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「モテる」と「愛される」の違い。

先日、
 
「モテる人と愛される人の違いって
 なんですか?」
 
という質問を受けた。
 
(もう、最近、こんな答えにくい質問ばっかり)
 
 
 
質問者さまの近くには、
ものすごくモテる女性がいるそうだ。
 
 
モテ方や恋愛などの指南をするほどに
男性のこともよく分かっているらしい。
 
 
ただ、
 
ご本人も多くの男性に
アプローチされるんだけれど
いざお付き合いとなると、なかなか始まらない。
 
アプローチしてくる男性を
叩き斬ってばかりいる。
 
 
また、お付き合いをし出したとしても
なかなかパートナーシップが続かず、
ぎくしゃくして別れちゃう。
 
そんな人がいるそうな。
 
 
 
たしかに、
そういう方っているんだろうね。
 
 
 
個人的には、
ご本人が幸せであればそれでいいと思うし、
 
幸せのかたちは、人の数だけあっていいと思うし、
 
そんな方の恋愛指南も、
ニーズがあるのならばいいと思うし、
 
そもそも、ワタシに男女のことなんか語れないし。
 
 
 
。。。なんだけれど、
 
 
「こう言っちゃなんだけれど、私はモテる!
 人にアドバイスだってできる!
 
 。。。けど、なんで自分自身のお付き合いは
 うまくいかないんだろう?」
 
 
と思っている方もいるかもしれないので、
その辺を、おずおずと考えてみたいと思う。
 
 
 
「はぁ?お前はどうやねん?」
 
と、自分自身にツッコんでいるワタシが
心の中に駐在しているんだけれど、
 
質問を受けたからには、
なんとか満足してもらいたいという
謎のプライドがあるからね。笑。
 
 
 
 
さて。
 
 
男女のフクザツなナンヤカンヤは
それこそ恋愛アドバイザーがたくさんいるので、
そちらにお任せするとして。
 
 
言葉を扱う者としては、
非常にシンプルな答えに行きつく。それは。
 
 
 
「モテる」は、能動態。
 
「愛される」は、受動態。
 
 
 
それだけ。
 
 
 
 
「愛され女子」とは言うけれど
「愛す女子」とは、あまり言わない。
 
 
「モテる女性」とは言うけれど
「モタれる女性」は、胃腸薬を常備している。
 
 
 
なので、モテるけれど愛され女子になりにくい、
という方は、
 
 
「能動的だけど、受動的になるのが苦手」
 
 
という傾向があるんじゃないかな?
と思う。
 
 
 
たとえて言うならば、
太陽と月の関係に近いように感じる。
 
 
太陽は、そのものが輝く。
 
その場にいるだけでまぶしい光を放ち、
引力も、とんでもなくでかい。
 
太陽こそが中心で、周りを
他の惑星がグルグル回り、翻弄する。
 
 
「モテる」ってのは、こういう感じがする。
 
 
 
モテる人っていうのは、
 
華やかで、人を惹きつける魅力が高い、とか、
その人が中心で、多くの人を翻弄する、みたいな
イメージもあるから
あながち、間違いではないだろう。
 
 
 
そして、自らが光り輝くわけだから
 
「自分みがき」
 
をすれば、その太陽のパワーは
増すことになるだろう。
 
 
 
 
対して。
月は受動的だ。
 
 
自らが燃え上がるのではなく
太陽の光の反射で、静かな輝きを放つ。
 
夜に天を照らし、
引力も、太陽に比べれば、やわらかだ。
 
地球の周りを周り、
地球を包み込んでいる。
 
 
どちらが優れているとか、そういう話ではなく
イメージとしては、こんな感じ。
 
 
なので、
 
「愛される」には、
「自分みがき」は、さして効果がないように思う。
 
 
持っている特性が「受動」というものなので
働きかけをすることによって、
どうにかなるわけじゃないから。
 
 
 
働きかけるよりも、
相手の光を、ただ受け入れるとか、
相手の動きに合わせて動くとか、
 
そういう感じなんじゃないかな?と
言葉を扱う者としては思う。
 
 
 
これは、
 
 
「女性自立の時代に、ナニ言っちゃってるの?」
 
「イグさんは、男尊女卑なんですね、あーそうですね」
 
 
という話じゃなく、男性であっても同じだと思う。
 
 
男性も、太陽のような時もあるだろうし、
月のような時もあるだろう。
 
 
輝く魅力を発揮する時もあるし、
誰かの光を受けて、また別の人を照らす時もあるだろう。
それと一緒。
 
 
ここでカチンと来ている人は、
たぶんモテている人だから、それは素敵だ。
 
 
とはいえ、
 
能動がよくて、受動がダメ、みたいな考えは
バランスを欠いているようにも思うんだよね。
 
 
 
ここは繰り返しておくけれど、
 
私は、どの人が、どのような生き方をしても
その人が幸せならオッケーだと思う。
 
 
正解なんてないし、
男女関係、人間関係なんて、
関係する人の、関係する乗だけあると思う。
 
 
その上で、
 
「もっと愛されたい!」
 
という時には、一度、ご自身が持っている
魅力と引力とは別に、
 
「月のように受動する自分」
 
も、受け入れてみてもいいかもしれないね。
 
 
 
決める、でなく委ねる。
 
話す、でなく話される。
 
惹きつける、でなく惹かれる。
 
甘える、ではなく甘やかされる。
  
 
そんな感じ?
 
 
 
 
受動はしているけれど、
包み込み、波を立たせ、いつもよりそっている。
 
そんな、おだやかな影響力も
素敵な選択肢になるかもしれない。
 
 
太陽である時。
月である時。
 
 
その双方を愉しめるのも、アリなんだろうね。
 
 
 
。。。今回は、誤解を招きやすい内容なので、
書くのが、ヒッジョーに難しい(笑)
 
 
歯切れが悪い自分を感じつつ。
 
 
ではでは。

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