ミスコミュニケーションって、あるじゃない?
もちろん、明らかな失言だったり、
相手を怒らせるような発言をした場合は別だけれど、
「なんで怒らせちゃったんだろう?」
と、不思議になることもあるよね?
その理由はとてもシンプルで、
「脳内検索エンジンが、一人一人違うから」
ということだと思う。
脳内検索エンジン?
ええ、まぁ、また造語だけどね。
私たちは、一人一人、自分のアタマの中に
自家製の
「脳内検索エンジン」
を持っている。
ヤフーとかグーグルとかと同じように
ある単語をインプットされると、
一瞬にして自分の脳におさまっている結果を
はじきだしてくれる、ありがたい能力。
それを、私たち一人一人が持っている。
ただ、
私たちのコミュニケーションを複雑にしているのは
「それぞれの人によって、
出てくる検索結果が全然違う」
という問題があるからだと思うんだよね。
たとえば、「犬」と聞いただけで、
ある人の脳内検索エンジンは
「かわいい」
「ベストフレンド」
と出てくるかもしれない。
でも、また別の人のエンジンにかかると
「国家権力のしもべ」
「こわい」
なんて出てきているのかもしれない。
ここで、コミュニケーションミスが起こる
っていうわけだよね。
「セミナー」なんて言葉は
「学び」
「成長」
という人もいれば
「アヤシイ」
「なんか壺とか売りつけられるところ」
という人もいる、代表的な言葉のひとつなのかも(笑)
そうなんだよ。
単語によって、いろんな回答が導き出されるんだけれど、
その並び順が、人によって全然違うのだ。
それが、コミュニケーションミスの
最大の原因なんじゃないかな?
極端な人になると
どんな言葉を聞いても
特定のことと結びつけたりしている場合もある。
たとえば、陰謀論が好きな人だったら、
「犬」と聞いても、脳内では
「もしかして 犬 陰謀 ?」となっているし、
「大統領」と聞いても、
「もしかして 大統領 陰謀 ?」となり、
「もしかして ランチ 陰謀 ?」となり、
「もしかして フェイスブック 陰謀 ?」となり、
「もしかして 楽しい 陰謀 ?」となったりもするわけだ。
なんでも
「ゴルゴムのしわざか!?」
と、悪の秘密結社のせいにする
正義のヒーローが昔いたんだけれど、
彼の脳内検索エンジンは、かならず
「もしかして ○○ ゴルゴム ?」
とはじき出すように作られていたのだろう。
(ネタが分かりにくくてスミマセン)
まぁ、恋をしている時なんかは、誰しも
「もしかして ○○さん ?」
なんていう検索エンジンになったりするから
お互い様ってぇやつかもしれないね。
なので。
自分と他の人のコミュニケーションミスを防ぐためには、
まずは
「それぞれが持っている脳内検索エンジンが違う」
ということを認識しておくこと。
そして、
誤解を生みそうなシチュエーションだったり
相手だったりする時には、
なるべく相手の検索エンジンにひっかかりやすいように
単語を増やすことが大事なのかもね。
「犬」
だけじゃなく
「犬 小さい ラブリー 陰謀じゃない」
みたいに?笑。
さらに。
大事だな、と思うのは、
「自分自身の脳内検索エンジンを
ベストに保っておく」
ということ。
好きなことは好きのままでいいんだけれど、
過去の体験や学習によって、
今の自分にとって不適切な「検索結果」が
出てくるようなら、自分の検索エンジンを
調整した方がいいかもしれない。
検索結果が望ましくないのなら、
その結果が出てくる順位を低めるために、
新しい考え方をインプットしたり、
新しい体験をしたりする。
(セルフSEO対策、
って言うとピンとくる人もいるかな?)
それは、自分の意思でできるのが
私たちの持っているエンジンの素晴らしいところだ。
さてさて。
脳内検索エンジン。
それは、あなたの個性を形づくっているもの。
人と違うエンジンだから、あなたはあなたでいられる。
だから、そのエンジンがどんなものであろうと
誇りを持っていいと思う。
その上で、
自分にとって
「この検索結果は、望んでいるものではないな」
という事があるのだったら、
それを調整してもいいと思う。
そして、人との違いを理解し合い、
お互いの検索エンジンを磨き合えれば
素敵な関係になるように思う。
あなたの脳内検索エンジンを
素敵に磨いてくれている人は誰ですか?
ではでは。
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