今回はビジネスのお話。
主にターゲット(お客様候補)選定に関して。
えー…
たぶん、何かしらのコンテンツを提供している人は
まず間違いなくハマってしまう落とし穴がある。
もちろん私も何回もその穴に落ちまくっている。
その落とし穴というのは、
「一番必要な人に届けよう」
という想いだ。
「え?自分が心をこめて磨いたコンテンツなのだから
一番必要としている人に届けようとするの、
当たり前じゃないですか?」
という反論が心に浮かんだ方へ。
この世で君だけ大・正・解☆
と歌い上げたいのだが、ココが難しい。
少し遠回りになるが、以前ワタシが体験した話を
ここで披露したいと思う。
私は自分のセミナーとなると、
踊り続けないと○んでしまう靴を履いているかのように
しゃべり続ける習性がある。
なので、本編セミナーの休憩時にも、
まったく別ジャンルのミニセミナーを話したりしていた。
ホワイトボードに10種類くらいの
ミニセミナーのタイトルを書いて、
「じゃあ、今からミニセミナーやるので、
このホワイトボードに書いてあるジャンルの中で
興味あるものに手を挙げてください。
一番、数が多かったものの話をします」
とやるわけだ。
するとだよ。
たとえば
「3㎏は無理なくダイエットできる方法」
という内容に手を挙げる人は、必ず痩せている。
いや、もう、いらんやん!!と心の中でツッコむ。
また、
「10万円をしっかり稼ぐ方法」
みたいな内容に手を挙げるのは、
すでに年商で億を稼いでいる方々だ。
もうお分かりだろう。
「パートナーシップを良好に…」
めっちゃ仲良しのパートナーがいる人が挙手。
「時間管理の…」
1日で何個もプロジェクト回している人が挙手。
「料理の…」
飲食店経営者さんや料理の先生が挙手。
「ライティングの…」
私よりプロのライターさんが挙手。
そうなのよ。
「もう、充分ですやん?」
という方に限って、さらにその情報を
ピンポイントで欲しがる。
逆に、
「いやいやいや!!
あなたのために今この話をしてるんですけど!?」
みたいな人ほど、まったく興味を示さない。
もう視界に入っていない。
なんなら、「へぇー」と言いながら、
脳内では今晩の夕飯のことを考えている。
恐ろしいことに、人は自分に必要なものほど、
必要だと認識できない。
ダイエットが必要な人は、ダイエット情報を避ける。
集客に困っている人は、集客より先にロゴを作りたがる。
パートナーが欲しい人は、
出会う前に理想の結婚生活を語る。
ワタシも含めて、人類はわりとそんな生き物である。
もちろん、「なんとかしなければ!」
みたいに思っている人もいるが、
実際に目の前に「それ」が現れても、つかまない。
なぜなら、問題解決は「そこ」にない、と思っているから。
てか、見えてない。
別の例も挙げておこう。
消臭効果のあるファブリ○ーズを売る際、
メーカーさんは当初、
タバコやワンちゃんの匂いが充満している部屋が
パパっと匂わなくなる、というCMを流していた。
とんでもなく、大コケした。在庫の嵐だ。
そこで、CMを変えた。ターゲットを変えたのだ。
もう、非の打ちどころもないキレイな部屋を掃除し終え、
そこにファ○ブリーズをシュッとする。
で、満足げにクンクンする美人さん、みたいなCM。
これで、爆発的に売れるようになった。
つまり、
「本当に必要であろう人」に訴求しても売れなかったのに
「もう十分すぎであろう人」をターゲットにしたら売れたのだ。
悲しいけどこれビジネスなのよね by スレッガー中尉
きっと、真面目で誠意のあるコンテンツ提供者ほど、
「これがあれば、今、困っている人が助かる!」
と思ってコンテンツを用意し、そして
その方々に届くようにメッセージを整える。
しかし、かなりの確率で、それは届かなかったりする。
マジで悲しい。そしてワタシも何回も同じ過ちを繰り返す。
ビジネス初心者に集客のことを話しても響かない。
家事の負担を減らしたい人に圧力鍋の話は響かない。
パートナーいない歴=年齢の人に、
相手の話を聴く方法を伝えても響かない。
ライティングで生きていきたい人に
うまい人のコピーを写経して、と言ってもやらない。
なぜなら、「それ」が解決になるという
脳のシナプスがつながっていないから。
なので、これの解決方法は、2つになる。
ひとつは、ターゲットを変えること。
すでに「もう、必要ないじゃん?」という人に
訴求する人を変えるわけだ。
ビジネスセミナーなら、ビジネス上級者に。
圧力鍋の話なら、圧力鍋の研究家に。
パートナーの話は、神聖モテモテ王国の国王に。
ライティングの話は、プロコピーライターに。
そうすれば(コンテンツが本物なら)売れる、かもしれない。
あともう1つの方法は、見せ方を変える。
脳のシナプスがつながるくらい、分かりやすく訴求する。
もう、目の前にあるよ!くらい、分かりやすく。
例えば、
朝にコーヒーを飲んでもらいたいのなら
「朝専用缶コーヒー」と銘打って提供する。
単なるミントのアメなのに、
「禁煙用キャンディー」と銘打ち、
「タバコが吸いたくなったらコレ」と、たばこの横で売る。
今までまったく売れていなかった
「海苔の細切りを作る五連のハサミ」は、
「シュレッダーとしてどうぞ」としたら、爆発的に売れた。
カップヌードルは海外では壊滅的に売れなかったが
「具の多いスープ」としたら、いきなり認知されるようになった。
それが現実だ。
さてさて。
今は、「2つの解決方法」として紹介したが、
実のところは、
「脳のシナプスが、すでにつながっている人に売る」か、
「脳のシナプスが100%つながるように、かみ砕いて売る」
ということで、実は1つだったりもする。
マジで悲しい現実だが、
お客様(候補)は、そこまでしないと見てくれない。
なぜなら、他のことで忙しいから。
脳は、そこまで他のことにカロリー使いたくないから。
もちろん、これは、
いざ私たちが顧客側に回った時には
同じようなことが起こる。
「これ、、、、絶対にイグさんに必要なのに!!!!」
と思われているものに、ワタシの目は行ってないのだろう。
そんなナイスなシナプスがあるワケがないからな!
ってなことで、
素晴らしいコンテンツを提供している人にこそ
読んでいただければと思っております。
…と締めようとしたが、この記事は、
そういう最良コンテンツホルダーには届かない。
なぜなら、本当に必要な人は、
ここまで読まないからだ。
読んでいるのは、
「うわぁ…分かる…」
と頷いている、すでにある程度できている人たちである。
悲しいけどこれ、
たぶん今回の記事の実証実験なんだよね(笑)
ではでは。
