最近は、私のまわりでも、
自分でセミナーを開催したり、
起業して何かを販売する人が増えてきた。
その時に、やっぱりはじめは
「こわい」
「うまくいかなかったら、どうしよう?」
という気持ちが湧いてきてしまうのは
むしろ当たり前だと思う。
これは何も、セミナー開催や起業に限った話ではなくて、
会社で新しい仕事に挑戦する時もそうだろうし、
好きな人に好意を伝える時もそうだろう。
もちろん、他にも色々なシチュエーションがあるだろう。
自分がやることに自信がなくて、
「こわい」「うまくいかなかったらどうしよう」
と思っている時に、自分がやろうとしていることを
スイスイやっている人を見ると、うらやましくなる。
「いいなぁ、あんなにうまくできて」
「やっぱり、ベテランは違うなぁ」
「それにひきかえ、私は。。。」
なんて思ってしまう事も、多々あるだろう。
でも、ちょっと考えてみない?
あなた自身が挑戦する側ではなく、
受け取る側だったら、なにを期待するだろうか?
たとえば、
あなたがセミナーを受ける時、
あなたが商品を購入する時、
あなたが仕事を依頼する時、
あなたが人からの好意を受け取る時、
あなたは、提供する側の
「経験」「ベテラン度合い」を必要としているだろうか?
もちろん、経験が豊富にあった方が
受け取る側としては安心する面もあるだろう。
でも、それが最優先の価値かといえば、
そんなことはない。
優先されるのは、提供する側の経験よりも、
「受け取れるギフト」に他ならないだろう。
どんなに経験があったとしても、
どんなにベテランだったとしても、
提供されたものが残念なレベルだったら、
「えええ?こんなものなの?」
と、がっかりしてしまう。
逆に、相手が初めてやることだったとしても、
期待していたものと同等か、それ以上の価値を感じれば
「素晴らしい!ありがとう!」
ってなるよね?
そもそも、提供する側が考えているほど、
受け取る側・お客さんは、
「その人の経験、ベテラン度合い」
なんて、考慮すらしていないことの方が多い。
考慮していたとしても、
それは安心材料のひとつという意味以上のものはない。
お客さんの立場からすれば、そんなことは
言うまでもない当然の事だよね?
だから。
自分が何か新しいことにチャレンジする時には、
「経験が足りない」
とか、
「うまくいかなかったら、どうしよう?」
なんて、考え過ぎるんじゃなく、
「とにかく、今の自分が提供できる
ベストのギフトを用意しよう」
という事にフォーカスすればいいんじゃないかなぁ、
なんて思うんだよね。
実は、
「うまくいかなかったら、どうしよう?」
と考えている時は、自分にフォーカスが向かっている。
自分が、カッコ悪かったらどうしよう?
自分が、稼げるはずのお金を受け取れなかったらどうしよう?
自分が、プライドを傷つけられたらどうしよう?
自分が、愛されなかったらどうしよう?
と、自分を中心に考えてしまっている時だよね?
自分の欲しいものが手に入るかどうかなんて、
自分ではコントロールできない。
それよりも、相手に受け取ってもらえるものに
フォーカスした方が、建設的だ。
「自信がない」っていうのは、
極端に言えば、自分の事を中心に考えている時にしか
考えつかない心理状態だ。
スーパー自己中な時に、
人は「自信がない」と思う事が出来る。
相手に100%意識が向いていたら、
自分の自信なんて、ふり返って見ている余裕はない。
そんなものだったりするよね?
なので、もし今あなたが何かをやろうとしていて
「でも、自信がないなぁ」
と思っているのだとしたら、
そんなもったいない時間と意識の使い方をやめてみるのも
ひとつの方法だと思うわけなのですわ。
で、
これは、自分が経験を積んできたことにも言えるわけで。
「もう、ある程度経験を積んできたら大丈夫だろう」
「まぁ、これくらいはベテランの私としては
当たり前だよね」
という気持ちのゆるみは、自分に意識が向く
「悪魔のささやき」だ。
新しいことにチャレンジする時も、
自分が相当の経験を積み重ねたことをやる時にも、
やっぱり同じ事が必要だと思う。
「ベテランを蹴っ飛ばせ!」
そんな心構えで、いろいろとやっていきたいと思う
今日この頃ですわ。
ではでは。