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学ぶなら枝じゃないよ根!

また今日も、
一部から反感を買いそうなことを書いてみる。
 
 
昔より、会話術とか人間心理とかを勉強して
コミュニケーションを円滑にしよう!と
考えている方が増えているように思う。
 
 
私自身、人の幸せは人間関係にあると思うし、
円滑なコミュニケーションは
日々の豊かさをアップさせる素晴らしいことだと思う。
 
なので、そういう勉強って大切だなー、と
心から思う。
 
 
。。。んだけれど。
 
 
ごく一部の人は、それを
 
「相手をコントロールしてやろう」
 
「自分の有利にコトを進めるために使おう」
 
みたいな目的だけに使おうとして、
それが、なかなか滑稽に見えたりもする。
 
 
 
会話術も人間心理分析も、結局は「術」。
 
 
コミュニケーションの本質ではなく、
単なる道具のひとつにすぎない。
 
 
どんなにたどたどしてくても
相手のことを思った言葉や行為は
その善意が伝わるし、
 
自分の利益だけを考えていると、
それがどんなに流れるように巧みでも、
そのコントロール感が相手に伝わっちゃうんだよね。
 
 
 
そりゃ、新しいことを覚えたら、
誰でも使いたくなるのはわかる。
 
 
だから、いろんな会話術や
心理テクニックを私に対して使われても、
100%の悪意でない限りは、見て見ぬふりをする。
 
 
。。。まぁ、昔は
 
「あなたの手相を見せてください」
 
と街頭で言ってきた人に対して、
 
 
「見せますけど、その後、ワタシにも
 あなたの手相を見せてくださいね☆」
 
 
と言い返して、相手が
 
「。。。もっと!。。もっと
 ボクの手相を見てくださいよぅぅぅっ!!!」
 
とお願いしてくるようにしたり、
 
セールスマンに、逆に私の商品を
買っていただいたりしたこともあったが
もう、そんな若気の至りチックなことはしない(笑)
 
 
 
 
その上で。
 
 
「術」であっても、学ぶのであれば
その意味を深く理解し、
 
浅いところではなく、
根本に基づいた実践をされるといいかなぁ、
なんてことを、上から目線で申し訳ないけれど思う。
 
 
 
たとえば、心理テクで
 
「ミラーリング」
 
というものがあるんだけれど、それは
 
「相手の心に同化する」
 
というのが、本来の意味。
 
 
なんだけれど、
 
「相手と同じポーズをとったり、
 相手と同じ動きをする」
 
みたいに捉えている人もいたりする。
 
 
以前お会いした人の中で、
どうやらミラーリングを覚えたての人がいて、
 
 
私がお水を飲むと、向こうもお水を飲む。
 
腕を組むと、腕を組む。
 
 
みたいなことをやってきた人がいた。
 
 
そして、「私と同じことをする」のに気が回っていて、
肝心の説明が、うわの空、という状態。
 
 
「おいおい、それだとブックウェイトローリング。。。
 本末転倒だよユー!」
 
 
ということを分かってもらいたかったので、
 
わざとコップを左に動かして、
相手が動かした途端、次は右に。
それが終わったら、また左に、
みたいな動きをしてみた。
 
 
右。左。右。左。イッチニッ!イッチニッ! 
 
右。左。右。左。イッチニッ!イッチニッ! 
 
 
と、こっちが露骨にやっているのに、
相手はしばらく続けていたので
他から見たら、
 
「なに?コントの練習?」
 
みたいな、非日常的
喫茶店空間になっていたことだろう。
 
(もちろん、そのあと相手にお伝えしたけどね)
 
 
 
あと、他にも「ダブルバインド」という心理技法があり、
それは、
 
「前提を上重ねしてしまう」
 
というのが、本来の意味。
 
 
ところが、
 
「デートに行きたい時に、
 レストランがいいか遊園地がいいか、
 二者択一にする」
 
みたいに、
 
「AかBというダブルを提示する」
 
と誤解している人とかもいる。
 
 
いや。。。
 
もう、そんな古い手法でノッテくれる女子は、
もともとあなたのことが好きなんだぉ。
 
と、そっと伝えたい。
 
 
 
そうじゃなく、
 
 
「あなたのことをよく分からずに
 デートに誘ってくるような男って、うざいよね」
 
 
みたいのが、本来のダブルバインドなんじゃないかな?
 
 
 
 
ってなわけで。
 
 
ビバ会話術!
 
あっぱれ心理テクニック!
 
 
でも、
 
それは前提として心があってこそだし、
心があったとしても、枝の部分で何回も練習したら、
かえってあなたの心が伝わりにくくなっちゃうよ!
 
おたがいに気をつけたいよね!
 
 
  
あなたのよさを知らずに
会話術でなんとかするような人ってうざくない?
と言いながら、
あなたが今、画面を見ているのと
同じ姿勢になってます。笑。
 
 
 
ではでは。

 

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