不思議なもので、和暦が変わると
数年の間に、日本や世界が大きく
パラダイムシフトする事件が起こる。
平成2年には、バブル崩壊があった。
詳しくは専門家に譲るけれど、
それまでの金融のあり方が大きくシフトしたことは
間違いないだろう。
昭和は、2年目に「昭和金融恐慌」、
昭和4年には世界恐慌が起きている。
これまた金融の大きなシフト。
そして、大正時代は、大正3年に第一次世界大戦。
さらに明治2年には戊辰戦争が終結し、
版籍奉還がなされた。
もちろん、大きな事件は他にもあるし、
これに、こじつけるつもりもない。
(ちなみに、これを教えてくれたのは
尊敬する先輩であるFさん。ありがとうございます!)
今回言いたいのは、
「世代による価値観が、
今、変わるタイミングなんじゃね?」
ということ。
和暦って、当たり前だけれど
天皇陛下の世代交代。
つまり、「世代のシフト」を象徴する
大きな転換点であると思うんだよね。
そして、これまた偶然かもしれないんだけれど、
平成、昭和は「金融」。
大正、明治は「戦争」。
という、大きな事件でスタートしている。
そして。。。。
言いたいこと、分かってきた?
そう。
今回、令和2年というタイミングで、
今のような状況になっている。
そして、今までの世代の金融や戦争が
引き金になっているわけではない。
もちろん経済的なダメージも負っているし、
戦争時も経済抜きには語れないことがあったとは思う。
でも、今回の引き金はまったく違う
「ウイルス」だ。
目に見えないもので、
主に試されているのは「律する心」だ。
そう考えると、
新しい世代が新しい動きを見せるべき時が
やってきていると感じてしまうのは、
ワタクシだけでしょうか?
いやさ。
実のところ、今回のウイルス騒ぎで、
「人との絆」が、見直されていたりしない?
「あれ?なくなってみたら、
別にそんなにダメージなくね?」
という人間関係や、仕事のやり方が
あったりもするかもしれない。
もちろん逆に、
「この関係は、とっても大切だ」
と、普段なにげなく接していた人の
存在価値に大きく気づいたり、
離れていた人との交流が再開したり。
また、
「これができる」
「こうなるといい」
というものが、リアリティを持って
語られ始めていたりもする。
テレワークしかり、ベーシックインカムしかり。
いろんな動きがあるよね。
今までの和暦が変わってきた時と同様に
「これからこうなる」
が、現実に現れ始め、
まさにステージの、舞台の準備が整いつつある。
そんな胎動は、起こっているよね。
さてさて。
もちろんのこと、早く新型コロナの一連の動きは
終息してほしい。
ただ、「その後」の世界は、
きっと今までとは違う様相を見せるだろう。
ケガというよりも、骨折レベルで
世界がダメージを負ったのだから。
そう、だからこそ。
今、ひとりひとりが希望を持って
やれることを頑張るのがいいと思うんだよね。
やれることが待機でもいい。
大きなことをしようと思わなくていい。
ただ、大切な人を大切にして、
人のやることを攻撃したりしない。
可能性としては、
今の一人ひとりの動きが、
令和全体の空気感、価値観を創っていくのかもしれない。
失われた数十年、と言われるのか?
復興からの美しき蘇りとなるのか?
この骨折が、
変に曲がったままになるのか?
より強靭になって動けるようになるのか?
今を生きる我々世代が、
実は今、これからの数十年を
選択できるのかもしれない。
少なくとも、そう考えたら
目の前の不安だけに捉われたり
しなくなるかもしれない。
世代交代。
価値観のシフト。
いずれにしても、
希望を持って毎日を過ごしていきたいと
思う次第でごりんす。
ではでは。