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センスのモスキート音。

「モスキート音」って知ってる?
 
人間が認識可能な音の周波数には一定の範囲があって、
それが年齢とともに、高周波数の音は
聞き取れなくなってゆくっていうアレ。
 
 
個人的には肉体年齢を
ある程度はキープできていると思っていたのだが、
モスキート音が聞こえなくなっていたことに一時驚愕した。
 
とはいえワタシの場合、
なぜか40代の目安である15,000ヘルツは
ボリューム上げないと聞き取りにくいのに、
30代の目安17,000ヘルツは余裕で聞けてしまう謎。笑。
 
 
で。
 
そんな「モスキート音」なんだけれど、
聴力以外でもあるのかもしれないな、と。
 
 
ぶっちゃけて言ってしまうと、
今、全世界で流行っている電動ノコギリ悪魔男の話は、
ワタシ的には、
 
「え?は?」
 
となっている。
 
いや、まだ映画は見ていないのだけれど、
 
「これ、ニッチでサブカルチャー的に流行るのなら分かる。
 けど、全世界で大人気???」
 
と、その感性がワタクシにはもう「聞こえない」。
(まぁ電ノコマン全編の中で、映画部分はまだ分かりやすいが)
 
 
また、鬼を滅ぼすカタナを振るう、
チャコールヒーリングマンの活躍を描いた作品も、
はじめは
 
「一部マニアにウケるのなら分かるが、え?そんなに?」
 
とビビった記憶がある。
 
 
 
当たり前だが、この作品たちがアカン、という話ではない。
 
なんなら両作品とも全巻買って読んでいるし、
電ノコ男子の話は、第二部も継続して読み中だ。
 
 
ただ、
 
「ああ、なんか、ワタシには ” 聞こえ ” なくなった感性があるなぁ」
 
と、モスキート音が聞き取れなかったときの
悲哀に似た感覚がよぎっただけだ。
 
 
そして。
 
これは人間関係にもあるのだろうな、と襟を正す。
 
 
 
たぶん、ワタシが分からない「音」を奏で、
ワタシが聞き取れない「音」で世界を響かせている人がいる。
 
それに対して、
 
「そんなものはない」
 
「まったく分からない」
 
というのは、かなり傲慢だ、と。
 
 
なので、
 
少なくとも、自分が「聞こえ」なくなったことは自覚し、
それを否定することなく、自分ができることをやり、
自分ができないことをできる人たちに敬意を持ちたい。
 
 
そんなことを考えた次第でゴザリーヌ。
 
 
、、、あ。
 
でも考えてみれば、これってジェネレーションだけじゃないかも。
 
好き嫌いとはまったく別の次元で、
ワタシには村上春樹先生の奏でる「音」は、聞き取りづらいです。
ノーセンスでスミマセン。笑。
 
 
ではでは。
 

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