今までリアルビジネスからネットビジネスまで
いろんなプロジェクトに携わってきた。
その中には、ヒットしたものもあるし、
背筋が凍るほど上手くいかなかったものもある。
また、売れなかったものの
あとからものすごい財産になったものもあるし、
後々まで「やらんといた方がよかったかなー」
と反省するものもある。
その中で、ふと今朝思いついたのが。
売れるプロモーションは
「カキクケコ」
の順番で考えてゆくとよくて、
仕掛けてゆく側とお客様の
満足度の高いプロモーションは、逆の
「コケクキカ」
の順番で考えてゆくといいんだな、ということ。
これだけだと、まったくもって
「なんのこっちゃ?」
だと思うので、少し説明をするね。
さて。
まずは、満足するプロモーションから伝えた方が
しっくりくると思うので、
「コケクキカ」
から説明すると。
まず、仕掛け側が満足し、
お客様に満足されるプロモーションの
最初の一歩は、
販売するものの
「コッカク」
「骨格」
を考えるところからスタートする。
「このコンテンツの素晴らしさを伝えたい!」
「この商品の理念を、お客様に届ける!」
みたいなところだね。
その骨格がしっかりしてから
「ケーカク」
「計画」
を立てる。
どのようなスケジュールで販売するのか?
とか、
どのような順序で作業を進めるのか?
という、全体的なイメージを作るわけだ。
そして、そのあと
「クカク」
「区画」
してゆく。
主には
「この作業は、誰にいつまでにやってもらうのか?」
というような、具体的な区切りを
徐々に明確にしてゆくわけだね。
で、おもむろに
お客さまへ告知してゆくキャンペーン
「キカク」
「企画」
を展開する。
今までに作ってきたものを、
どうやってお客様に見せるのか?
という「見せ方」を考えて、
実際に展開してゆくわけだ。
この場合、最後に決めるのが
「カカク」
「価格」
となる。
どれくらいだったら、この商品やコンテンツは
市場に受け入れられるだろう?
ということを、最後に決める、という感じだね。
この順番だと、満足度は高いし、
理想のお客さまが手にしてくれやすい。
ただ、売り上げ規模としては、
大したことない、という場合がほとんどだろう。
個人的には、こっちの
「コケクキカ」
の方が好きなんだが、今、
圧倒的に売れる仕組みを作っているのは、
「カキクケコ」
の方なんだよねー。
「カキクケコ」は、
まず「価格」から入る。
市場の規模が、どれくらいなのか?
そのうちの何%が購入したら、売上げがいくらになるのか?
そのための適正価格は、いくらなのか?
というスタートだ。
そして、
「お客様に興味を持ってもらうには、
どんな企画にすればいいのか?」
「目を引く企画は、どんなものなのか?」
というキャンペーン構築をして、
「じゃあ、そのためには
誰を広告塔にすればいいのか?」
「そういう企画にマッチした人を
いつまでに見つければいいのか?」
「決算に間に合うためには
どういうスケジューリングなのか?」
という「区画」を決定し、
そのあと
「じゃあ、そのためには
どんなスケジュールで進めて行くのか?」
「外注さんと社内稟議を、どう進めるのか?」
という「計画」を立てる。
最後に残った「骨格」は、
正直、あまり重要視されない。
企画が当たれば、その後付けで
骨格を頭で考える。
売れなければ、骨格は見向きすることもない。
この場合は、企画が間違っていなければ、売れる。
ただ、骨格は大してないので、すぐに飽きられるし、
クレーマーなどのお客さまも非常に多くなりがち、
というのが、おまけで付いてくるかな?
。。。ちょっと
「カキクケコ」
の方を悪く書き過ぎているかもしれない。
ただ、「売れる」ということを考えると、
「最初に価格、企画ありき」
「ブランディング、キャンペーン、見せ方が大事」
というのが、今はもてはやされる。
誰もが霞を食べて生きているワケじゃないし、
世の中は実績重視なので、
「まずは、売れること」
を念頭に置くのは、全然間違いじゃない。
ただ、
「価格と企画ありき」
だけでやっている人は、たいていは5年くらいで
燃え尽きる。
あまり幸せそうじゃないし、
「売れていないと、誰からも愛されない病」
みたいになって、なんかかわいそうだ。
だからといって、
「骨格」派の人は、いつまで経っても売れず、
認められないことでフラストレーションをためることにもなる。
なので。
当たり前だけれど、一番いいのは、
「カキクケコ」
も、
「コケクキカ」
も、両方を大事にすること。
ひとつのプロモーションにおいては、
「価格、企画ありき」派の人と
「骨格、計画ありき」派の人が
ケンケンガクガクぶつかりながら、
お客さまへのフォーカスを見失わずに
ひとつのプロモーションを創り上げてゆく。
そして、個人においては、
「カキクケコ」も、「コケクキカ」も、
両方大事なんだな、という認識を持ったり、
「Aというプロモーションでは
カキクケコ派の役割を担い、
Bというプロモーションでは、
コケクキカ派の役割になろう」
という、
「プロモーションによって
自分をチェンジさせる」
という方法もある。
(私は、この方法でバランスを保っている)
さてさて。
一番いいのは、
「自分のやりたいことが
時代にもマッチして、
お客様に喜んで受け入れられること」
そのために、
「カキクケコ」
も、
「コケクキカ」
も、大切にしていきたいものです。
ではでは。
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