以前、「取り柄は1つなのがいい!」という
スペシャリスト賛歌みたいな記事を書いた。
それはそれで皆様に読んでいただけたのだが、
「今度は、ゼネラリストの良い所の記事を
書いてください!」
というメッセージが、大絶賛1~2通やってきた。
なので、今回は
「いろんなことができてしまう」
というバランス型、ゼネラリストさんの
素晴らしい所を書いていきたいと思う。
ちなみに、スペシャリストがいいぜ!
って書いた時も伝えたのだが、
私は生粋のゼネラリストである。
もう、ワンちゃんで例えたら、
ワタシは血統書付きの雑種みたいなもので、
「ここに様々な血が混ざっていることを証明します」
「正真正銘の雑種です!」
と堂々と言えることだろう。
ざっと挙げていくと、
ライティングもまぁできるし、
しゃべることも、そこそこ。
作ったセミナーはジャンルだけで数十種あるし、
人様をプロデュースさせていただくこともあるし、
企業さん同士をつなげたりもしてきた。
コンテンツメーカーであり、
セールスであり、マネージャーである時もあるし、
以前は顧客対応デスクの責任者だったこともある。
あ、システムエンジニアだったこともある。
また生年月日で人様を診断することもできるし、
氣功は修行17年目で人を吹っ飛ばせるし、
料理も出張料理とかはできるレベルだし、
株式トレードのDVDは数千枚売れたし、
出版した本は自己啓発系と短編小説だし、
あとはもうここでは言えないようなナイショもある。
もう、圧倒的雑種である。ごった煮である。
むしろ闇鍋に近い。
こんなワタクシなので、なおさらスペシャリストの方々に
とてつもない敬意を払うのだが、
こんなゼネラリストのワタクシが有利な点。それは、
「武器がない」
ことである。
いや、無課金おじさんみたいには、なれないのだが、
「いざとなったら、これに頼ろう」
みたいな、最大の武器みたいのがない。
スペシャリストが「勇者の剣」を持っているとしたら、
私は「ひのきの棒」を99本持っている感じだ。
だからこそ、自分の武器が
本当のプロフェッショナル相手では
太刀打ちできない、ということを知っている。
これが最大の強みだと思うのだが、どうだろう?
いやね。
もちろん「つぶしが効く」とか、
「一人でもなんとかなる」とか、
「知っている分野を組み合わせられる」とか、
そういう強みも、あるにはあるよ?
でも、それって最大の強みじゃないと思うんだよね。
なまじっか、ちょっとだけは知っているからこそ、
「自分以外の、どんな人の強みも素直に尊敬できる」
というのが、人の和を作っていける在り方になるように思う。
ゼネラリストがもっともすごいのは
「なんでもできる」
という所ではなくて、
「なんにもできないことを知っている」
という所にあると思うんだよなぁ。
もっとエグい表現をするのならば、
「まったく違うスペシャリスト同士の間に入れる」
「スペシャリストさんたちの力を気持ちよく引き出せる」
というのが、ゼネラリストが担える
役割なんじゃないかな?なんて思うわけですー。
さてさて。
なので、ゼネラリストさんにとって最も必要なのは、
「謙虚さ」
だと思う。
あるビール会社のCMは、
「丸くなるな!星になれ!」
というけれど、ゼネラリストさんは
「尖るな!星になるな!丸~くなぁれ!」
である。
ゲームとかでも、
「なんでもできるキャラクター」
ってのは、序盤はまぁまぁ活躍するんだけれど、
後半になればなるほど、お荷物扱いだ。
しかし、最終局面においては
「連続魔法」とか「物理と魔法の合体技」とか
そういうのを覚えたりする。
なので、おそらくゼネラリストさんは
そんなチート技を覚える前までは、
チームの中で、
「あ、これやっておくから!」
「あー、気持ちわかるわー」
「まぁ、仲良くやっていこうよ」
という「和を保つ役割」になれると思うんだよね。
たぶんゲーム内のキャラクターが
現実世界のようにやりとりしているのだったら、
きっと、そういう役割をしていると思う。
「自分が何者でもないのを知っている」
だからこその強みが、ゼネラリストさんにはあると思うぜ!
謙虚に、そして卑屈にならないように、
バランスの中で生きていく。
そしていつか、最強のチート技で
みんなを助ける。
そんなゼネラリストを目指したいものでありんす。
ではでは。
以前のスペシャリスト賛美の記事はこちら
https://exero.jp/torie-1-mushiroii