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ゴールを目指すな、そうじゃなく…

とある友人から聞いた話なんだけれど。
その友人は、学生時代足がめっちゃ速かったそうな。
 
 
せっかくなので、
 
「へぇ~、速く走るコツみたいのってあるの?」
 
と聞いてみたところ、
 
「ある。めっちゃある」
 
と彼は答えてくれた。
 
 
彼が言うには、イメージが大事なのだそうで、
 
「後ろから、ヨダレダラダラ流した狂犬が
 全力で追いかけてくる」
 
というシチュエーションを思い浮かべて
ダッシュしていたんだそうだ。
 
 
「ゴールに向かって全力疾走!」
 
ではない。
 
「せまるアホ犬から全力逃走!」
 
なのだ。
 
 
それで結果として1等賞を取ってしまうのだから
それでいいわけだ。
 
 
で。
 
 
これってさ、他のことでも同じじゃね?
 
 
「何かを全力でやらねばならない」
 
といった時、
 
「キラキラの未来に向かって」
 
というポジティブなイメージより、
 
「コワコワの何かから逃げる」
 
という方が力が出たりする。
 
 
簡単な例で言えば、締め切りなんかもそうだ。
 
始業式という恐ろしいモンスターが
あと24時間でやってくる!!!となった時、
子どもたちは宿題に全力で取り組む。
 
 
それもそうだし、
 
所持金が、のこり千円を切った!
という時、人は働くことを決断する(おせえよ)
 
 
人は、素晴らしい未来を手に入れるためより、
最悪の未来から逃げるための方が力を出せる。
 
「そんな!ネガティブな!」
 
と思うかもしれないが、結果としてうまく行けばいいのだ。
 
 
さてさて。
 
 
人生という長い長い旅路の中で、
本気を出した方がいいシチュエーションは、
ちょいちょいある。
 
 
「素敵な未来」は、イメージしにくい。
 
手に入れたことがないのなら、なおのこと。
 
 
でも「最悪の未来」は、イメージしやすい。
 
体験してなかったとしても、クリアに意識できる。
 
 
ダイエットでも。
 
お金を稼ぐでも。
 
目標を叶えるでも。
 
 
「最悪」をイメージして、
そこから脱兎のごとく逃げるところから、
はじめて見てもいいのかもしれないね。
 
 
まぁ、長期的な計画には向いているか分からんし、
たとえば、
 
「恋人を作る」
「親友を作る」
 
といった人間関係でコレを使うと、
ちょっとキモい人になってしまうかもしれないけれど(笑)
 
 
時と場合によって、使えるといいよね。
 
 
ではでは。
 

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