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一貫性の根。

あなたは「一貫性のある人」と聞くと、
どんなイメージを持つだろう?
 
みんなが迷っている時にも
揺るぎなき信念を発揮するリーダー、
みたいに思う人もいるだろう。
 
逆に、ものすごくガンコで、
自分の考えを譲らない人、といった印象も
あるかもしれない。
 
そのどちらも間違っていないし、ワタシも
そんな風に思ったりもする。
 
 
その上で、
 
「一貫性」を語る上で本当に大切なのは、
その「根」にあるんじゃないかな、などと思う。
 
 
例えばだよ?
 
「女性と食事をする時には男性が奢るべきだ」
 
という、「奢り奢られ論争」なるものがある。
 
 
これに例えば、
 
「もちろん男性が奢るべきである」
 
と答えている女性がいたとする。
 
 
その女性に
 
「では、仮にあなたが男性になった場合でも、
 同じように男が奢るべきだと答えますか?」
 
と質問したとしよう。
 
 
そこで、
 
「もちろんです。私が男性に生まれていても、
 男性が奢るべきだ、という意見は変わりませんし、
 その場合は、私が女性に奢ることでしょう」
 
と答える人は、一貫性がある。
さすがだ。と感心せずにはいられない。
 
 
ところが、
 
「そうなると話は別です。
 私が男性だった時には、女性が奢るべきです。
 男女平等の時代に、何を言っている、と鼻で笑います」
 
と答える人にも、実は一貫性がある。
 
前者は「テーマに対して」一貫性があり、
後者は「自分の利益に対して」一貫性があるからだ。
 
さすがだ。と感心せずにはいられない。
 
 
ちなみに、これは男性の場合でも当てはまる。
 
今、「男が奢らなきゃダメ!」と言っている男性に
性別が変わったら?と問いかけた時、
 
「そうなったら奢ってもらう」と言っても
「そうしたら私、払っちゃう」と言っても一貫性がある。
 
が、女性の場合と見え方は変わるがね。
前者の場合は性差で判断する人に見えなくもないし、
後者の場合は、ギバーなのかモテ狙いなのかわからん。
 
 
さて、当然だが、この例はほんの一例でしかない。
 
 
実のところ、思ったよりも多くの人が
自分の中に一貫性を持っている。
 
一貫性は、なにも傑出したリーダーとか
特別なガンコ者だけの産物ではない。
 
ただ、その「根」がどこから生えているのかで
だいぶ印象が違って見えているだけだ。
 
 
ある人は「原理原則」に。
 
ある人は「自分の利益」に。
 
ある人は「信仰」に。
 
ある人は「過去の経験」に。
 
ある人は「特定人物の顔色」に。
 
ある人は「その時の気分」に。
 
 
それぞれ、一貫性を持っている。
「根」が違うから、印象が異なるだけだ。
 
 
 
と。いうことは。だよ。
 
 
逆から見てみると、
 
「同じ主義主張を言っているように見えて、
 実はまったく違う根から発信している」
 
ということも起こりうる
。。。ってか、それこそが大問題の種のことが多い。
根の話なのに、種になっちゃうという(笑)
 
 
たとえば同じようにビジネスで成功している人たちでも、
その「根」が違うと、「集わない」という現象が
めっちゃ頻繁に起きている。
 
これは音楽性の違い、とか、
芸術性の違い、とか、
性格の不一致、とか、
 
さまざまな場面であるだろう。
 
 
ビジネスで成功した。
 
同じジャンルの音楽・芸術を愛している。
 
家庭円満であることを望んでいる。
 
世界が平和でありますように。
 
 
同じであっても、違う。
 
それは視野、視座の違いや、
立場や環境の差もあるだろう。
 
 
それと同じくらい、
「一貫性の根」と、その優先度によって
まるで違う世界観を持っていることになる。
 
 
なので、
 
「男女平等!」だろうが、
「奢り奢られ問題!」だろうが、
ビジネス論だろうが何だろうが、
 
どちらか言えばそのテーマや手段の賛否より、
根にある目的の共鳴性の方が
長期間の付き合いにとっては重要だったりする。
 
 
 
さてさて。
 
 
「コレコレについて、どう思いますか?」
 
というテーマに対して、
自分と同じ意見を持っている人とは
話が合いやすい。
 
しかし、その「根」が違っていたら
袂を分かつことになりやすい。
 
 
逆に、
 
テーマに対して違う意見を持っていたとしても、
大切にしている「根」が同じであれば、
時間を重ねるにつれて分かり合えて来るものだ。
 
人間関係という年輪を重ねるためには、
各論での意見が違っていたとしても、
同じような「根」を持っている人を大切にするのが
幸せに生きる一つの方法なのかもね。
 
 
あなたは、何について、どんな「根」を持っていますか?
 
 
ではでは。
 
 

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