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「好きじゃない」メッセージの誤謬(ごびゅう)。

あのさ、企業とかで、よく(?)
「早期退職募集」とか
「希望退職募集」とかって、ありますやん?
 
いわゆるリストラってやつね。
 
 
「は?急に何言ってんだイグゼロ?」
 
と思うかもしれないけれど、
まだ大丈夫。ぼくは元気です正気です。
 
 
 
で、話を続けるけどさ。
 
 
会社側としては、
 
「人件費を削減させて、
 スリムな体制で売上をアップ!」
 
みたいな思惑でやったりするんだろうけれど、
その時に必ず出くわす現象がある。
 
 
 
それは、
 
「会社に残って欲しい優秀な人から
 退職を希望する」
 
という、会社側からすると
完全にチョ・マテヨな事態。
 
 
 
でも考えてみれば、それはあたりまえ体操で。
 
 
 
だって、優秀な人は、
その会社に固執しなくても、
どこでも働ける自信と実績がある。
 
 
そんな中、会社が人員整理メッセージを
出したのだとしたら、
 
「ああ、じゃあ他に行くいいタイミングか」
 
と判断するわけ。
 
 
 
逆に、こう言っちゃあアレだけれど、
 
「え?この会社から離れたらワタシ大丈夫かな?」
 
という人や、
 
「あー、なんか会社が出してるわー。へー」
 
みたいに、ほへーっとしてて
 
「ちょ、おま、、、お前に言っとんねん!!」
 
とツッコみたくなる人ほど、
その募集には反応しないことが多い。
 
 
 
そして、
 
 
「少数精鋭!キリッ!」
 
「リストラクチュアリング!再構築キター!!」
 
 
となるはずだったのが
 
 
「あれ?少数には、なったけど。。。」
 
「臆病者のリスさんと
 扱いづらいトラさんだけが残ったね」
 
「リストラだけに?ワロタwww」
 
 
みたいにもなっちゃったりする。
 
 
 
、、、んでまぁ、
ここからが本題なんだけれど。
 
 
 
これって、会社組織だけでなく
個人が発信するメッセージにおいても
近しいことは起こってるよね。
 
 
「私、こんな人は好きじゃないです」
 
「こういう人、ホント信じられない!」
 
みたいなメッセージ。
 
 
もちろん、本当に苦手なタイプについては
たまには言及したくなることもあるだろう。
 
 
でも、
 
そんなメッセージが何度も出てくると、
 
 
「なんか、接しにくい人なんだな」
 
 
と思われてしまうこともある。
 
 
 
特に男女というフィルターで、
 
 
「こういう男性はアカン!」
 
「こういう女性はムリ!」
 
 
みたいな発信が多くなると、
一番最初にその人のそばからいなくなるのは、
本当は本人がそばにいて欲しい男性だったり
女性だったりする。
 
 
その理由は、早期退職募集の時と
全く同じ思考回路で、
 
 
「えー、そんなにイロイロと
 いちゃもんつけられるの、コワイ」
 
「それなら、条件とかがない
 ニコニコ幸せな人のところに行こうっと」
 
 
と、どこでも楽しくやって行ける人は
別の人と一緒にいることを選ぶことになる。
 
あたりまえ体操。
 
 
 
もちろん、男女間だけでなく
 
 
「才能ある人しか、友達にはならない」
 
「やっぱ社会的ステータスがないと」
 
「コレに対して、ある程度の知識がないと」
 
「年収がないと」
 
 
みたいに、「友達関係の条件」が多くなると、
愛情にあふれる、本当の友情を築けるような人は
どんどん離れてゆく傾向があるように思う。
 
 
 
そして、本人の中身ではない部分だけで付き合う人か、
 
「おま、、、おまえがそうやろ!!!!」
 
と、完全なるスルーテクを発揮する人だけに
囲まれるようになる(かもしれない)。
 
 
 
 
さてさて。
 
 
もちろん、ガンガン人を斬っていって
残った人たちとだけ付き合うってのも
その人の選択次第だ。
 
また、友達とかは多ければいいというものでもない。
本当に大切にしたい人とだけ
付き合えばいいのも真実だ。
 
 
 
その上で、
 
「好きじゃない」という発信は、
諸刃の剣であることも、事実のように思う。
 
 
 
一番、そばにいて欲しい人から離れていく。
 
一番、会社に残って欲しい人から辞めてゆく。
 
一番、やせてほしくないところから、やせる。
 
 
 
スリム化って、そんなカンタンなことじゃ
できないってぇ事なんだろうね。
 
 
 
ま、この発信自体、どうなのよ?
とも思うのだけれどな!!
 
 
 
あなたが、一緒にいたい人たちに
かこまれて過ごせますように。
 
 
 
ではでは。
 
 
 
 

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