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親子関係って、難しいよね

「親との関係が、うまくいかない」
 
そんな悩みを持っている人が、まわりに
けっこう多い。
 
 
特に、
 
男性は、自分の父親と。
 
女性は、自分の母親と。
 
 
どうやって付き合って行けばいいのかに
ちょっと手を焼いている人が多いみたいだ。
 
 
まぁ、人生で最も長く付き合っている同性だから、
いろいろあるのも、仕方ないのかもしれないね。
 
 
今日話す話は、実体験と、人から聞いた話と、
そこからの想像を含めた話になるけれど
 
 
「どうやったら、
 親との関係を良くできるのか?」
 
 
を、一緒に考えていきたいと思う。
 
 
 
また、「家族」「親子関係」は
テーマ的に深い話なので、思いついた時に、
何回かに分けて書く話になると思う。
 
 
 
 
さて。
 
 
 
まず今回は、親子という人間関係の
構築プロセスを見ていくことにしよう。
 
 
 
 
 
まずは、あなたが生まれたところから、
人間関係はスタートする。
 
 
そこからしばらくは、親は
 
「絶対者」
 
として、
 
「愛のある支配者」
 
として、あなたの全生活を保護、監督してくれる。
 
 
 
この時点では、親よりも自分が優れているところは
 
「若さ」「純粋さ」
 
くらいしかないだろうから、
基本的には親の意志が、あなたの行動のすべてとなる。
 
(魂レベルが~~とかの話は、よくわからん(笑))
 
 
 
 
 
親は、一生懸命にあなたを育てる。
 
それこそ、自分の命と時間を捧げて。
 
あなたがどんな失敗をしたとしても、
それをなんとかしてくれる。
 
 
 
これが親子の人間関係のスタートであり、
親側からすれば、あなたとの人間関係の中で
最も感情が揺り動かされる、思い出の深い期間なわけだ。
 
 
 
 
 
 
そこからどんどんと年月は経ち、
 
 
あなたは、今まで絶対だと思っていた親の価値観が、
実は、たくさんの考え方の一つだということに
気付き始める。
 
 
あなたの価値観に刺激を与えてくれる人は
どんどんと広がっていく。
 
 
それをあなたは、どんどんと吸収していく。
 
 
また、感情が揺れ動く体験を
親とは全然違う場所で、違う人と重ねていく。
 
 
 
 
 
 
逆に、親の価値観は、どんどんと
収束方向に進んで行くステージとなっていく。
 
 
親は、年齢的に
 
 
「色んな価値観があるんだろうけれど、
 私は、コレ!」
 
 
と、生きる方向性を、なんとなく定め、
広げることに熱心じゃなくなる(という親が多い)。
 
 
また、感情が揺れ動く体験は
日常の中から、どんどん少なくなっていく(という親が多い)。
 
 
 
 
 
 
 
 
そこから、人間関係は
ややこしくなっていく。
 
 
 
親としては、もっとも自分の感情を
揺り動かされた頃のあなたを
 
「あなた」
 
だと思っている。
 
そして、親自身の価値観は、収束方向に向かっている。
 
 
 
対して、
 
あなたは、どんどん感情が揺り動かされることが
毎日のように起こり、変化していく。
 
さらに、あなたの価値観は、広がる一方だ。
 
 
 
こんな事から、
 
 
 
親は、親の立場から
 
「なんで、いうことを聞いてくれないの?」
 
となり、あなたはあなたの立場から
 
「なんで私を狭い世界に閉じ込めようとするの?」
 
となる。
 
 
 
 
感情が揺れ動く時期と、
価値観の収束/拡大の時期が異なっているのだから
当然と言えば当然だ。
 
 
 
 
 
 
また、「家族だから」という甘えとエゴが
双方にある事で、よけいややこしくなる。
 
 
親としては、愛と言う名のエゴで、
子供が自分のコントロールから離れていく状態に
痛みを感じる。
 
 
 
子供としては、「絶対者」だった存在が
こんなにも小さい存在だったのかという気持ちと、
そんな存在にコントロールされている(いた)状態に
反発心を覚える。
 
 
大変だよね。
 
 
 
 
じゃあ、どうすれば親子の人間関係は
よい関係であり続けられるのだろう?
 
 
 
それは、基本的には
 
「双方ともに、新しい人間関係を創り上げる」
 
という努力が必要なのかな?なんて思う。
 
 
 
 
 
 
 
親も子も、
 
「相手が、一人の人間である」
 
という、当たり前のことを、心から認めなければならない。
 
 
そんな試練を、双方が自分で解決しなければならない。
と思うんだよね。  
 
 
 
 
 
 
親は、絶対者でなく、長所も欠点もある一人の人間。
 
 
子供は、自分とは全く違う価値観の中で
人生を選択していく、一人の人間。
 
 
 
その、当たり前のことを、
もう本当に腹の底から、心の奥の奥から理解しきった上で、
 
新しい付き合い方を構築していかないと
なかなか難しいんだろうね。
 
 
 
 
 
圧倒的強者だった親を、
一人の人間として、愛を持って同等の存在と認める。
 
 
自分の庇護がなかったら、
1日たりとも生きていけなかった子供を
一人の人間として、愛を持って同等の存在と認める。
 
 
 
それを、自分だけじゃなくて
相手もやってくれなかったら、
良い人間関係になりにくいんだから、まぁ難しいわ(笑)
 
 
 
 
 
 
 
もちろん、今話したアプローチ以外にも
たくさんの方法はあるだろう。
 
 
また、ごく自然に
 
「あ、この人も人間だ」
 
「この子も、人間だなー」
 
と思える親子もいることだろう。
 
 
 
その上で、
 
もし、親子がギクシャクした時には
今日話したような考え方を思い出してみてもいいかもね。
 
 
 
自分の中にある「親である」「子である」という甘えやエゴを
ちゃんと見つめて、
 
相手を、心の底から「人間である」と認める。
 
 
 
あなたが相手を認め、尊重すれば、
それが心からのものであれば、
相手も、少しは尊重してくれるようになるんじゃないかな?
 
 
 
とまぁ、こんな事を書いている私自身、
いろんな「もがき」もあるし、コンプレックスもあるし、
偉そうに語ったりは出来ないんだけれどね。
 
いや、マジで(笑)
 
 
 
ではでは。
 

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