スポンサーリンク

アドバイスを活用できる人、できない人

人からのアドバイスって、ありがたいよね。
 
もちろん、アドバイザーの
エゴを満たしたいだけの
 
「どう?私ってすごいでしょ?」
 
的なアドバイスは、ご免こうむりたい。
 
 
けれど、相手のためを思って
精一杯のアドバイスをしようとしてくれる人の話は
とてもありがたいものだ。
 
 
 
私も、いろんな方々のアドバイスを受けて
なんとか生きながらえているし、
 
他の人が、誰かからアドバイスを受けて
より一層かがやく自分を手に入れるのも
見てきているし、
 
たまには、私も大切な友人たちに
アドバイスらしきものをさせていただくこともある。
 
 
その中で、
 
人からのアドバイスをガンガン吸収して
成果を上げていく人もいれば、
さほど変化の無い人もいる。
 
 
それって、なぜなんだろう?
 
と、不思議に思っていたんだけれど、どうやら
 
「このポイントの違いだな」
 
ということが見えてきたので、
今回はそれをシェアしたいと思う。
 
 
 
 
さてさて。
 
 
アドバイスを受けて成果を出す人と
そうでもない人の違い。
 
そんな風に書くと、
ものすごい違いがありそうなんだけれど
実際のところは、きわめてシンプルだ。
 
 
両者の違いは、基本的に
たった1つの前提の違いしかない。
 
その、たった1つの前提の違いとは?
 
 
成果を出す人は、
 
「アドバイスに、正解はない」
 
と思っていて、
さほど変化の無い人は
 
「アドバイスには、正解がある」
 
と思っているふしがある。
 
 
 
詳しく説明するね。
 
 
まずは、あまり成果を出さずに
変化が少ない人。
 
その人は、
 
「この世のどこかに、
 今の私にバッチリフィットする
 “正解のアドバイス”がある」
 
と、心のどこかで思っている。
 
 
なので、色んな人の話を真剣には聞くんだけれど、
 
「んんー。
 この人のアドバイスは、“正解”じゃない気がする。
 今の私が成果を出す最短距離のアドバイスは
 他にあるんじゃない?」
 
と思い、また別のアドバイスを求めたり、
別の人にアドバイスを求める
 
「アドバイス・ジプシー」
 
に陥ってしまう事があるようだ。
 
 
たしかに、中には遠回りになってしまう
アドバイスもあるだろうし、
成果に結び付かないアドバイスもあるだろう。
 
でも、ひとつ間違いなく言えることは、
相談した側が「これは正解!」だと思ったアドバイスは
大抵の場合、解決に結びつかない事が多い。
 
 
なぜなら、
 
アドバイスが欲しい時っていうのは、
相談者の理解のキャパシティでは解決できないことに
直面した時でしょ?
 
それなのに、本人が
 
「ああ、これだな」
 
と、はじめから理解出来るっていうことは、
根本の解決には結びつかずに
良くても対処療法にすぎない事の方が多いと思わない?
 
 
根本的解決をするためには、本人が
 
「はぁ?なにそれ!?
 そんなこと、思いもつかなかった」
 
「そんなこと、できるわけないじゃない!」
 
と、はじめは拒否反応があるものの方がいい。
 
 
それが本人のキャパシティを超え、
次のステージに向かう道だったりもする訳だ。
 
 
 
それに対し、成果を出す人の特徴は
 
「アドバイスを聞いた。
 まぁ、アドバイスに正解はないから、
 そんな意見もあるんだな」
 
と、軽く受け止める。
 
 
そして、軽く受け止めるからこそ
 
「じゃあ、とりあえずやってみるか」
 
と、大した決心もしないまま、とりあえず
アドバイスの通りにやってみる。
 
 
正解なんてないんだから、
いつまでも探し求めていても
無駄無駄無駄無駄ァァーー!!!
 
と、本人はそのアドバイスや行動に
違和感を感じながらも、実行してみるわけだ。
 
そして、ダメなら
 
「ダメだったわ」
 
という報告を、アドバイスしてくれた人か
別の人にして、
 
「この方法はダメだったんだけれど、
 別の方法で、なんかある?」
 
と、その時点で次のアドバイスを求める。
 
 
もちろん、成果を出す人も、
アドバイスを受けたからと言って
100%実行するわけじゃない。
 
だけれど、成果を出す人は、
アドバイスを吟味する時間が、圧倒的に短い。
 
 
その前提にあるのは
 
「アドバイスに正解なんてものは、ない」
 
という事だと思うんだよね。
 
 
「自分のキャパシティを超えていることに
 自分が判断したって、意味がない」
 
「正解はないけれど、
 なんとなくイイ方向に向かいそうなら
 それでいいんじゃね?」
 
「全然理解不能だけれど、
 この人が言うのならば、
 少なくともやってみる価値はあるだろう」
 
 
そんな風に考えて、
自分にフィットしない服を着ているような
違和感を感じながらも、進んでみる。
 
ダメな時もあるけれど、
フィットしない服を着てみることが
自分の成長になることだけは知っている。
 
そんな感じだと思うんだよね。
 
 
 
で。
 
ここが大事だと思うんだけれど。
 
アドバイスをする方も、人間。
自分のアドバイス通りに実行してくれた人には
 
「なら、もっといいアドバイスをしなければ」
 
と、ハートに火がつく。
 
 
逆に、ずっと「正解」を求め続ける人には
 
「えー、なにかひとつでも実行してからきてよ。
 なんで、ずっとアイディア出し続けないといけないの?」
 
と、うんざりしてしまう。
 
 
行動をすれば、アドバイスをしてくれている人を
「味方」「自分のチーム」に引き入れることが出来る。
 
行動をしないと、アドバイスをしてくれている人は
いつまでも「傍観者」だし、もっといくと
その傍観者であることもやめて、離れて行ってしまう。
 
 
それは、あなたがアドバイスをする側に回った時に
すでに実感している事なんじゃないかな?
 
 
 
さてさて。
 
 
「正解がある!」と思って、
真剣に耳を傾ける人が成果を出さず、
 
「正解なんてないでしょ?」と思って
適当にやってみる人が成果を出す。
 
 
なんかものすごい不公平感を感じるかもしれないけれど
実際にそうなんだから、しょうがない。
 
 
学校のテストでは「正解」がある。
 
でも、社会に出ると
 
お仕事でも、
 
人間関係でも、
 
生き方でも、
 
正解なんてものは、どうやらないみたいなんだよね。
 
 
少なくとも
 
「こうしたら、100人中100人全員が
 幸せな人生を送れます」
 
なんていう公式は、ない。
 
 
ないんだから、アドバイスも
ある意味、フレキシブルという名の「てきとー」感で
求めて、聞けばいいのだ。
 
 
アドバイザーにとっては、
あなたが真剣に聞くことよりも、
てきとーに聞いていても実行してくれる方が
何百倍もうれしいのだから。
 
 
ってなわけで、
 
私も正解を求めず、てきとーに聞いて
できるかぎり行動していきますので
諸先輩方、よろしくお願いします(笑)
 
 
ではでは。
 

YouTube版はコチラ

 ↓

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク