枝豆が好きである。
いいや、大好きである。ラブに近い。
そんな中、ふと最近、衝撃の事実に
気がついてしまった。
それは、
枝豆はだいたい袋に入って売っているのに、
その袋のどれにも
「健康にいい!」
とか、
「夏の栄養補給に!」
とか、そういった類のことが書いてないのだ。
もしかしたら、そんなフレーズが書いてある枝豆も
探せばあるのかもしれない。
が、ワタシの記憶にある限りの枝豆の袋には
そのようなうたい文句は一切ない。
だって、他の食材をご覧よ?
スーパーの食料品売り場に行き、
他の食材を眺めると、けっこうな確率で
「ビタミン補給に!」
「食物繊維ガッ!」
「スタミナ!」
「弱った胃腸にッ!」
とか、こっちが油断していると
すり抜けるように目に飛び込んで来る。
それにも関わらず、
枝豆はそんなことは語らない。寡黙だ。
季節商品なのだから、
ぬかりなく売った方がいいだろうに、
そんな、こしゃくな手を取らない。
そんな実直な姿勢が取れるのは
シンプルに、
「好きな人が多いから」
だろう。
枝豆も大豆なんだから
栄養価はきっと高い。
でも、そんなことを言いださなくても
圧倒的な「好き!」に支えられて、
今日もスーパー店頭のいいところに陳列されている。
今年は298円とかでも売られていて、いい感じだ。
そんな枝豆さんたちを見て、
「あー、私も枝豆先生のようになりたい、、、」
と、こうべを垂れた。
実質的にいいこともある。
しかし、そんなメリットを持ち出さなくても
「好きだから!」
の一点突破で、心を掴んで離さない。
そんな存在になれたら、最高じゃね?
ブランディングも大事。
コンセプトも大事。
ターゲッティングも大事。
価格設定も大事。
でも、人として生まれたからには
一度は枝豆になりたい(日本語がおかしい)。
「ボクといると、こんないいことがあるよ!」
「メリットはこれで、、、」
「ほら、ためになったでしょ?」
とかを自分でアピールする事もなく、
なんなら相手も、その恩恵にまったく気づかない。
ただ
「好き」
で引きつけ、魅了し、
結果として相手のプラスになっている。
そんな人になるため、
今日も枝豆先生に一歩でも近づくために、
スーパーで一番安い枝豆を買おうと思いますッ!
昨日はみなさま、
津波警報お疲れさまでした!!
ワタシもなんだかよくわからないテンションで
記事を書いております!(笑)
ではでは。