スポンサーリンク

人生で初めて電話サギに遭いそうになった話。

今日の午前中に起きた、
できたてホヤホヤのマジエピソードだ。
 
今回の話は、別に学びとか気づきはない。
ただ注意喚起にはなるかもしれない。笑。
 
 
さて。
 
今日の午前10時半ころ、スマホが着信を知らせた。
宛て先は「非通知設定」だ。
 
ふだんは見知らぬ番号から電話がかかってきたら
すぐには出ずに番号をPCで調べてから折り返している。
 
そして、たいていの場合はセールスの電話なので
折り返すこともない。
 
 
しかし今回は非通知だったので、
 
「あれ?もしかしたら
 誰かが通知し忘れてかけてきたのかな?」
 
などと(つい)思ってしまい、電話に出た。
 
 
電話口からは、
 
「イグゼロさんのお電話で間違いないですか?」
 
と、開口一番ワタシの名前が確認された。
(いや、イグゼロじゃなくて本名だったけれど)
 
 
私は不審に思い「はい」とも答えず、
 
「どなた様でしょうか?」
 
と、質問に質問で返すという
ジョジョの吉良吉影氏が激怒しそうな態度に出た。
 
 
すると相手は
 
「大阪府警の○○と申します」
 
と答えてきた。
 
 
えっ?警察?
そして大阪???
 
と、ちょっと面食らったのであるが、
ひとまず話を聴くことにした。
 
 
たぶん、この記事を読んでいるアナタは、
 
「そんなん、サギに決まっとるがな!」
 
「イグさん、アホやなぁ、おぼこいわぁ」
 
と思うだろうし、ワタシも逆の立場ならそう思うだろう。
 
 
しかし、、、、なんというか、、、
今回の電話口の「声」が、
なんとも警察官の雰囲気を、かもしだしていたのだ。
 
まさに警察感である。
 
 
そして相手は、立て続けに、
 
「今、お一人ですか?」
 
「今は、ご自宅にいる?」
 
「誰も周りにはいませんか?」
 
などと聞いてくる。
 
 
そこは別にいっかー!と
 
「はい、自宅で一人です」
 
と能天気に答えてしまった。
 
考えてみれば、「留守です」と言ったら
ドロボーさんがやってくるシステムだったのかもしれない。
 
アルソックやセコムしていないワタシは
アンロックされてヘコむしていたかもしれない。
 
 
「ここから先は、秘密保持の内容なので
 誰にも口外しないでください」
 
と念押しをされたあと、
 
「実は、ある資金洗浄(マネーロンダリング)の
 容疑がかけられてまして…」
 
と、電話口の警察感のある男は話し始めた。
 
 
男が言うには、
 
・主犯の男は、○○(フルネーム)で、
 年齢は38歳である。
 
・主犯からの押収品として
 4000枚のクレジットカードがあり、
 その中の1枚がイグゼロ名義である。
 
・現在、ワタシは主犯格の男との
 共謀の嫌疑がかけられている。
 
とのことだった。
 
 
そこで、
 
・クレジットカードや身分証明書を
 落としたり紛失したことはないか?
 
・身分証明書を、会員カード等を作る時に
 誰かに見せはしなかったか?
 
といったことが問われた。
 
 
落としたり紛失したことはなかったが、
そりゃあ、会員カードとかを作る時に
免許証を提示したことはある。
 
そこで、その旨を伝えると、次は
 
「あなたは楽天の口座を持っているか?」
 
という質問をしてきた。
 
 
そこで私は、 
 
「まだ、あなたが大阪府警の人間であるという
 証明ができていないので、それは答えられない」
 
という、まぁ真っ当な返答をしたあと、続けて
 
「そもそも、なぜ非通知でかけてきているのですか?」
 
という質問をした。
 
そこで何らかのヒントが得られるかもしれないと思ったからだ。
 
 
すると電話口の警察感は、
 
「それは大きく2つの理由があります」
 
と、よどみなく答え始めた。
 
 
「ひとつは、着信履歴が残った状態で
 あとでかけ直されても、4000件という膨大な
 件数に対応することができない」
 
「そしてもうひとつは、4000件の中には
 犯人グループの人間も含まれている可能性がある。
 なので警察からの電話だと分かられないようにしている」
 
ということだった。
 
 
、、、なるほど。
なんとなく、理にかなっている。
 
 
、、、と、思ってしまったのが
ワタシの浅はかさなのだが、その場では
頭が働いていなかった。
 
 
幸い、楽天銀行の口座は持っていなかったので、
「ない」と答えると、次に警察感は、私の
電話番号や、居住地についての確認をしてきた。
 
両方とも、本物の情報だ。
、、、が、居住地は以前に住んでいた古い情報だった。
 
 
そのような確認が進められた後、
 
「あなたの容疑を晴らすために、
 これから捜査2課に電話をつなぐが、いいか?」
 
と言われた。
 
 
いいもなにも、よくないわ!
 
こちとら、忙しいんじゃわい!
 
 
とも思ったが、相手は丁寧に、執拗に
 
「このままだと、容疑がかけられたままの状態だ」
 
「こちらへの捜査協力に時間を使った方がいいと思うが、、、」
 
などと、強制はしないもののこちらにプレッシャーをかけてくる。
 
 
この辺が、また「本物」っぽかったんだよなぁー!
法にのっとって強制はしないけれど、捜査協力を求める。
 
マジで警察感あったわー。
 
 
そこでワタシが、
 
「で、その容疑が晴れるためには、
 どれくらいの時間がかかるんですか?」
 
と聞いたところ、
 
「最長で2時間ほどです」
 
との答えが返ってきた。
 
 
いやいやいやいやいやいやいやいや!!!
 
なんで、そんなに時間を使わなきゃいけないの?
 
どちらか問うまでもなく、ワレ被害者やん!!?
 
 
と思い、
 
「協力できるのは、せいぜい15分です」
 
と答えると、またしつこく、容疑がかかったままになるだの、
協力する方があなたのためみたいなことを言ってくる。
 
 
めんどくせぇ、、、、
 
でも、ホントだったら、さらにめんどくせぇ、、、
 
片方に「面倒くさい」。
そしてもう片方にも「面倒くさい」が乗った天秤が
揺れ動くのが頭に浮かんだ。
 
 
しかし、マジで11時からミーティングが入っていたので
 
「せめてそのミーティングが終わった後にしてほしい」
 
という希望を伝えると、
 
 
「では、余裕を見て1時間半後に
 もう一度電話をかけるので、必ず出てください」
 
といって、その電話は終わった。
 
 
その後、当然ワタシは
 
「警察 非通知電話」
 
をググり、操作のために警察が非通知設定で
電話をかけてくることがあるのかを確認した。
 
 
そこで、
 
警察が捜査のために
非通知で電話をかけてくることはナイ!
 
という事を知り、現在に至るなう、な感じだ。
 
(結局、もう電話はかかってこなかった)
 
 
 
さてさて。
 
今まで、相当数のサギを撃退してきたのだが、
今回はタイミングと声の質が絶妙だった。
 
 
あのまま「捜査二課」につなげられていたら
どうなっていたのかは少々興味があるが、
まぁロクなエネルギーじゃないから浴びない方がいい。
 
 
今回の件で、ワタシのことを
 
「マジかwwww
 イグゼロ、アホwwwww」
 
「瞬時に分かるやんwwww」
 
と思ってもらって構わない。
 
 
ただ、ほんの少しの気のゆるみで、
相手のいう事に耳を傾けてしまうことは
誰でも絶対ないとは言い切れない。
 
 
サギは、頭をフル回転させて
なんとか騙そうと日々努力を重ねている。
 
その努力に、こちらがハマってしまうことは
ありうる話なのだ。
 
 
ここのところ、ガリガリに働いていたので
バリアが薄くなっていたかもしれない。
 
結果としては騙されることはなかったし、
おそらくそのまま進んでいたら
途中で気づいたかもしれない。が、
 
ホント、みんな気をつけてねー!!
 
 
ではでは。
 
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク