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誰がためにフォーカスする?

いろんな人とうまく人間関係をやっていくポイントとして
 
「相手にフォーカスする」
 
ということが言われることがある。
 
 
 
ザックリ説明すると、
 
自分ではなく、相手にフォーカスすることによって
相手の心をオープンにしよう!
 
みたいなオススメだ。
 
 
 
これ自体は、とても大切だと思うし、
意識すると人間関係がとても良好になると思う。
 
 
 
 
ただ。
 
 
これには大前提があって、
 
 
「で、その相手フォーカスって
 誰のためにやっているの?」
 
 
というポイントを外すと、大きな間違いになるんだよね。
 
 
 
その「誰」というのは、もちろん
 
「自分」なのか?それとも
 
「相手」なのか?
 
っていうことね。
 
 
 
 
もし、
 
 
「自分のために、相手にフォーカスする」
 
 
ということになると、
 
 
「相手から、いかに奪えるか?」
 
「自分に都合のいいものを、どうやって相手から引き出すか?」
 
 
みたいな思考回路になり、
相手の心はオープンになるどころか、閉じる一方だ。
 
 
 
たとえば、
 
 
「あなたは小さい頃、どんな人間だったのですか?」
 
 
とか、
 
 
「あなたの普段の生活は、どんなものなのでしょう?」
 
 
という問いかけでも、
 
 
「自分のために、相手フォーカス」
 
 
という気持ちで聞くと、単なる個人情報の奪取になってしまう。
 
 
 
それが、
 
 
「相手のために、相手にフォーカスする」
 
 
という風になると、
 
 
同じ質問の言葉であったとしても、
 
 
相手に気づきを提供したいという愛情から発せられることになる。
 
 
 
相手はそれを敏感に気がつく。
やられれば、すぐに分かるよね?(笑)
 
 
 
 
 
 
また、フォーカスが
 
 
「自分フォーカス」
 
 
だったとしても、
 
 
「相手のために、自分フォーカス」
 
 
をするのであれば、
 
 
「あの人のために、私にできることは何だろう?」
 
 
「今、自分が提供できる事はあるだろうか?」
 
 
という話になるので、悪いどころか
むしろ相手はとっても喜んでくれる。
 
 
 
 
 
ってなわけで、
 
 
 
「自分のために、相手フォーカス」
 
して、誰かから何かを奪おうとするくらいならば、
 
 
 
「自分のために、自分フォーカス」
 
 
した方がいい。
 
 
 
 
たとえば、
 
 
「私は、小さい頃、どんな人間だっただろうか。。。?
 そして、それが今の私に、どのような好影響と悪影響を
 与えているだろうか。。。?」
 
 
とか、
 
 
「私自身の普段の生活は、いったいどのようなものなのかを
 あらためて振り返ってみよう。
 私は、自分自身の将来のために、
 どんな風に日常生活を変えることが出来るだろうか?」
 
 
みたいにね。
 
 
 
 
 
 
「自分のために」
 
を考えるのは、決して悪い事じゃない。
 
 
そして、
 
「自分フォーカス」
 
だって、それ自体が悪!というわけじゃない。
 
 
「相手フォーカス」
 
が、絶対善というわけでもない。
 
 
 
でも、
 
 
最悪の組み合わせである
 
 
「自分のために、相手フォーカス」
 
 
をやりすぎると、相手はどんどん心を閉ざして
離れて行ってしまいかねないから、お互い気をつけたいよね。
 
 
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
 
「相手フォーカスになろう!」
 
 
という言葉には、実は隠れた前提がある。
 
 
その前提に気がつかないと、
 
 
 
「こんなにあなたにしてあげているのに
 どうして分からないのっ!!?」
 
 
「ぼくは、しにまちぇーーーん!!!!」
 
 
となるので、注意が必要だ。
 
 
 
相手のためを思いやれる、
平和な日常をおくりたいものだよね。
 
 
ではでは。

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