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着火する人。

「イグさん、なんで色んなジャンルのセミナーを
 やれるんですか?」
 
「どうやったら、そんなに節操なく
 思いつくんですか?」
 
と、お褒めいただく(?)ことがある。
 
 
おかげさまで、今では30種類ちかくの
セミナーのネタを持っているけれど、以前は
 
「株」
「目標設定」
 
くらいしかネタを持っていなかった。
 
 
実は、
それ以外のセミナーは、ほとんどすべてが
 
「誰かからのリクエスト」
 
で作ったんだよね。
 
 
 
誰かに、
 
「イグさん、こんな内容のセミナーできないんですか?」
 
と言われると、
 
「ああ、できるよ。今度やるよ」
 
と(軽率にも)即答する。
 
 
 
そして、
 
安請け合いした後に、
 
 
「燃えあがれ!オレのオタク魂!!!!」
 
 
と、必死に調べまくって作る。
 
 
さらっと作っているように見えるかもしれないが、
作っている当人は、超絶必死だ。
 
 
もう、優雅とは真逆で、
水面下で足がもげちゃうくらいバタバタしている。
 
 
「そもそも、このテーマの定義とは?」
 
「例外はないか?」
 
「本質的なポイントをついているか?」
 
「そもそも、面白いか?」
 
 
といったことを丹念に作り上げ、
作った内容の半分以上は削除し、濃度を上げる。
 
 
そんな繰り返しをしている間に、
たくさんの話ができるように、ならせてもらえたわけだ。
 
 
 
で。
 
 
今回の主題は、
 
 
「こんなにセミナー作れるのすごいやろドヤァァアアァッ!!」
 
 
という話ではない。
 
 
そうではなくて、
そのリクエストをしてくれた人の話。
 
 
 
面白いことに、けっこうな確率で
 
 
「イグさん、こんなセミナー作ってくださいよ」
 
 
とリクエストした本人は、
 
 
「そ・の・セ・ミ・ナ・ー・に・来・な・い」
 
 
という事案が発生する(笑)
 
 
 
「作ってくれたら、絶対参加します!」
 
「私だけじゃなくて、仲間も何人も誘ってきます!」
 
 
と言ってくれていた人が、来ない。
 
当然、その人の仲間も来ない。
 
 
 
また、
 
 
「あのセミナー受けたいんで、
 近いうちにやってくださいよ」
 
とか、
 
「東京じゃなくて、私の住んでいる
 ○○県でセミナーやってくださいよ」
 
といったリクエストをしてくれる人もいるんだけれど、
やっぱり、けっこうな確率で本人は来ない。
 
 
本人に悪気があるわけではなく、
用事が入っちゃったりすることがほとんどなので
別にこっちは気にしない。
 
 
 
いやね。
 
 
そりゃ、はじめのうちは
 
 
「えええぇぇぇえぇーーーっ!?
 アナタが作れって、リクエストしましたやん」
 
 
とか、
 
 
「アナタに日程合わせて開催しましたやん」
 
 
と思っていた、器の狭い時期もあった。
 
 
 
でも、あまりにも多いので、最近は
 
 
「「着火」してくれたんだな、ありがとう。」
 
 
と、自然に思えるようになった。
 
 
 
 
そう。
 
 
その人からのリクエストがなかったら、
そのコンテンツは生まれなかった。
 
今でも、この世に存在していないだろう。
 
そして、私の財産(知識的にも、つながり的にも)にも
なっていなかっただろう。
 
 
 
その人から「セミナーやって」と言われなかったら、
他の人と出会えるチャンスもなかっただろう。
 
もちろん、お仕事としてやることもなかっただろう。
 
 
 
だから、
 
「コンテンツをリクエストした本人が来ない」とか、
「セミナー開催を依頼した本人が来ない」というのは、
 
感謝こそすれ、気まずくなったりもしない。
 
 
  
その人の役割は、私に
 
 
「コンテンツを作ろう!」
 
「この日にセミナーを開催しよう!」
 
 
と、本気で思わせるところで、一度完了している。
 
 
私の心に火をつけてくれた「着火する役目」を
担ってくれたわけなので、ありがたい存在だ。
 
 
 
なので、最近は
 
 
「来なくていいから、リクエストない?」
 
「日程決めてほしい。来なくてもいいから」
 
 
と、なるべく本人が気軽になれるように声かけしている。
 
 
 
だって、それが本心だからね。
 
 
 
 
さて。
 
 
あなたの周りにも、そういった
「着火する人」が、いるかもしれない。
 
 
あなたになにかをリクエストする人。
 
あなたの予定を作る人。
 
 
もし、そういう人がいたら、
個人的には大切にするといいなー、と思う。
 
 
仮に、その人があなたにリクエストしたことを
受け取らなかったり、忘れていたとしても、
きっかけを作ってくれたことには違いないのだから。
 
 
「アナタがお願いしてきたから頑張ったのに!」
 
とか、
 
「アナタのためにやってあげたのに!」
 
みたいのは、ヤボってぇものだ。
 
 
(まぁ、本当に個人的なプレゼントとかだったら
 残念だけれどね)
 
 
 
「着火する人」と「受け取る人」は、別でいい。
 
 
ギフトを用意するきっかけをくれた人と、
ギフトを実際に受け取る人は、別でいい。
 
そして、その両者に感謝すればいい。
 
 
そう考えると、お互いに気楽かなー、なんて思う。
 
 
 
あなたを「着火」させてくれる人は、誰ですか?
 
 
 
ではでは。

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