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間違い探し。

なんとなく、
見るとふと思ってしまうのだが、
雑誌とかサイゼリアにある
 
「間違い探し」
 
って、別に
「間違って」いるわけじゃないよね?
 
2枚の絵の中で
「違って」いるところはあるけど、
それが「間違って」いるわけじゃない。
 
どちらが正しく、
どちらかが間違っているわけじゃなく、
ただ単に「違って」いるだけ。
 
 
そりゃあAの絵から見たら
その差異は間違っているのだろうし、
Bから見たらAこそが間違っている。
   
 
そしてそれは
探さなければ分からない差異だからこそ
「ほら違う!」となるのだろう。
 
カンガルーとゴーヤチャンプルーくらい
全然違うのであれば、そもそも
「違いはどこ?」
なんてならない。
 
むしろ共通点を探す方が難しい。
 
 
と、考えると。
 
人間関係においても
 
「お前の方が間違っている!」
 
なんていうケンカは、
たいていの場合、間違い探しくらいの
ほんの些細な差異なのかもしれないね。
 
ほとんどの部分が似通っているからこそ
成立する「間違い探し」。
 
まったくの異次元人なら
並べて比べようともしない境涯。
 
そしてその「間違い」も、
ほとんどの場合は
「間違い」ではなく、単なる「違い」。
 
なのかもしれない。
 
 
さてさて。
 
私を含む多くの人は、
小さな方に目を向けるクセがある。
 
世界が概ね平和だから、
ニュースや事件は取り上げられる。
 
朝起きられて、ご飯を食べられ、
息ができて眠れるから、
足りないものに不満を抱く。
 
同じように、ほんの小さな、
目を凝らさないと分かりにくい
相手との差異だからこそ、
 
「お前の方が間違っている!」
 
と気になる。
 
 
あいや、細部を気にするなとは言わない。
 
その上で、実のところ
腹を立てているのは、
誰からも命令されてもいない
 
「間違い探し」
 
を勝手にやっているだけなのかもな、
という視点も、持っていてもいいのかも
しれないね。
 
 
同じところも、
お互い様のところも、
きっとあるのだろうから。
 
ではでは。
 

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