさせてもらっているし、
 
少なくとも昔の自分に比べれば、
いろんなことを知っているし、実現できる。
 
 
 
ただ、
 
 
ふり返ってみると、
 
「歯を食いしばって我慢して努力した結果、
 実を結んだこと」
 
とか、
 
「顔を見るのもイヤな人と我慢して付き合った結果、
 お互いを心から尊敬し合えるようになった」
 
という経験が、ほとんどないんだよね。
 
 
 
 
あなたは、どうだろう?
 
 
 
 
今やっていることも、
 
 
「昔から好きで得意だったこと」
 
「興味があって、のめり込んでいるうちに
 体得したこと」
 
「どうしても欲しいものや状態があって、
 それを得るためのプロセスは
 努力とかそういう風に感じないもの」
 
「苦手意識よりも興味の方が強くて
 どんどん打ち解けていった人」
 
 
といったものしか、残ってないんだよね。
 
 
 
 
 
 
世の中には、たくさんの人がいる。
 
 
その中で、自分がイヤイヤやっていたり、
苦手な分野なのにがんばったところで、
 
 
「これが本当に好き!」
 
「このためなら、何時間でもかけちゃう!」
 
 
という人には、到底かなわない。
 
 
 
 
もっと極端にいえば、
 
 
自分が苦手な事を努力して克服したとしても、
 
それは
 
「自分がこの世で果たす意味」
 
とか、
 
「自分が本当にやりたい事」
 
から、遠ざかってしまう行為にすら思える。
 
 
 
だから、「努力」なんて、無理してしなくていいと思う。
 
 
 
 
 
が。
 
 
 
が!!
 
 
 
 
だからと言って
 
 
「自分を甘やかせればいいの?」
 
「とにかく、好き勝手にやればいいの?」
 
 
というと、そうではない、とも思う。
 
 
 
 
「努力」は一切無駄だけれど、
「体験」には、一切の無駄がないと思う。
 
 
 
 
そもそも、この世に生まれてきた時は
なにがどうなっているか分からない
 
「まっさら」
 
な状態で、みんな生まれてくる。
 
 
 
そこから、ちょっとずつ色んな体験をして
人は成長してゆく。
 
 
 
 
様々な体験の中で(特に大人になるまでは)、
 
 
「これは好き」
 
「これが得意!」
 
「これは好きじゃない」
 
「これは苦手」
 
 
というものを分かっていくためにも、
様々な体験をすることは、大切だと思う。
 
 
人は基本、体験からしか学べないからね。
 
 
 
「まっさら」な状態から、
 
「嫌い」「苦手」を取り除いていって
「得意」「好き」を掘り出していき、
「あなた」という彫刻を完成させていくようなイメージ。
 
 
その時に彫刻刀の役目をするのが
「体験」だと思う。
 
 
 
 
 
だから、
 
 

自分が望んでいなかった体験でも、そこから、
 
 
「こんなことは、二度と起こらないようにしよう」
 
「でも、こんなひどい状況の中で
 好きなことや、本当に信頼できる人がみつかった」
 
 
みたいなことは、あるはずだ。
 
 
 
別の表現をするならば、
 
 
「まっさら」な自分を「体験の海」に放り込むうちに、
「あなた」という形はできていくんじゃないかな?
 
 
なんて思うんだよね。
 
 
 
 
そして、
 
ある程度の大人になったら、「あなたの形」は
だいたい分かってくるだろう。
 
 
その「あなたの形」が求めている
 
 
「好き」
 
「得意」
 
 
を追求していくことが、
あなた自身の幸せになるし、
世の中に提供できるギフトにもなるだろう。
 
 
 
 
イヤイヤやっていること、
我慢して努力してやっていることでは 
あなたやあなたの周りをハッピーにさせることはできない。
 
我慢してイヤイヤ努力して貢献できるのは、せいぜい
あなたの家族に金銭的な対価を提供する程度が関の山だ。
 
 
それは、長期的に見れば、
ものすごく不幸なことだと思う。
 
 
 
 
 
だから、
 
 
ある程度大人になったら、「努力」はやめよう。
 
 
「努力」よりも、「体験」をどんどんして、
 
 
「これは、私をワクワクさせるな!」
 
「こんな新しい“好き”にも出会えるんだな!」
 
「これは、やっぱり私には向いてないな、次っ!!」
 
「これのためなら、人からは努力に見えることでも、
 らくらくエネルギーを使えちゃうな!」
 
「コレがあるから、途中どんなイヤなことがあっても
 やっぱり、やっちゃうんだよなー」
 
 
と、「あなたの形」と「あなたの価値」を
掘り下げていくことにフォーカスしよう。
 
 
 
 
自分を幸せに出来る人。
 
 
自分の好きで得意なことをして、
他の活躍の場は、他の人に気持ち良く譲る人。
 
 
眉間にしわを寄せて
 
「私はこんなに頑張っている!」
 
とアピールするのではなく、
なんとなく自然体でいられる人。
 
 
 
 
そんな人が、まわりの人からも求められて
自分らしく生きられる人だと思うんだよね。
 
 
 
一切の努力はムダ。
 
すべての体験に価値がある。
 
 
 
私が今回伝えたいことが
あなたに伝わってくれることを願って。
 
 
ではでは。
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク