たとえば、生理学とか栄養学とか
あるいはスポーツ工学とかは、
とても素晴らしい学問。
その上で、それを知識として知るのと、
実際に自分が健康で栄養バランスのいい
健やかな身体であるのとは、別。
知ってるけど貧弱、じゃあ意味ない。
だって、これらの学問は、
あまたの身体の経験を整理したものだから。
それと同じように、
心理学も、とても素晴らしいもの。
ただ、それを深く学んだからと言って
人の心が分かった気になるのは、ちょい違う。
「人の心理？知ってるよ」
うん。
で、あなたに血は通ってるの？
クールな分析なんかいらない。
あなたは、今の私が見えているの？
。。。それって、多くね？
な？
心理学。それは、あまたの人の心を
アタマで整理したものだから。
他にも、経済学、スピリチュアル、
画法、マーケティング、作曲、人の営み。
エトセトラ。エトセトラ。。。
見失っちゃ、いけない。
実際に体を動かしてきた人。
実際に心が動いたもの。
カラダと、アタマは違う。
ハートと、アタマは違う。
それを分かった風に騙るのは、
人ひとりひとりへの冒涜。
ひいては、それぞれの学問への
冒涜にもなってしまうかもだから
気をつけないといけないよね。
体感覚を頭で語る。
心を頭で語る。
「それは。つまり。」
そんなひと言で済ませる思考停止はダセエなぁ、と
個人的には思いまするのでありんす。
すでにある言葉の引用は、言った本人を賢く見せる。
けど、それは何千人が通ってきた、
思考停止の借り物にすぎない。
あなたの生の体験を、
ひと言で分かったような人の言葉に
耳を貸さんで大丈夫やで！
ではでは！