人と接している時、違和感を感じる時ってあるやん?
個人的には、
「直感は間違うけれど、違和感は間違えない」
と思っているので、他の方々が放つ違和感には
少しだけ気をつけようとしている。
もちろん、人はそれぞれ、どんな風に生きてもいい、
と思っているし、何が幸せか、正解かなんて
人によって千差万別だとも思っている。
また、一所懸命に生きていない人の方が稀で、
みんな毎日を、自分の「解」に向かって
がんばって生きているということも異論がない。
ただ、それらとは別に、
「ん?なんか違和感があるぞ?」
「違和感を通り越して、ちょっとオモローだぞ」
と不謹慎にも思ってしまうのは、
ワタシの人間性の低さを物語っている。
では、この違和感の正体は、何なのか?
特に人に対する違和感の正体とは、何なの?
ということなのだけれど、
ひと言で表すと、
【 言行不一致 】
に尽きるとは思う。
言っていることと、やっていることの差。
これが違和感を生む。
では、この「言行」の「言」ってなんなの?
そして「行」ってナンジャラほい?と浅堀りしてみるのだが。
個人的には、「言行」の
「言」は、【 アイデンティティ 】。
「行」は、【 優先順位 】。
のように思う。
ここで言うアイデンティティというのは、
「私って、○○だから」
「私は○○という人間である」
という「自分が評している自分」のこと。
たとえば、
「私ってば、サバサバしてるしィ~」
「俺は漢だっ!」
「私は人に気を遣う方」
とか性格的なこともそうだし、
「私は○○株式会社の社員である」
「私は○○さんの妻です」
「私は日本人女性です」
みたいなのもある。
違和感が生まれやすいのは性格的なものの方だが、
役割や国籍や性別なども「え?」というアイデンティティを
持ってらっしゃる方もいる。
アイデンティティは、よほどのことがない限り
普段は変わることがない。
転職、結婚、引っ越しなどのライフイベントがあったり、
新しい環境で、新しいアイデンティティが追加/変更されることはある。
で、優先順位というのは文字通り
「森羅万象の中で、何を優先しているか?」
「選択するものの順番」
という「本人の大切なものランキング」になる。
たとえば分かりやすく言うと、
多くの人にとって「仕事」も「家族」も大事だろう。
しかし、この優先順位が真逆の人の人生は
まるで変わってくる、ということは想像に難くない。
祝日でも仕事に行く人は
(少なくともその行動自体は)仕事を優先している。
人事異動を「子どもを転校させたくない」と断る人は
(少なくともその行動自体は)家族優先かもしれない。
これが、お金、虚栄心、愛、趣味、親、子、貢献、世間体…など
ありとあらゆるジャンルが人の中に優先順位としてある。
もちろん、その時の緊急性や重要度によって
優先順位が変わることもあるが、
「平常時の優先順位」
は、そんなには動かない。
でだ。
このアイデンティティと優先順位に乖離があると
それは「言行不一致」となり、違和感になる。
たとえば、
「たまには祝日くらい一緒に家族とすごして!」
と言われているのに、毎週末仕事に行く人にも
「これも家族のため!」
という「家族思い」というアイデンティティがある。
しかし実際の優先順位が
(一緒に暮らしている家族からすると)
「家族」より「仕事」に見えてしまうので、ここで
言行不一致の違和感が生まれてしまう。
「俺は世界的ミュージシャンになる男!」
というアイデンティティを持っている人なのに、
ずっとグータラしている人は、
「曲作り」よりも「休憩」を優先しているので
まわりからすると違和感がある。
「私はギブ!ギブ!ギブの与える人!」
というアイデンティティなのに、
勝手にワインを開けたら怒り狂う人は、
「与える」よりも「高級ワイン」を優先しているので
あー、へー、スミマセン。ってなる。
ここで大切なのが、本人の中では
「家族思い」も、
「世界的ミュージシャン」も、
「愛と貢献の人」も、
アイデンティティとしては揺るがないし、
実際にその項目も、本人の中にはインストールされている、
ということ。
ただ、それ以上に「はい?」と思う項目が
優先順位の上位に(本人の意識とは無関係に)
位置しているのが問題点なだけなのだ。
基本的に違和感になりやすく、
(ワタシも含め)優先度上位に収まりやすいのが
・自分の利益、既得権保護
・自己承認欲求、虚栄心
・自己正当性、他者評価権
なんかかな?
「私は愛の人」と言っている人は
間違いなく愛を持っている。
「私ってば、サバサバ系だしぃ~」という人は
サバサバ部分もなくはない。
「世の中、金じゃないよ」という人は、
お金という項目自体は、優先順位欄に入っている。
「ない」ものは否定すらしないからな笑
ただ、本人のアイデンティティと
実際に行動する優先順位が違うから
違和感を生むのだ。
「俺は金じゃあ動かねぇ!大金で動く!」
という人の優先順位が「お金」だった場合、
違和感はなく、むしろ清々しい。
「これは私の自己満足でやってます」
という人の行為は、迷惑行為でない限り
人は温かく見守りやすい。
そんなもんでしょう?
さてさて。
「違和感には気をつけた方がいい」
ってのの最大の問題は、
「本人は、アイデンティティを優先順位の
落差に気づかないまま行動していることも多い」
ということだ。
つまり、
「良かれと思って」
勧めてくれたり、やったりしていることが
最大の悲劇を生んだりもする。
もちろん、バリバリに意識して
「これは、お得情報」
と勧めながら自分の利益のことしか考えてない
「他者愛アイデンティティだけど自己利益優先」
みたいなことも多い。
が、それよりも厄介なのは、
「本人の中で自己洗脳が完成して、
本当は優先順位が違うのに
思い込んだアイデンティティを発信し続ける人」
だ。
はた目から見ている分には滑稽でイタいだけだが、
巻き込まれると危ないので避けた方がいい。
そしてもちろん、これは他人だけの話ではない。
ワタシ自身も、
「言葉で世界を美しく」
とか言いながら、
実際には「いいね!もっと欲しい!クレ!」
が優先順位の上位に鎮座しているのだからなッッッ!!
あー。特に
「他者貢献」「真理」「愛」「在り方」「気遣い」
「ビジネス」「パートナー」「家族思い」「Win-Win」
などを声高に言い続ける人については
その人が本当に宿している優先順位を見極めた方が
互いに平和に暮らせて行けると思うのでやんす。
ちなみにワタシは、自分の利益と
自分の承認欲求と虚栄心を大切していく
「自分のことはそこまで好きでもないが、
他の人から否定されるのは、だが断る」
というアイデンティティを持っておりますので
そこんところよろしくです!
ではでは。
